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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想

2017年05月23日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年7月号

 

 表紙は、梅雨時のミカちゃん!
 レインコートに傘姿で、梅雨をイメージした水色に包まれています。
 他、新連載3作品の主人公も顔見せしていますね。

 なお、今月号では「新人4コマ杯」の年間大賞が発表されています。
 気になっていた作品が色々で、雑誌掲載もされるようですし、期待!

 

 

 今月の「短期集中連載の最終回で賞」は、『たにんぐらし』

 

 少女と姉妹の同居生活も、最終回!

 最後は、動物園に行く3人ということで、ひなちゃんが喜んでます。
 はじめ乗り気でなかったみゆきさんも、動物園は好きらしく、
 何だかんだで楽しんでいたのは、よかった。

 ちあきさんも、無遠慮に見えて、みゆきさんの反応を気にしたり、
 そんな所も良い感じでありました。

 みゆきさんは、グイグイ来るちあきさんに苦手意識を感じつつも、
 少しずつ距離を縮める雰囲気もあって、そんな展開に期待がありましたが、
 短期集中連載の最終回とのことで、つづきはないのでしょうかね。

 この微妙な関係性に魅力を感じていたので、もっと長いスパンで
 見ていたかった作品でありましたけど、murata先生の次回作もあるようですし、
 そちらにも期待しつつ・・・楽しませていただきました!

 

 

【新連載!】

●大神先生は鼻がキく (佐野妙 先生)

  

 匂いに敏感な保健室の先生・・・

 【主な登場人物】
 ・大神馨子 : 養護教諭。 嗅覚が鋭く、感情すら匂いで感じとるほど。
 ・蜂谷先生 : スクールカウンセラー。 フェロモンぷんぷん。
 ・犬山先生 : 大神先生の先生。

 私立神ヶ谷学園、その高等部にある保健室にいる大神先生。
 生徒からの評判は、美人じゃない・頼りないなど散々ですけど、
 匂いに敏感な所から縁の下の力持ち的に、陰で役立っているのが面白いです。

 生徒も、仮病で保健室に休みに来ても、匂いで好不調をかぎ分けるため、
 実はわかっている大神先生ですが、それでも休ませてあげるあたり、生徒思い。

 また、匂いで設備の不調をかぎ分け、故障する前に修理することができるのは
 事故予防になっていて、とても大きな貢献をしているように感じられます。
 でも、そのことをわかっている人がいないのは、ちょっと不遇感。

 他にも、フレーメン現象があったり、強い匂いを避けなければならなかったり、
 スクールカウンセラーの蜂谷先生がもつフェロモンにあてられたりと、
 匂いに関するエピソードが面白味になっていますね。

 メガネ外して髪をほどくと美人になる、なんて古典的(?)な特徴も魅力的。
 そんな大神先生の匂いにまつわる日常が描かれる4コマ作品。
 連載スタートとのことで、大いに期待です!

 

 

●ファーストクラスニートましろ (えきあ 先生)

  

 ニートなお嬢様と、彼女に仕えるメイドさん。

 2度の短期集中連載を経ての連載スタート!
 お嬢様のましろさんは、怠惰すぎて生活がおかしい。
 そんな彼女の無軌道すぎるニートっぷりと、世話役・銀崎さんのクールな容赦なさが、
 ド派手に愉快な4コマ作品になっています。

 今回は、ましろお嬢様に虫歯が・・・
 銀崎さんが寝ているスキにお菓子を食べたり、歯の磨き方が雑だったりで、
 当然の結果ではありますが、歯医者に行くことを嫌がっています。

 そこで、銀崎さんが歯医者へ連れてゆく・・・ことにはならず、
 放っておいたのは、むしろ厳しさを感じさせましたね。

 おかげで、虫歯が酷くなったましろお嬢様でしたけど、それでも歯医者を拒否。
 しかし、さすがに銀崎さんが、強硬手段に出ていたのが愉快でありました。

 最後まで抵抗しようとする、あきらめの悪いましろお嬢様も面白かったですし、
 ここから再び始まるニート生活に、期待です!

 

 

●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)

  

 悩み相談に答えてくれる先生・・・

 【主な登場人物】
 ・阿須那久美  : 色々な悩み相談に乗ってくれる旧校舎の先生。
 ・市川モモノ  : 2-Aの生徒。 阿須那先生に相談を持ち掛ける。

 阿須那久美、通称アスクミ先生は、相談に乗ってくれる先生。
 モモノさんから、「常識」の学び方について問われ、ゲームを例に答えるなど、
 質問内容の興味深さと、回答の面白さが、魅力になっている4コマ作品です。

 こちらで描かれるような質問を受けるアスクミ先生。
 常識ってどこで学ぶのか? 確かに言われてみると、ハッキリとしてませんね。

 「常識っていうのは経験で覚えていくもの」という所があると言うアスクミ先生。
 そこから、ネットゲームのマニュアルにない作法についての解説が始まって、
 「常識」の話につなげていたのは愉快でしたけど、わかりやすくもありました。

 また、モモノさんにも仲間内で通じる「常識」があって、そのことについて考えたり、
 真面目に考えを深めてゆく様子は、思考をめぐらす楽しさがあって良いですね。

 そして、アスクミ先生の述べる「常識は知らない人をバカにするためのものじゃない」
 ということが、何より大事なことだと感じられました。

 おかげで、モモノさんの気も少し楽になったようで、アスクミ先生の面目躍如。
 そんな爽快感もありつつ、悩み相談の内容が興味深く楽しめる作品です。

 アスクミ先生がなぜ、今では使われない旧校舎にいるのか、
 そして、今後どのような悩み相談があるのかも気になりますので、大いに期待です!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、日常(?)風景。
 呪いあり、生活感あり、定子様の美しさあり、創作活動の弊害ありと、面白い(^^;
 紫式部の創作の悩みは、くずしろ先生のお悩みでもあるのでしょうかね。

 

●マンドラさんとヒト科たち (ほずの都 先生)

 外に出たがるマンドラさん・・・

 早川くんがそんなことを許すはずもなかったのですが、そこで勝手に
 大学にまでついて来ていたのは、行動力ありますね(^^;

 そこで、マンドラさんの存在を、他人に知られないように奮闘する早川くん。
 その悪戦苦闘っぷりが面白かったものの、最後にとんでもない展開に!?
 一体どうなってしまうのか・・・ 次回も楽しみです!

