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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想

2016年12月23日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年2月号

 

 表紙は、お正月な雰囲気のミカちゃんたち!
 晴れ着姿はもちろん、しめ飾りのトリたちが可愛らしい。
 他、新連載、ゲスト作品も!

 

 

 今月の「再び集中連載最終回で賞」は、『ファーストクラスニートましろ』

 

 2度目の最終回を迎える本作品・・・

 ですが、いつも通りニートなましろお嬢様を、銀崎さんがパワフルにお世話。
 コタツに固執するましろさんが、何としてでもコタツを手に入れようと奮闘しつつも、
 銀崎さんに阻止される様子が面白おかしかった!

 そこで、自らコタツを作ってしまうましろさんでしたが、熱源が自然エネルギーなため、
 大惨事になっていたのは笑゚(*゚´∀`゚)゚ それでもコタツを追い求める姿勢は凄まじい。

 銀崎さんの妨害にあっても、むしろ燃えてしまうましろさんの行動力。
 もっと別のことに振り分けなよ、と思ってしまいますが、怠惰するためなら努力する
 という矛盾が愉快でしたね。

 そして、2度あることは3度ある。
 もしくは3度目の正直? またまたの連載登場に期待したいです!

 

 

【新連載!】

●めんつゆひとり飯 (瀬戸口みづき 先生)

  

 1人暮らしの楽チン自炊!

 面堂露さんは、1人暮らし。
 「自炊はしてる」けど「ちゃんとはしてない」と言う彼女は、ほとんど
 めんつゆで料理をしているのだとか・・・

 そんな彼女のひとり飯が描かれる作品です。
 めんつゆを使えば「らくらくチンチン」と述べる面堂さんの作る料理とは?

 肉じゃがを作ると言いながら、用意するのが、めんつゆに冷凍のフライドポテト。
 しかし、牛コマ・にんじん・いんげん・玉ねぎなどを使っている所から、
 横着している割には、しっかり料理している印象です。

 また、つゆさんの心の中で、ツッコミを入れてくる社長秘書の十越さんの存在も、
 作品のリズムを作っていて面白い要素でしたね。

 そんな風に、横着した女性のひとり飯が描かれる本作品。
 私もめんどくさがりなので、参考にできるレシピなどあったらマネしたいみたい。
 なんて感じつつ、新連載とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【12月26日、コミックス1巻・発売!】

●化野さんはすでに死んでる。 (晴瀬ひろき 先生)

  

 不死者が世間に溶け込んでいる世界のお話。

 化野アヤノさんは、デザイナーとして働くゾンビさん。
 先輩である一条さん(人間)と共にすごす日常には、様々な不死者が加わりつつ、
 にぎやかに楽しい雰囲気で、そうした様子を描く4コマ作品になっています。

 今回は、忘年会の幹事を任される化野さん。
 緊張のあまり、頭が落ちたりするハプニングもありましたけど、
 自分ではお酒を飲まず、なかなか立派。

 吸血鬼の社長は、外見が子供なため、お酒を止められたりしてますし、
 デュラハンの上終くんは、頭と体が離れているのにお酒を飲むのが不思議だしで、
 不死者たちのお酒模様が愉快でしたね。

 さらに、部長さんも不死者だった!? という衝撃の事実?
 でも、嘘か本当かわからない所が面白かった(´▽`;) 表情も薄い笑顔のままだし。

 また、社長のストッパーである堀川さんが飲み過ぎで、社長が暴走!
 もはや誰にも止められぬ状況になり、幹事の化野さんが事態収拾に動く・・・
 と思いきや? なラストに大笑いでした!