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生) 

 梅雨、食材のイタミが気になる季節・・・

 そこで、古城さんの提案により、一品もちより女子会が開かれることに。
 市見さんは当然としても、御園くんが通りかかっただけで巻き込まれていて笑!
 あと、偶然いた臼田さんも参加することに(^^;

 そんな女子会は、各人の持ち寄った料理の内容から、女子力を測る流れになって、
 まさかの勝者が決まっていたのは、大笑いでしたね! 予想はしてましたけど。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 藤咲さんと村瀬さん、まだ名字で呼び合う関係でしたが・・・

 2人でお出かけしている最中、ルリルリさんと孝喜くんに会います。
 孝喜くんがシスコンだと指摘する村瀬さんに、姉弟の仲が良いだけだと
 主張する藤崎さんの視界の悪さが、面白かった(^^;

 その後、一香さんと朋也くんにも出会いつつ、一香さんが村瀬さんを
 あだ名で呼んでいることに、藤咲さんが反応していて、興味深かったり。
 でも、それをきっかけに、2人が名前呼びを始める流れが素敵でしたね。
 藤咲さんと村瀬さん、女子同士の友情が、爽やかに楽しい。

 

●すずなの恋 (あづま笙子 先生) 

 三島くんにも、気付きの時が・・・

 喫茶スピカに臨時バイトに入る涼城くん、お客として来たすずなさんには、
 相変わらず輝いて見えるようで、彼女の赤面っぷりが可愛らしかったですね。

 そして、そんな様子を眺めていた三島くんは、彼女の気持ちに気付いて、
 そのことを直接、すずなさんに尋ねていたのは、堂々としていて立派でしたよ。
 さらに、男嫌いを克服できた彼女に「よかったな」と言えていたことも・・・
 ラストのコーヒーの味を想像するだけで、切なくなります。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

 中野くん、ついにプロポーズ・・・!?

 母から送られてきた荷物に、結婚情報誌が入っていたことに、ショックを受ける
 みおさんでしたけど、意外と読み込んでしまうあたり、真面目です(^^;

 そこで、高沢くんがどんな式を挙げたいか気にしたり、想像して現実的に考えたり、
 いつも通りに迷走するみおさんが、切実ながらも面白かったのですが、
 「どうせ結婚なんてできるワケない」と落ち込む彼女に、中野くんがかけた言葉が
 プロポーズすぎて、たまりませんでしたよ! みおさんは気づいてませんけど(´▽`;)

 

 

【新人4コマ杯 4月期月間賞】

・星に願いを (アリモト 先生)

 

 彼女ほしい、そう願った所、星が願いを叶えてくれて・・・?

 【主な登場人物】
 ・青年  : 大学生。 彼女ほしいと独り言をつぶやくと・・・
 ・宇宙人 : 宇宙の宅配業者。 願いを叶えて届けます。
 ・女の子 : 宇宙人さんに拉致されてきた少女。

 彼女がほしいと星空を眺めながらつぶやいた青年の前に、突如現れたUFO。
 そこから出てきたのは、宇宙人な少女と、彼女に拉致されてきた少女。

 口を封じられ、手足を拘束された少女を前に、この状況についての話をする
 青年と宇宙人の会話が面白おかしく、また解き放たれた少女の反応が愉快でした。
 テンポよし、キャラクターよしと、魅力ある4コマ作品ですので、つづき期待!

 


◆ まんがライフ 感想

2017年04月21日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年6月号

 

 表紙は、まったりするミカちゃんたち!
 笑顔のタロー、寝そべるさくらも、可愛らしい。
 他、最終回・2本立て・新連載作品も!

 

 

 今月の「大きな変化で賞」は、『すずなの恋』より、すずなさん!

 

 体育祭後、すずなさんの様子がおかしい・・・?

 涼城くんを見ると、挙動不審になってしまうすずなさん。
 まるで、男子が苦手だった頃のような反応になってしまい、
 涼城くんも自分が避けられているように感じていますが・・・

 体育祭で涼城くんを「かっこいい」と認識したすずなさん。
 彼女の心に起きた変化は、むしろ良い傾向なのでしょうね。

 これまで、すずなさんの心情は「好き」ではない段階だったわけで、
 それはそれで興味深い話だったのですが、これでようやく新たな物語が
 紡がれることになると思うと、期待せざるを得ません。

 男子のことが苦手だったすずなさんが、涼城くんのおかげで変わり始め、
 そして彼に好意を抱くことで、大きな一歩を踏み出すことになりそうです。
 というか、いちいち初々しくて可愛い(^^;

 

 

【最終回!】

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

  

 コミックス4巻は、7月12日発売! ・・・ですが、最終回!!

 あれから2年の月日が流れての最終回となりました。
 進学した者、独立した者、去った者、それぞれがそれぞれの道を進んでいるようで。

 ハルさんは、やはり独立したらしく、社長に収まっていましたが、
 大財閥とは違う会社ながらも、業界コネで仕事をもらえるあたり、実家の恩恵が
 感じられつつ、彼女がそれを拒絶するわけでもない姿勢に、好感を持てましたね。

 そして、徒然くんといえば、別の仕事をしているとのことで、
 たまにハルさんの会社へやって来ては話をしている関係が、何となく良い感じ。

 ハルさんとしては、自分の会社の警備として彼を引き抜きたいようですけど、
 徒然くんの仕事料金が法外で、なかなか思うようにいかない所が可笑しかった。

 それから、久しぶりに紅さんやクリスくん、秋さんと集まっていましたけど、
 大学組と仕事組で温度差があったのは笑゚(*゚´∀`゚)゚
 でしたが、それでも仲が良いのは素敵なことですよね。

 あと1人、じぃのその後も面白かったわけですが、最後のシメはやはり2人。
 ハルさんと徒然くんの笑顔と後姿が、微笑ましく、まぶしかった。
 徒然くんのあのような顔が拝めるとは・・・

 などなど、一大騒動から2年後の彼らが描かれた最終回。
 大きな山を越えた2人の絆はさらに深まり、強まったのだなと感じさせてくれました。

 金持ちゆえに孤立し、結果、高飛車な態度で壁を作るようになったハルさん。
 自らの過去ゆえに重荷を背負い、笑うこともできなかった徒然くん。

 不器用で、誠実で、やさしく、それでいて強く・・・
 そんな2人が、互いに互いを変え、幸せをつかむ物語も、ここに完結。
 楽しませていただきましたー!