 などなど、化野さんが幹事になっての忘年会。
 不死者それぞれの個性が、お酒にからんで愉快な内容となっていましたね。
 なんて考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

【1月7日、コミックス3巻・発売!】

●紡木さん家の場合 (碓井尻尾 先生)

  

 新年、紡木家と菊池さん。

 外遊びということで、羽根つきをしている結ちゃんと菊池さん。
 ですが、父上と夏くんはタコあげしているはずなのに、なぜかラリアットの応酬。
 菊池さんにツッコミ入れられてます(^^;

 お正月で浮かれてしまったと言い訳しているのも、また可笑しかったり。
 そして、結ちゃんもタコあげしたいと述べたことで、再び始まる父兄の争い。

 2人を放って、結ちゃんとタコあげに行く菊池さんは、もはや手慣れたものですね。
 そのため、ツッコミ不在で争う父兄が面白かった!

 羽根つきで勝負する2人ですが、墨がないので油性ペンで顔にらくがきし合うとか、
 ろくでもなかったり、チェリーボーイ=個人情報だったりと、可笑しすぎでした。

 しかも、油性ペンなものだから、落とすのに苦労してるし(´▽`;)
 などなど、そうしたお正月の家族模様+菊池さんが愉快だった今回。

 最後、ツッコミ疲れた菊池さんに対する、紡木家の父兄からの挨拶で大笑!
 彼らの面倒をみれるのは菊池さんのみということで、そーゆーポジションなのだな~
 としみじみ感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】

●となりのエロチカちゃん (後藤羽矢子 先生)

  

 コミックス3巻は、2月発売予定! ・・・ですが、最終回!!

 卒業を迎えた恩納くんや、エロチカさんたち。
 ということで、その後の彼らの姿が描かれる最終回となりました。

 あれから2年、大学3年生となった恩納くんは、アプリ開発部に入り
 友人もできたようで、つかず離れずな関係に居心地のよさを覚えている様子。

 友人同士の距離感を、リア充的な暑苦しい関係をイメージすることで
 忌避していた彼が、ちょうどよい距離を見つけたことが、何となくよかった。

 そして、エロチカさんとも月に1度か2度会う関係。
 というか、ほとんど恋人同士じゃないですか、これ?
 恩納くんはそんなつもりでなかったのに、それでも意識してしまう所が可愛い。

 2次元から3次元へ。
 恩納くん自身は、自分は変わってないと思っているようですけども、
 エロチカさんからは「雰囲気がやわらかく」なったと言われ、確実に変化しています。

 さらに、好きなアニメが終わったショックから、アニメにのめりこめなくなった彼。
 まさに「モモカ」=2次元から距離を置き、「エロチカ」=3次元に近づいたことの
 あらわれのように思えますね。

 などなど、そんな変化を感じられた最終回。
 本作は、外見も挙動もエロチックだけど内面はマジメな少女と、3次元女子には
 興味ない少年とのやりとりが、面白味の中心になっていた作品でした。

 燃えるような情熱はないけれど、穏やかに関係を深めてゆく2人。
 エロチカさんのエロチックさが可笑しかったものの、そこには惑わされず(?)
 内面の魅力に惹かれてゆく恩納くんのけなげさが良いですね。

 私は好き作品でしたし、終了は残念ですが、コミックス3巻が2月発売予定とのことで、
 そちらを待ちつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【ゲスト作品】

●私の手も借りたい (渡辺伊織 先生)

  

 もう1人の自分は役立たず・・・?

 漫画家の堀込美月さんは、〆切に追われる中、流れ星に「もう1人の自分をください」
 なんて願ったものだから、本当にもう1人の自分が現れてしまい・・・

 といった感じのお話。
 ところが、もう1人の自分は、マンガの手伝いはできないし、他にできることもない。
 性格もだいぶ違っていて、本当に同一人物なのかも怪しいほど(^^;

 そんな“自分同士”の掛け合いが面白い4コマ作品ですね。
 本人はメガネだし、そこそこ強気なものの、もう1人の自分は裸眼だし、やや弱気という、
 この違いがツッコミとボケとして作用している所が可笑しかった。

 さらに、もう1人の自分が、流れ星に原稿の完成を願うという行動に出ますが、
 それではダメだと述べる美月さんからは、作家としての矜持を感じられましたね。
 自分の描いたものでホメられたいという動機であったとしても立派です(^^;

 そんな2人のやりとりが愉快でありました。
 渡辺先生は、読み切り作品が多いですけど、どれか連載にならないのでしょうかね?
 なんてことを期待したいです!