 

 

【新連載!】

●マンドラさんとヒト科たち (ほずの都 先生)

  

 理系学生と、不思議生物の同居コメディ4コマ。

 【主な登場人物】
 ・早川     : 理系大学生。 非科学的なものを否定したがる。
 ・マンドラゴラ : 願いを叶える魔法の植物。 通称マンドラさん。

 だいぶ前にゲスト登場した作品ですね。
 実家から送られてきた不思議な植物・マンドラゴラさんに、
 願いを叶えると言われるものの、現実主義な早川くんは断固拒否。

 願いを言うよう仕向けたいマンドラさんと、非科学的なものを否定する早川くん。
 そんな2人(?)の“攻防”が面白おかしな4コマ作品になっています。

 とはいえ、何だかんだで同居生活を営む2人。
 早川くんはマンドラさんの食事である水と栄養剤を与えますし、
 マンドラさんはテレビやゲームを楽しんだりと、楽し気に暮らす様子が微笑ましい。

 と思いきや、事あるごとに、マンドラさんに嫌がらせをする早川くんが愉快(^^;
 マンドラさんも可愛らしいし、この攻防生活がどのように繰り広げられてゆくのか、
 連載スタートということで、大いに楽しみです!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』、コミックス7巻は5月6日発売!
 そんな今回、道長様の大事にしていたものを、倫子様が燃やしちゃうお話。
 まあ、やむなしですけどね(´▽`;) とっておく方が問題ですが、道長様、大物だなあ。

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)

 佐藤さん、ビリーさんとデート・・・!?

 というか、観光案内をしてほしいと頼まれた佐藤さんが、主任の許可を得て、
 2人で色々な場所に行くお話でありました。

 当然、この2人では平穏とはいかない観光になっていましたけど、さらに御園くんが
 主任の命を受けて尾行しており、ダブルボケと尾行ツッコミの組み合わせが愉快でした。
 そして、尾行に気付いていた佐藤さんもですが、即座に言い訳を用意した御園くんも凄いぞ!

 

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生) 

 今回、お泊り会!

 ミント王子、ラベンダー姫、アルカネット姫、その部下・アンニンさんで、お泊り会を
 することになりますが、王子との関係をラベンダー姫から聞き出したアルカネット姫は、
 王子の本心を確かめるべく、ある提案を持ち出します。

 それは、ラベンダー姫を自国に引き抜こうという話。
 まさか好きだから行くななんて王子は言えないだろうと、アルカネット姫は考えますが、
 一体どうするのか、気になるやりとりが繰り広げられていて、面白かった。
 そんな中で、それぞれの心が見えたようで、今後の展開が楽しみです。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 今回、2本立て! 1本目は、朋也くんの大事なものを壊してしまった一香さん。

 朋也くんのゲームのフィギュア、ぶつかった拍子にその首が取れてしまって、大慌て。
 朋也くんに嫌われてしまうことを恐れ、隠してしまおうかと考えていますが・・・

 なんてお話でしたけど、結局は正直に話しただけでなく、何とかフィギュアを直そうと
 頑張った一香さんの姿勢は、爽やかでよかったですね。

 
 2本目は、ルリルリさんの苦手なもの。

 可愛らしいものの、強くて怖いお姉さんなルリルリさん。
 そんな彼女にも苦手なものがあって、今回、その苦手なものに悩まされる彼女が珍しく、
 かつ不安にさせられて、いつもと違った雰囲気が興味深い所でした。

 子供の頃から怖くて仕方なかったようで、今でもおびえて動けなくなるルリルリさん。
 そこへ、一香さんやマリナっちさんがやって来て、安心感を与えていたのは素敵でしたね。
 ルリルリさんの可愛い一面と、友人たちのやさしさが、楽しかったです。

 

●白衣さんとロボ (柴 先生) 

 「白衣さんはロボの夢を見るか?」

 ということで、春眠暁を覚えずな白衣さん、やたらと眠たくなる様子。
 干している最中の布団に寝そべって、“お日様の匂い”を堪能していますが、
 ダニの死骸から発している匂いという話に、ロボが動揺していて笑! でもデマですね。

 そして、夢を覗ける機械を発明してしまう白衣さんがさすがでしたけど、
 彼女の見ている夢の内容も、世界大統領とか言っていて壮大でありました(^^;
 それにしても、考えてみればロボが夢を見れるのって、スゴイことですよね・・・

 

 

【新人4コマ杯 3月期月間賞】

・ようこそカフェdouceへ!! (真たなひ 先生)

 

 カフェで働く人々を描く4コマ作品。

 【主な登場人物】
 ・城本ヒナ  : カフェの新人バイト。 ひたむきに頑張ってます。
 ・田中厚   : 店長。 こわもてで、実際怖い。
 ・雪代まな  : 店員さん。 可愛いけど、怖い。
 ・渡部剛   : 店員さん。 よき先輩。

 個性的な人々の働くカフェで、新人バイトくんは右往左往する様子が
 面白おかしく繰り広げられる4コマ作品です。

 店長さんがよくいるタイプのこわもてだけど優しいキャラクターでない所は、
 なかなか愉快でしたし、他の面々も個性がしっかりしていて、そうした点で
 読みやすい作品になっていましたね。

 笑いとなごみのバランスもよさげで、緊張と緩和がうまく融合していた印象。
 これはぜひとも、つづきに期待です!

 


◆ まんがライフ 感想

2017年03月21日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年5月号

 

 表紙は、桜色に包まれたミカちゃんたち!
 もはや春の香りを、しっかり感じられる空気ですね~。
 他、ゲストの小泉さんやウリ&ツメさん、化野さんもいます。

 

 

 今月の「3月27日、コミックス3巻・発売!で賞」は、『ウリとツメ』

 

 先々月号で完結した本作が、コミックス発売前ということで、ゲスト登場!

 最終回後の2人について描かれていましたけど、相変わらずなようで、
 不運な桜子さんと、その世話をするツメ子さんという関係に、安心感すらあります。

 とはいえ、少しずつ変わったこともあるようで、ツメ子さんのあだ名などは妥当(^^;
 また、半田くんを放置したことで、誤解(?)を招いているのも楽しかった!