 

 

●思春期コーヒードリップ (裕木ひこ 先生)

  

 高校生マスターのいるコーヒー店を描く4コマ作品。

 「まんがくらぶ」連載中!
 高校生男子・佐藤一哉くんは、喫茶店のマスター。
 淹れるコーヒーは絶品で、バリスタ店員の深咲さんと共に働いていますが、
 まだまだ年相応な男の子でもあって、からかわれると面白くも可愛かったり。

 といった感じの内容ですが、今回の主役は、日下ひなみさん。
 コーヒーがマイブームな少女で、一哉くんの同級生だったりします。

 友人たちと一緒に、一哉くんの所ではないコーヒー店に入るひなみさん。
 そこで、コーヒーを嗜む様子が、ホッと一息感覚でなごみますね。

 そして、友人たちと別れた後、深咲さんと偶然出会うひなみさん。
 店長さんの愚痴を聞かされてますけど、それ、一哉くんのことですから(^^;

 憧れのお店へ堂々と行くには、自分なんてまだまだだと思っているひなみさんの
 脱兎のごとく逃走する姿が可愛らしかった!

 なんて考えつつ、「まんがくらぶ」でも連載中の本作品。
 今後も注目ですね!

 

 

【その他】

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、倫子様に人生相談する和泉式部。
 道長様まで加わっての恋愛相談は、泥沼状態で笑゚(*゚´∀`゚)゚ 倫子様が大変だ。
 そして、なにげに陰で働く安倍の人がカッコよかった!

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 TVに映る幼い頃の徒然くん・・・

 紛争地帯にいた彼が、今では日本で暮らしているなんて情報もありつつ、
 彼への注目が集まることに、紅さんは不安を覚えています。
 実際、彼の素性を利用して、地獄巡グループを貶めようとする動きが・・・

 といった展開に、暗雲立ち込める空気が息苦しかったですね。
 そして、徒然くんのとった行動は、彼らしいもので、そうなるとわかっていても、
 やはりツライものがありました。 と思っていたら、最終回まであと4回の文字が!?

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生) 

 新年、餅つき大会へ。

 一香さんと朋也くんだけでなく、ルリルリさんと孝喜くんもいて、
 姉弟2組での餅つき模様が面白おかしく、それぞれの個性が出ていてよかった。
 ルリルリさんたちはさすがだし、一香さんたちはモタモタだし(^^;

 そして、ここでようやく孝喜くんが、朋也くんを「友達」認識できていたのが、
 可笑しくも微笑ましかったですね~。 というか、今まで何だと思っていたのか。
 来年も、一香さんと朋也くん、姉弟の絆が深まりそうで、楽しみです!

 

●すずなの恋 (あづま笙子 先生)

 小山内さん、ピンチ!?

 部長さんが入院したため、副部長である彼女が、部活紹介のスピーチをすることに。
 そんな悩みを聞いた涼城くん、美術部に入る所までやってしまうとは!
 そこで代わりにスピーチをやると申し出るも、小山内さんは自分で頑張るとけなげ。

 そして、2人でスピーチの練習をする様子が青春模様でありましたが、涼城くんが
 まさかの告白(?)していたのには驚き! 対象を別のものだと思われましたけど(^^;
 ちょっとした心の波紋が感じられたことは、楽しかったですね~。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生) 

 佐々木さんの年賀状・・・

 に写っているのは、佐々木さんと顔のないN氏で、結婚宣言まで(^^;
 本人は決意表明と言ってますけど、努力しているのは本当で、そうした所はけなげ。

 ただ、頑張りすぎてダウンしてしまい、そのことを中野くんにたしなめられています。
 それでも努力を認められていたのは、報われた感あってよかったですね。
 まあ、年賀状のことがバレつつ、それでも評価を尋ねていたのは大笑いでしたけど!