 さらに、ツメ子さんと桜子さんの関係にも、良い変化があったようで微笑ましい。
 それでも、これから2人一緒なのは変わらなそうで、よかったですね~。

 

 

【3月30日、コミックス5巻・発売!】

●ラーメン大好き小泉さん (鳴見なる 先生)

  

 今回のラーメン店は、ちょっと変わっている・・・?

 「まんがライフSTORIA」連載中の本作が、コミックス発売前にゲスト登場!
 ラーメン食べ歩き女子高生・小泉さんが、食すのはどんなラーメンか?

 と気になりますが、今回は、中華そば。
 一見、何の変哲もない中華そばのように見えますが、小泉さんが食べにくるくらい
 なので、何かあるのではないかと考えちゃいますよね。

 セリフ(吹き出し)は最小限に、小泉さんの食べる様子が描かれていましたが、
 とくに変わったこともなく、その食べる時間そのものが愛おしく感じられました。

 なんて、しみじみしていたら、小泉さんがお店を出た所で、思わず納得する特別感!
 満足そうな小泉さんの表情と共に、そんな感覚が迫って来る所は面白かったですね。
 そんなこんなで、コミックス5巻が3月30日発売とのことで、今後も注目です!

 

 

【最終回!】

●だってヤンママ (すみれいこ 先生)

  

 元ヤンキーママさんの日常4コマも、最終回!?

 いや、これには驚きましたね・・・ いきなり来たな~と。
 最後も、いつも通りなカオリさんが面白い内容で、ある意味一安心でしょうか。

 おばあちゃんがお散歩しているのを「徘徊」とか言っちゃったり、
 ダンナをほめることも大切と言われて、ほめたら怪しまれたりと、さすがカオリさん(^^;

 さらに、最終回とあってか、大体のメンツがそろっていたのが、オールスター感。
 孝志さん、メグミちゃん、お義母さん、高原さん、良太くん、宇都宮さん、
 そして由美子さんとアカネさんと、おなじみの顔が楽しませてくれました。

 そいえば、孝志さんの父上って出てきませんでしたね・・・いましたよね?
 それはともかく、最後もカオリさんらしく、孝志さんへのクレームでシメになっていて、
 むしろそれでこそといった趣だったのは、よかったかも。

 これにておしまいとのことですが、本当に驚きましたね。
 私が4コマ誌を読み始めた頃から、すでに連載されていたと記憶していますし、
 それだけに、まだまだ続くものと思っていたもので・・・

 そんな風に感じてしまった最終回。
 いつも通りの日常が、作品は終わっても続いてゆくのだろうと確信しつつ・・・
 楽しませていただきましたー!

 

 

【3月27日、コミックス42巻・発売!】

●ぼのぼの (いがらしみきお 先生)

  

 一期一会の人生です。

 「1度しか会えない人の巻」1話目。
 タイトル通り、1度しか会えない人とはもう2度と会えない、
 ということを、色々と考えてしまうぼののお話になっています。

 ふとしたことから、そんなことに気付く場面から始まっていますけど、
 そこから思索の旅に出るぼのの聡明さには、いつも舌を巻いてしまいます。

 シマリスくんに相談したりもして、思索を深めようとしていますが、
 どうにも暢気な所が深刻ではないため、緩い笑いへとつながっていて面白い。

 見かけたテンの子を捜したり、その子が見つかると2度会えたので「もういい」
 と言ったり、1度しか会えないことへのこだわりが、思索とからんで興味深かった。
 1度しか会えないから価値がある、なんてシマリスくんの言葉にも納得したり。

 そして、アライグマくんは、その真理にすでに気づいていたと述べ、
 どう気づいたのかと聞かれて、披露していた内容は、哲学的というか、
 かなり深い所を突いていた気がして、感服でしたね~。

 同じ人でも、連続性の中にいる以上、それは常に一期一会をはらんでいる可能性。
 思わず、うならされてしましまたよ・・・ アライグマくん、こんなこと考えるのか。

 などなど、2度会えないことへの思索を深めた今回。
 はたして、ぼのは自分なりの答えにたどり着けるのか? だとしたら、その内容は?
 諸々気になりつつ、今後も楽しみです!

 

 

【3月27日、『最強フリテンくん』発売!】

●新フリテンくん (植田まさし 先生)

  

 無人島の新芽は、食用としてはイマイチ?

 【チラシ】新聞のチラシから裏面が白いものを選んで、娘さんにメモとして使うよう
 渡す父上でしたが、母上には表裏ビッシリ印刷してあるものを渡していて、何事?
 と思ったものの、納得の理由に笑! 母上もその通りにつかってるし(^^;

 【症状】パソコンのモニターに映るレントゲン画像を、深刻そうに眺めるお医者先生。
 それを見て不安がる患者さん、さらに「回復の見込みなし」なんて言われてショック!
 なんて感じだったのに、誤解を招く医者の言動が酷くて、患者さんのセリフに共感でした。

 【断崖】サスペンスドラマのように、崖の上で何やら事件が大詰めの模様。
 奥さんが犯人のようで、もう観念していましたが、まさかの事件に笑っちゃいけないけど
 大笑いでした! 確かに、これはやってはいけないけど、場面が大げさで愉快でした(´▽`;)

 などなど、今回も、おもしろネタの数々、堪能させていただきました。
 ということで、ますます今後も楽しみです!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』、コミックス7巻は5月発売!
 そんな今回、孝標女の友人が登場!? 前回のラストに出てきた女性ですね。
 しかし、どうにも話が不穏な方向へ行っていて、ミステリアスでしたよ!