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 新年、お年玉をもらうひとみさん。

 くれたのはアゲハさんで、皆ももらっているものの、ひとみさんだけ条件付き。
 それは「欲しいモノ」に使うことで、確かにひとみさんだと借金返済に回しそうで納得。

 けれど、自分の「欲しいモノ」がわからず、次第に自分がつまらない人間だと
 考えてゆく様子が切なかった・・・のですが、ふとしたことから「欲しいモノ」に気づき、
 それが、アゲハさんにとっても「欲しいモノ」を手に入れる結果になっていたのは、
 素敵でしたね。

 

  

【新人4コマ杯 11月期月間賞】

・この兄妹たちがダメすぎる件 (紘岡みのり 先生)

 

 タイトル通りな、きょうだいのお話。

 引きこもり弟・悠也くん、ニート妹・悠美さんを世話することになった高木さん。
 彼らに振り回される様子や、人間不信な高木さん自身が、面白おかしな4コマ作品です。

 ダメダメな弟・妹に、人間不信の姉という組み合わせが、愉快ながらもややギスギス感。
 とはいえ、人間不信な自分に比べて、妹の悠美さんの方が人間好きだと感じたり、
 きょうだいそれぞれで、持ち味が違っている所は良いかもしれませんね。
 
 


◆ まんがライフ 感想

2016年11月25日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2017年1月号

 

 表紙は、サンタ・ミカちゃん!
 雪の降る中、タローとさくらも一緒に、クリスマスムード。
 他、イヴくんや化野さんも、冬の雰囲気ですね。

 

 

 今月の「すべての頑張っている人々へで賞」は、『スパロウズホテル』

 

 今回、クリスマスイヴで不穏な気配・・・

 古城さんは、クリスマスの予定がないのを認めたがらず、手負いの獣状態。
 市見さんも、自分以外の女子社員が連休をとったとかで、やさぐれてます(^^;

 まあ、主任はじめ、佐藤さんも御園くんも、クリスマスなんて何てことない
 と考えていて、だからこそ2人はスパロウズホテルへ来たというのが面白い。

 でもそんな中、古城さんと市見さんに、佐藤さんがかけた言葉が素晴らしかった!
 みんな、仕事を頑張っていてステキなのに、幸せじゃないなんて由々しき事態だと
 述べていたのが、心に響きましたね(ぇ

 そう、こんなに頑張っているのに、苦しい思いをしてきたのに、
 クリスマスにパートナーがいないなんて! わかる、わかるぞ、古城さん、市見さん!

 なんて感じに、思わず共感してしまいました。
 また、ラストの御園くんオチは、クリスマスは家族ですごすものという基本原理を
 思い出させてくれて、今年も安泰といった趣でしたね・・・ メリークリスマス!(早い)

 

 

【クリスマスVIPゲスト!】

●眠らないイヴ (魔夜峰央 先生)

  

 サンタとマッチ売りの少女。

 マッチ売りの少女に声をかけられたイヴくん。
 でも、タバコも吸わず、放火の予定もないからと、マッチはいらないと断ります。

 しかし、イヴくんは少女に、魔法が使えるからと、マッチをすってみるよう言うと、
 面倒くさそうにしながらも、少女はその魔法を目撃することに・・・

 そこには、童話のように広がる夢の世界が!
 マッチをするたびに何でも出てくる状態に、少女は喜び、やがて大金持ちになり、
 我が世の春を謳歌することになるのですが、そこで転落の時が!?