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 日常へ帰ってきた2人でしたが・・・

 ハルさんは不機嫌モードで、まるで昔の高飛車ハルさんが戻ってきた雰囲気。
 徒然くんを罵倒して、その頃を知らないクリスくんが驚いていたのは新鮮でしたね。

 それにしても、ハルさんの不機嫌の原因が、ちょっとした解釈の違いだったのは笑!
 でも、そのことを知った徒然くんが、きちんと自分から、“プロポーズ”したのが
 見開きによって際立つ爽快さでありました! そして、いよいよ次回、最終回です!!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 一香さんの父上は・・・

 いつも通りの一香さんを見て、悩みなどなさそうと考える朋也くんでしたが、
 知らない男の人の写真を見つけて、母上に尋ねた所から、一香さんの父上の話に
 なっていたのは興味深い内容でした。

 小さい頃、一香さんに父親のことを聞かれたことがある母上でしたけど、
 それが1度きりだったことから、一香さんもまた心の内に色々と秘めているのだと
 感じさせる話に、しみじみでしたね・・・ 母上を慮る優しさが、素敵でした。

 

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生)

 アルカネット姫の参入で、面白さ加速中。

 姫らしからぬ服を着ているエモニエさんに、ライバルとしてふさわしい服を見繕う
 アルカネット姫、正々堂々としていて好感を持てますね。

 そこで、着せ替えさせられまくるエモニエさんが、ファッションショーのようで面白い。
 姫2人のドレス姿が可愛らしく麗しかったですし、おかげで女王様が何事か企んで、
 ライバル対決が本格化しそうな予感・・・ 一体どうなってしまうのか、気になります。

 

●すずなの恋 (あづま笙子 先生) 

 陸上記録会で、憂鬱なすずなさん。

 かりんさんは、さすがの走りを見せますけど、それを見ていた吉野くんが、
 胸の揺れを気にしていたのは、いかがなものでしょうねえ(^^;
 でも、スポブラなので揺れないのも、いかがなものか(ォィ

 それはともかく、涼城くんの走る姿を見たすずなさんに、大きな変化が起きたのは
 ここで来たかと驚くと同時に、ニヤリとなってしまう展開でありました。
 いつもと違う姿に、いつもと違う心情を抱いてしまう。 良いじゃないですか~。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)

 二の腕を気にするみおさん、ダイエットを決意するも・・・

 ともみさんから、二の腕は普通のダイエットじゃ細くならないと聞いてショック!
 想像の中で、高沢くんから二の腕を「振袖」とか言われていたのは大笑いでしたね。
 そこで自分で調べて、ダンベル運動がよいと知りますが・・・

 中野くんに相談しつつ、ダンベル買いに付き合わせていたのは、面白い。
 高沢くんではなく、中野くんを誘ったのは、気安い相手だからという点は当然ですけど、
 それって、それだけ付き合いやすい相手でもあるということですからね~。
 にしても、最後のともみさんから中野くんへの言葉には、大いに共鳴してしまいました!

 

  

【新人4コマ杯 2月期月間賞】

・親指パパの箱入り娘 (サムライ 先生)

 

 親指にパパさんが憑いてしまった娘さん。

 【主な登場人物】
 ・由美  : 親指が父親になってしまった少女。
 ・パパ  : 没後、娘の親指に憑依してしまった父親。

 ある日、親指から声が聞こえると思ったら、自分の父親が取り憑いていた由美さん。
 娘を心配して帰ってきたなんて言ってますけど、むしろ迷惑なような(^^;

 そんな父娘の日常が、イケメン男子くんや、噂好きの友人をからめて
 面白おかしく描かれる4コマ作品になっています。

 選評では、上手くまとまった構成力の感じられる作品とあり、気になりますね。
 ぜひとも読んでみたいと思えます。

 


◆ まんがライフ 感想

2017年02月20日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年4月号

 

 表紙は、早くも春の陽気を感じさせるミカちゃんたち!
 地面に鮮やかな緑色が敷き詰められていて、温かな雰囲気です。
 他、短期集中連載作品や、ゲスト作品なども!

 

 

 今月の「ホワイトデーのお返しで賞」は、『お姉ちゃんが来た』

 

 今回、2本立てで1本目はホワイトデー。

 一香さんへのお返しに悩む朋也くん。
 「何をあげても喜んでくれるけど、あまり期待されると普通の物じゃ悪いかな」
 なんて言ってますが、友人たちからは「のろけ」とツッコまれていて愉快(^^;

 そんな中、村瀬さんは「相手が欲しい物を贈れば?」と述べた所、
 朋也くんが「俺?」とか言っていたのは大笑いでした! 間違ってないけどさ!

 この「相手が欲しい物」というのは、女子視点ということで参考になりますし、
 大事な事でもありますよね。 ホワイトデーには気を付けたいかもしれません・・・
 ええ、私のバレンタインなんて何もなかったに等しいですけどね!(泣いてない)

 そして、朋也くんが選んだお返しは、きちんと考えられたものというか、
 大事な人へのプレゼントのような特別感があふれていて、よかったですね~。
 一香さんも大喜びでしたけど、藤咲さんは少しショック? といった風に面白かった!

 

 

【2月27日、コミックス17巻・発売!】

●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

  

 今回も、多彩な動物たちの共演が楽しい内容。

 【犬も顔をつくる】でのキリッとしたタローくん。
 いつものゆる~い顔でないのはどうしたわけか? と思っていたら、納得の理由に笑!
 タローくんも色気づいておりますなあ。

 一方、さくらの方は、お兄ちゃんの気道をふさいで殺しかけたり(ぇ、
 お兄ちゃんに遊んでもらいたがっても「試験勉強中だから待ってて」と言われて、
 おとなしく引き下がったと思ったら、5秒だけ待っていたりしていたのは、笑!

 そんな風に、今回もタロー・さくら中心に動物たちが面白かったのはもちろん、
 お兄ちゃんもWeb漫画を読んでいる母上に、自分は紙の方がいいと通ぶった所、
 手痛い返しをくらっていて、人間の方も愉快でしたね。

 ラスト【タローとジロー】で、やたらと後ろを振り返る2人が可愛かったりでしたが、
 いつもと違った雰囲気が良いオチになっていました(^^;

 などなど、人も動物もにぎやかな本作品。
 コミックス17巻になるんですね、2月27日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【短期集中連載】

●たにんぐらし (murata 先生)

  

 人見知りな女子高生と、同居人姉妹と。

 【主な登場人物】
 ・豊島みゆき : 人見知りな女子高生。 1人暮らしをしていたものの・・・
 ・堺千暁   : みゆきさんと同居することになった姉妹の姉。 元気系。
 ・堺陽菜   : みゆきさんと同居することになった姉妹の妹。 お子様。