 といった風に、何でも出てくる魔法に調子づいた少女が、報いを受けるお話・・・
 かと思いきや、これがイヴくんによる教訓を前提とした内容だったのは、面白かった。

 本物の財産とは、苦労して覚えた知識や、努力して身につけた品格のようなもののこと。
 マッチをすって出てきた物が、本物の財産ではない。

 だからこそ、少女は「本物の財産」を手に入れるべく努力することになり、やがて・・・
 なんてお話が、いばらの道ながらもサクセスストーリーに感じられて、よかったですね。

 そんな風に、素敵なメリークリスマス。
 今年も堪能させていただきましたが、来年もまたと期待しつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●先輩からは逃げられない (渡辺伊織 先生)

  

 演技派な先輩と、彼女に追われつ逃げる少年のお話。

 藤沢誠也くんは放課後になると、逃走の準備に入っています。
 それは、花森ふみか先輩から逃げるため!
 演劇部である彼女は、誠也くんを勧誘しようとしているようで・・・

 といった感じのお話。
 花森先輩は、誠也くんが芝居向きだと考えていて、熱烈に勧誘してきますが、
 誠也くんの方にその気はなく、そっけなく逃走をはかっています(^^;

 それでも連日、勧誘にやってくる先輩と、彼女から逃げようとする誠也くん。
 そんな2人のやりとりが面白い4コマ作品ですね。

 やたらと真面目に迫ってきたかと思いきや、実は罠だったり、
 演劇部らしい先輩の演技に、してやられそうになる誠也くんでしたけど、
 彼もなかなか・・・? と思わせる展開は、興味深いものがありましたよ!

 なんて感じで、はたして先輩は勧誘できるのか? はたまた誠也くんが逃げ切るのか?
 色々と気になりますので、つづきに期待です!

 

 

【コミックス8巻、発売中2本立て!】

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

  

 今回、2本立て! 1本目は、クリスマス・な水原家。

 クリスマスのプレゼントを楽しみする朋也くん。
 一香さんは、いろんな人にプレゼントを贈るらしいと知って、
 「クリスマスはもらえる日なのに」と言ってますが・・・

 母上の「大人になってもサンタさんのプレゼントはとても嬉しいわ」という言葉を聞き、
 大人も嬉しいものなの? といった風に、よくわからない感じの朋也くん。

 けれど、その疑問点から出発して、一香さんに頼んで一緒に、
 両親へのプレゼントを作っていたのは、なんとも微笑ましいものでしたね。

 クリスマスは家族とすごすもの。
 であるならば、プレゼントももらうだけでなく、あげることも大事だと感じさせるお話。

 一香さんも、朋也くんから素敵な“プレゼント”をもらったようで、ハッピークリスマス。
 そんな雰囲気が楽しげで、温かかったですね~。

 

 

  

 2本目は、朋也&総一郎の組み合わせ!?

 好きなゲーム「アイプリ」のキャラ・優菜のCDが出て、
 買いに行った朋也くんでしたけど、そこで総一郎さんと遭遇!

 なぜかついてきてた一香さんが、朋也くんを取られまいと必死になっていたのは面白い
 のですが、そこへ藤咲さんもやって来て、何やらさらに面白いことに・・・

 イケメンな総一郎くんに緊張する藤咲さんが、ちょっと可愛らしかったりもしましたが、
 優菜のコスプレを頼まれそうになった際、一香さんが藤咲さんをかばおうとして、
 そのことに藤咲さんが混乱していたのは愉快でしたね。

 また、総一郎くんが口説いてきたと勘違いした藤咲さんが爆弾発言をして、
 その発言をごまかそうとしたものの、朋也くんたちはともかく、総一郎さんだけは
 ごまかしきれなかったのが、興味深い所でした。

 朋也くんたちに比べると、少し大人な総一郎さんという立場が感じられて、よかった。
 などなど、朋也くんと総一郎さんという組み合わせに、藤咲さんが加わることで、
 面白い“化学反応”が発生していたな~と考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

【11月28日、コミックス9巻・発売!】

●ななこまっしぐら! (小池恵子 先生)

  

 年末の大掃除・・・には、少しだけ早い?

 冒頭、かしこまったやっくんが、クリスマスの挨拶をしていましたが、
 それがすべて、コミックス9巻と『迷走乙女日記』の宣伝のためとは(^^;
 ちなみに「迷走~」の方は発売中です!

 そんな今回、クリスマスイブに、ななこさんが何かを耐えています。
 クリスマスイブなのに、大掃除スイッチが入ってしまって、困っている様子。

 最初は、ちょっとしたホコリをとっていただけなのに、それが次第に大きくなり・・・
 という流れは、正直わからなくもない流れですよね(^^;

 でも、止まらない流れに乗ってしまったななこさんも、何とか自制して、
 耐えようとする姿が可笑しかった!

 そして、帰宅したタクさんが、すべてを察していたのが、これまた愉快で。
 ななこさんのこと、よく理解してますね、タクさんは。

 などなど、少しだけ早い大掃除が、むしろ爽快気分でもあった今回。
 自制した分、中途半端だったようですけど、ななこさんならいくらでもカバーできそう。
 なんて感じつつ、11月28日発売のコミックス共々、今後も楽しみです!

 

 

【その他】 

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、ミニ定子様でなごむの巻。
 安倍さんの式神をめぐって、彰子様と主上が、対清少納言で意気投合していたのは笑!
 しかも、厄介ごとを持ち込まれるのは紫さん(´▽`;) でも、ミニ定子様、可愛い。

  

●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

 今回も、いろんな動物たちの姿が面白かったのですが・・・

 何よりも、マオさんの決意から、お兄ちゃんの返事まで、
 大きく動いた関係が気になる内容でしたね。

 マオさんの機先を制する形で、自分は応えられないことを伝えるお兄ちゃん。
 そこには、彼のやさしさが感じられて、温かい気分になれました。
 だからこそマオさんも、辛いけれど後腐れなくいられたのでしょう。
 そんな空気に、安心できましたよ。

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生) 

 徒然くん、姉の助言で、自分の評価を聞いて回るの巻。

 じいやさんは、からかいがいのないつまんない男と述べますが、それを克服するための
 アドバイスがなかなか鋭い内容で、うならされてしまいましたよ。

 紅さんやクリスくんには好印象でいるようですが、ハルさんに対して聞くことを
 徒然くんが恐れていたのは、彼にとって彼女がいかに特別かを感じさせてくれました。
 でも、何も恐れることなんてないのですよね。 そんな2人のやりとりが素敵でしたが、
 ただ、不吉な気配がにじり寄ってきているようで、一体なにが起きるのか・・・

 

●となりのエロチカちゃん (後藤羽矢子 先生)

 卒業・・・

 恩納くんが桜を眺めながら、アニメとの違いについて熱く語ってましたけど、納得(^^;
 それはともかく、卒業式を迎え、みんなバラバラになることに。

 それでも、まだメアドをエロチカさんから聞けない恩納くんでしたが、
 最後にエロチカさんから、これまでの感謝の言葉を告げられて、ついに心を決めた瞬間が、
 清々しいものでした。 ラストのセリフに、若者の門出への祝福を感じます。
 そして次回、最終回です!

 

●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

 今回、アゲハさんの過去話!