 転勤つづきの親から離れて1人暮らししていたみゆきさん。
 そこへ、父上の頼みで姉妹を預かることになったものの、人見知りのみゆきさんには
 困惑することばかりで、何かと大変。 そんな日々を描く4コマ作品です。

 気後れすることなく、距離をつめてくる姉・千暁さんに苦手意識を覚えたり、
 子供ながらの好奇心を発揮したり、遊んでもらいたがる陽菜ちゃんに手を焼いたり、
 2人との生活は前途多難で、そうした様子が穏やかな面白味となっています。

 そんな風に、みゆきさんは苦労しつつも、2人との交流に何かしら感じるのか、
 変化の兆しもありそうで、そのあたりに期待感の高まりがありますね。
 といった点に注目しながら、全4回とのことで、楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●森田さんは無口 (佐野妙 先生)

  

 無口な森田さんの日常。

 コミックス12巻、発売中! (『ウリとツメ』3巻は、3月27日発売!)
 「まんがライフMOMO」「まんがくらぶ」にて連載中の本作品。
 おなじみ、無口な少女・森田さんの日々が描かれる4コマ作品です。

 今回は、森田さんの基本ともいえる内容でしたね。
 無口な彼女がなぜ無口なのか? 何を考えているのか? どう行動しているのか?
 といったことが、丁寧に描かれていて「森田さん」らしい面白さでした。

 話すタイミングが悪かったり、考えすぎるあまり話せなかったり、
 一見、無口でクールかと思いきや、中身は普通の少女な所に、魅力があります。

 そして、周囲の友人たちも、森田さんのことをよくわかっていて、
 気をかけてくれたりするなど雰囲気もよく、にぎやかな空気に包まれていますね。

 などなど、森田さん無口の理由について描かれた今回。
 本作を読みなれた方には基本的な話でしたけど、それだけに原点の面白さがありました。
 そんな風に感じつつ、今後も注目です!

 

 

【コミックス4巻、発売中!】

●がーでん姉妹 (竹本泉 先生)

 

 受験の結果は・・・?

 いよいよ合格発表となった今回、池子さんと風子さんの合否が気になります。
 風子さんは、ようやく1年遅れで大学へ行くことが気まりましたけど、
 池子さんには問題が浮上して・・・

 といったお話でした。
 池子さんは姉たちとは別の大学(短大)を受けたようで、そこまではよかったのですが、
 その後、別の進路に目を向け始めたから、ややこしいことに。

 といっても、池子さんは初めから決めていたらしく、そちらに乗り気な様子。
 母上は「もうちょっとちゃんと考えなさい」と消極的で、反対の姿勢っぽい。

 そんな風に、進路について気になる内容になってましたけど、
 池子さんが進学とは別の道を選んでいたのが、面白かったですね~。
 選んだ理由は、地理的要件という何とも言えないもので笑いましたが(^^;

 風子さんは合格したものの、思い通りにはいかなかったようで、難しいものですねえ。
 しかし、時間の過ぎるのは早いもので、もう5年目突入なのですね・・・
 いよいよ双子も誕生しましたし、彼女たちの成長も早いのでしょう。

 カナリさんも高校3年生になるとか、大きくなったなあ・・・
 なんて、しみじみ感じつつ、今後も楽しみです!

 

 
【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、孝標女が小説を書く!?
 そして紫さんに読んでもらうなんて話でしたけど、読者が創作したくなる気持ちは
 わからなくもないですよね・・・ ただ、上手く書けるかどうかは別の話、かな。

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 駆け落ちする2人・・・

 当初、気にしていた徒然くんも、ハルさんに注意され、気ままに2人旅。
 そんな様子が、一抹の不安を覚えさせつつも、楽し気で良い雰囲気でしたね。
 しかし、そこへ地獄巡SP軍団と、父上がやって来て・・・

 といったお話でしたけど、SPをものともしない徒然くんと、まさか父上が互角とは驚き!
 いや、技では父上が上か!? という緊迫感があったものの、意表を突いた展開に笑いました。
 けれど、最後に徒然くんが選んだ道は、2人の未来に何をもたらすのか?
 じいやとの会話が愉快でしたけど、思いっきり気になります。 あと2回!

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 今回、2本立てで2本目は、マリナっちさん話。

 年上男子から告白されたとのことで、混乱しているのが可愛らしい。
 一香さんたちに相談してますけど、クラスの男子に女子扱いされないマリナっちさんが、
 一目惚れされた事に納得していたのは、可笑しかった(´▽`;)

 混乱するマリナっちさんを、一香さんが乳ビンタで落ち着かせていたのも笑!
 それはともかく、フラレる側の気持ちを慮る所は好感を持てましたね。
 それでも頑張って、きちんと断っていたのは立派でしたが、彼女が断ったのは総一郎くんため
 だというのに、彼は彼女の心知らず・・・と思いきや、彼にも何か秘めたものがありそう?

 

●化野さんはすでに死んでる。 (晴瀬ひろき 先生)

 今回、新入社員の車折詩帆さん登場!

 彼女も不死者で、キョンシーというから面白い。
 固い体を練習して柔らかくしたようで、手を前に出してはいないですし、
 額にお札が張られている以外は普通そうでしたけど、元気いっぱいでドジっ子属性。

 しかも怪力なため、お札が取れて暴走すると、被害甚大になるというのは強烈でした(^^;
 そんな爆薬庫みたいな詩帆さんの加入と同時に、上終くんが良い先輩っぷりを発揮して、
 さらに面白味を増しそうですね。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生) 

 人を好きになるのに、立場は関係ある? ない?

 もし、高沢くんが同期だったらと想像して、妄想に花を咲かせるみおさんでしたが、
 中野くんが上司だったらと想像して、嫌な顔していたのは笑!
 ところが、場合によっては高沢くんでも、イラッとする想像になってしまい・・・

 なんて話でしたけど、自分は高沢くんが部下でなかったら好きになってなかったのかも?
 と考え、ドツボにハマりそうになっていたのは、何となくわかる気がしますね。
 こうした思考に陥ることってありがちに感じますが、中野くんの一言で、みおさんの迷いが
 晴れていたのはよかった・・・のですが、【中野シミュレーション】には大笑いでしたよ!

 

●私の手も借りたい (渡辺伊織 先生)

 短期集中連載スタート! 星に願ったら、もう1人の自分が出てきて・・・

 今回も、変わらずポンコツ風味なもう1人の自分に手を焼く美月さん。
 もはやムダめし食らいのため、帰ってもらえるよう再び星に願ったものの、願いは叶わず。
 と思いきや、妙な方向へ話が進み・・・?

 なんて話でしたけど、星が願いを叶える条件がわからない所に、可笑しさがありましたね。
 しかも、美月さんが“迫られる”シーンもドキドキでしたし、2人の共同生活がどうなるのか、
 短期集中連載開始とのことで、今後も楽しみです!

 

  

【新人4コマ杯 1月期月間賞】

・私のメイドは金髪幼女 (忠之みょうし 先生)

 

 お嬢様のメイドは幼女様。

 【主な登場人物】
 ・九条奏 : お嬢様。 日常生活をメイドに頼りきりだったものの・・・
 ・マリア : メイド。 金髪の幼女で可愛らしけど、仕事の方は今一つ?

 お付きのメイドさんがやめてしまうため、後任としてマリアさんが奏さんのメイドに。
 愛らしいものの、見た目通りの子供で、奏さんは振り回されるばかり。
 そんな2人の様子が、面白おかしな4コマ作品です。

 子供ゆえに仕事も今一つっぽいマリアさんですけど、奏さんも人任せだったため、
 お茶を入れることすら一苦労。 自分で色々やらねばならず大変そうですが、
 それが彼女を成長させそうな所にも、面白味感じられますね。

 マリアさんの前では、だらしない姿を見せられないと張り切る奏さん。
 この2人の日々をもっと読んでみたいので、つづきに期待です!
 
 


◆ まんがライフ 感想

2017年01月20日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年3月号

 

 表紙は、バレンタイン・ミカちゃん!
 って、もうそんな時期なのかと、愕然としてしまいますね。
 一体だれにチョコあげてるの~? と気になりますけど、はてさて。

 

 

 今月の「出逢いで賞」は、『紡木さん家の場合』より、菊池さん!

 

 コミックス3巻、発売中! そんな今回2本立て・・・

 その1本目は、菊池さんと紡木家との出逢いが描かれてましたけど、
 まだ「つい先月まで高校生だった小娘」の菊池さんが初々しいこと。

 引っ越しのご挨拶にやって来て、いつもの現場に遭遇していたのは笑いましたが、
 彼女が紡木家とかかわりを持つ決意を定めたのが、結ちゃんの存在があったから
 というのには、非常に納得できてしまいましたね(^^;

 

 

【2月7日、コミックス1巻・発売!】

●白衣さんとロボ (柴 先生)

  

 ロボを造ったのは、白衣の少女。

 白衣を着た少女・白衣さんは天才少女。
 そんな彼女に造られたロボの目的は、世界征服・・・ではなく、白衣さんのお世話。
 日々、気ままに生きる白衣さんと、彼女を世話するロボの日常を描く4コマ作品です。

 今回は、雪が積もったため、雪遊びをする白衣さんたち。
 しかし雪が積もったのは、もしかすると白衣さんの発明が原因かもしれないのだから、
 白衣さんのすごさがわかるというものです(^^;

 2人して、雪だるまをつくったり、雪合戦をしてますけど、それがエスカレート!
 ロボが「同胞」を呼び出して、白衣さんを追いつめてゆくのが面白かった。

 実は1年前にも、こんなことがあったのでしたね~。
 まあ、設計からして大きな欠点があったようで、白衣さんは余裕のようでしたけど(´▽`;)

 それでも、最後に勝ったのは誰なのか、わからないラストが愉快!
 最初から勝負は決まっていたということでしょうか・・・試合に勝って勝負に負けた的な?

 などなど、雪が積もってハッスルしたのは、ロボも白衣さんも同様だった今回。
 そんな本作も、コミックス1巻が2月7日に発売とのことで、ますます今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●宮尾さんは生えている (TOもえ 先生)

  

 「人々にごくごく自然に、ケモ耳としっぽがある世界でのお話」

 「まんがライフMOMO」からゲスト登場!
 ねこ耳としっぽをもつ普通の女子高生・宮尾なおさん。
 彼女を中心に、ウサギっ娘やキツネっ娘など、様々なケモ娘たちの日常が描かれます。

 【主な登場人物】
 ・宮尾なお   : 真面目なのだけど、ねこの本能に逆らえないため、色々大変。
 ・宇佐美ミツキ : モデルもやってるウサギっ娘。 宮尾さんを構うことで癒される。
 ・稲荷塚妖子  : 会長やってるキツネっ娘。 キツネらしいキャラを追及している。
 ・大賀美るう  : 不良と思われてるオオカミっ娘。 宮尾さんと仲良くなりたい。

 といった感じのキャラクターが、宮尾さんを中心にそれぞれ交流する様子が面白い。
 個性が各動物の特徴を活かしたもので、とくに宮尾さんのねこの本能は、可愛らしいけど
 不便っぽい所が可笑しかったり。

 あと、稲荷塚会長の尻尾で、暖をとる宮尾さん、とても可愛くてよかったです。
 大賀美さんも、宮尾さんと仲良くなれるのか気になりますし、ますます今後も注目です!

 

 

【最終回!】

●ウリとツメ (佐野妙 先生)

  

 コミックス3巻は、3月27日発売! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、受験の行方と、2人の今後が気になるお話。
 天才型の桜子さんと、努力型のツメコさんでは差があったため、
 同じ高校へは行けないかもと、不安がありましたが・・・?

 桜子さんにとっては余裕でも、ツメコさんには厳しい状況。
 それでも何とかなったのは、本人の頑張りと、周囲の支えのおかげでしょうね。

 みどりさんと芽依さんも、祝福してくれて良い友人たちですが、2人は別の学校へ。
 それでも、GWに一緒に遊ぶ約束をしたり、決して離れ離れというわけでもない
 関係を続けられそうな所がよかった。

 それにしても、進学校ということもあって、ツメコさんは勉強面で不安。
 桜子さんも、不運体質ゆえに新しい生活は不安と、それぞれに課題がある様子。

 とはいえ、2人一緒なら、これまで通り何とかなるだろうという安心感もあり、
 新しい制服で新しい場所へ赴く姿からは、はつらつとした希望も感じられましたね。

 などなど、新生活へ向けて、2人の道は続くといった雰囲気の最終回。
 天才型だけど不運な桜子さんと、非才を努力でカバーするツメコさんのコンビが、
 うまくかみ合う様子が楽しかった作品でありました。

 桜子さんの不運に、これからも付き合うツメコさんですが、「何とかなるだろ」と
 鷹揚に構える落ち着きを頼もしく思いつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【読み切りエッセイ】

●エッセイまんが不適合者 (渡辺伊織 先生)

  

 何を書けばいいのかわからないエッセイ。

 渡辺伊織先生によるエッセイ漫画!
 ではありますが、ご本人が何を書けばいいのかわからずに、悩む姿が描かれます。
 その苦悩の果てに見つけた答えとは・・・!?

 可愛い猫との生活も、子育ても、美味しいご飯の食べ歩きもしていない渡辺先生。
 つまり、経験的な引き出しがなく、そのため描く内容に困っているようで、
 その悩みが興味深くも面白い内容となっていました。

 そこで、自分の中にある何かを探求。
 好きなものを描けばいいと、メガネ好きという嗜好について提示されるのですが、
 安易に触れると危険ということがわかって、何とも言えない感じになっていたのは笑!

 そして、さらなる探求の結果、渡辺先生が見つけた答えには、納得しましたね。
 確かに、特技といえる特技がなく、苦手なことばかりだからこそ、できることがあると。

 でも、このエッセイ、読み切りなので、つづきを読むためには反響が必要なのだとか(^^;
 面白い渡辺先生を拝める可能性のあるエッセイなので、ここはぜひとも、つづきに期待です! 

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、冬眠前(遠まわしな表現)の清少納言。
 性格まで変わっていたのは笑いましたけど、むしろこっちの方がウケが良い・・・?
 紫式部とも話が合うみたいだし(´▽`;) まあ、結局はダメそうでしたが。

 

●めんつゆひとり飯 (瀬戸口みづき 先生)

 同期の2人は、それぞれ違う・・・

 面堂さんの同期・十越さんは、几帳面で料理もしっかり系。
 めんつゆでラクに調理する面堂さんと違って、きちんとしたものを作る十越さんは、
 「型を外せない性格」だと自覚しているあたり、立派なものですね。

 そして今回も、心の十越さんにツッコミを入れられつつ、パスタで簡単料理する面堂さん。
 あっさり出来上がる料理に、心の十越さんも驚いてましたが、それでも美味しそう。
 それをSNSで見た十越さんが、ちょっと意地になった所は可愛かったです。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 バレンタイン!

 ということで、藤咲さんは大忙しですが、村瀬さんもけっこう友チョコをもらう立場。
 女子にモテモテ・・・ではあるものの、そういうのは苦手だと述べたことから、
 藤咲さん、村瀬さんに用意した友チョコを渡しづらくなり、ケンカっぽい状態に・・・

 といった感じに、バレンタインなのに女子同士の友チョコ話になっていたのは面白かった。
 女子の友達がいなかった藤咲さんにとって、村瀬さんは特別な存在なわけで、そのあたりの
 微妙な心情が感じられたのはよかった。 村瀬さんも、藤咲さんのことを理解してましたし。

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 徒然くんが消えて2週間・・・

 彼は山の中、孤独に過ごしているようで、色々と考えている様子。
 誰かと話すのは楽しいけれど1人でも平気。 それでも、ハルさんに会いたい。
 そんな心情が、彼のモノローグと共に感じられて、しみじみしてしまいます。

 そこへ、彼を捜していたハルさんがやって来て、一喝!
 彼女の言葉は適切で、徒然くんにも響いているものの、それでも彼の語る己の欠落、
 「優しさ」についての話が、彼の深刻な心の内をさらけ出していて、辛かった。
 そんな徒然くんを支えたのがハルさんで、彼女の決意には驚かされました。 どうなる!?

 

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生) 

 今回、2本立て! 1本目は、もう1人の姫様が登場。

 かつてミント王子に救われ、好意を抱いてしまった姫・アルカネットさん。
 王子に何度も求婚しては断られるも、それでもアタックし続ける根性は見上げたもの(^^;
 そんな彼女が、眠り姫と王子が一緒にいることを知り・・・

 といったお話で、王子を振り向かせようと奮闘するアルカネット姫が面白かった。
 ラベンダー姫の“愛”を確かめようと、ある試練を課すアルカネットさんでしたが、
 それがむしろ、ミント王子とラベンダー姫の後押しになっていたかも? という点にニヤニヤ。

 
 2本目は、王子の叔父スカルさんの助言。

 ミント王子と暮らして、彼の人となりを知り始めたラベンダー姫。
 そんな中、魔女の呪いでカエルに変えられたスカルさんから、ミント王子について聞いてます。
 そして、彼の大事な部分に触れられる可能性のあるのが、姫かもしれないという話は興味深かった。

 また、スカルさんには想い人がいるらしく、これについては、もしかすると魔女ではないか?
 と思わせるようなことを言っていたのが、気になりますね~。

 

●紡木さん家の場合 (碓井尻尾 先生)

 2本立ての2本目は、スケートする紡木家。

 しかし、スケート初体験の父兄は戦々恐々で、取り乱す様子が愉快!
 まあ、菊池さんが一緒だし、結ちゃんは落ち着いてるしで、女性陣が頼もしかったわけですが。

 でもって、安田先生も来ていて、菊池さんを狙ってくるものの、父兄に邪魔されていたのは笑!
 滑れないのに、見事に邪魔する2人の執念が可笑し過ぎでした! なんでそこまで邪魔するのか(^^;
 3人で真顔になって滑る所は、大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚

 

  

【新人4コマ杯 12月期月間賞】

・不幸少女と座敷童 (ぼるぴっか 先生)

 

 タイトル通りな2人のお話。

 天城空姫さんは、不運体質な少女。
 座敷童のいる家で、他の皆は幸運なのに、彼女だけ不運。
 そんな様子が面白おかしな4コマ作品になっています。

 不運な空姫さんに、このままでは座敷童の沽券にかかわると、運気向上計画を発動。
 SNSで仲間を集め、何やら始める座敷童さんの行動が愉快でしたね~。

 ぼるぴっか先生といえば、他社でも連載していた方ですね。
 私もお気に入りの作家先生なので、これはぜひとも、つづきに期待したいです!