 クリスマスイブイブで盛り上がるモンローですが、クリスマスにひとみさんを
 誘いたい轟くんがそわそわしているのを見て、自分の過去と重ねながら、
 「自分から言わないと後悔するわよ」なんて言っていたのが、興味深かったですね。

 そこから、アゲハさんの過去話となりましたけど、好きな男性に自分から連絡せずに
 ダメになったという内容が、コミカルながらも切なくて、教訓にあふれておりました(ぇ
 そう、伝えないと伝わらない、大事なことですよね。

 

 

【新人4コマ杯 10月期月間賞】

・QR!! (道野ほとり 先生)

 

 魔法陣を作れるようになった少女のお話。

 ある日、魔法陣を作れるようになった少女。
 部活の部長さんに報告するも、その魔法陣は「QRコード」!
 けれど、不思議な力は確かにあって、そんな魔法陣が愉快な4コマ作品です。

 自分の血を使って魔法陣を描くあたり、本格派ですけど、
 そんなホラーっぽさがありつつも、内容は全開のコメディになっていて、
 パワーを感じさせる勢いがありました。

 選評でも、「テンションの高い勢いのある作品」とあり、これは注目したい所。
 なので、ぜひとも続きを~!
 
 


◆ まんがライフ 感想

2016年10月24日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2016年12月号

 

 表紙は、ハロウィンなミカちゃん!
 タローとさくら、ジャックオーランタンに囲まれて、ケーキを食べておいしそう。
 他、新連載作品、ゲスト作品などなど、盛りだくさんです!

 

 今月の「連載スタートで賞」は、『眠り姫と起こさない王子』

 

 タイトル通りな、お姫様と王子さまのお話。

 ゲストを経ての連載スタート!
 仕切り直しの第1話っぽい内容になっていましたね。

 魔女の呪いで眠り続ける姫を救うべく、ミント王子が旅立ちますけど、
 恐るべき魔女やドラゴンという困難(?)を乗り越え、ようやく出逢った姫が、
 実はすでに目覚めていて・・・

 といった感じの話は、ゲスト時と同じ。
 しかし、魔女がいなかったり、王様の兄上が魔女の呪いにかかっていたりと、
 ゲスト時になかった情報が出てきていたのは、興味深い所。

 また、2人の関係も基本同じなのですが、ややマイルドになっているかな?
 と思われる雰囲気もあり、ドライさが際立っていた王子に努力家という個性が付き、
 とっつきやすくなった印象です。

 さらに姫の方も、必死な感じがなくなって、可愛らしさが目立っていたと思えますし、
 連載化にあたって、各々のキャラクターに微妙な変化が表れていましたね。

 今後、ゲスト時の雰囲気に近づくのか、別の路線で行くのか、注目しつつ、
 連載スタートとのことで、期待です!

 

 

【コミックス2巻、発売中!】

●ウリとツメ (佐野妙 先生)

  

 ツイてないはずの桜子さんでしたが・・・

 運の無いことで有名な桜子さんだったものの、最近は少し違った雰囲気に?
 席替えで窓側の一番後ろをとったりして、友人たちが大騒ぎ(^^;

 逆に、ツメコさんの方が、桜子さんの定位置である先生の真正面になってしまい、
 桜子さんの不運を吸い取ってしまったのでは? なんて言われる始末。

 ところが、その後もツメコさんに不運が続き、本当に吸い取ったのかもと、
 周囲が不安に思うほどだったのは、気の毒ながらも可笑しかったですね。

 桜子さんと一緒にいても、ツイてないのはツメコさんの方で、
 ツメコさん自身も「不運を貰っちゃったのかも」と考えるほどでしたが・・・

 ここでスゴイな~と思ったのは、ツメコさんがそのことを苦にしていない点でした。
 もし、それで桜子さんの運がよくなったのならそれでいい、というようなことを
 言っていて、不運をもらったのかもしれないのに、不満を述べていないのは立派すぎ!

 不運の原因が、桜子さんかもしれないのに、それで少しでも桜子さんにネガティブな感情を
 抱いていないのは、素晴らしいことだと思いますよ。

 理性ではわかっていても、感情面でいかんともしがたいことってありますからね。
 それでもツメコさんは、そんなことをおくびにも出さない。

 さらには、その後、不運を貰ったわけではないことが判明して、桜子さんのせいみたいに
 言ってしまったことを謝ったり、どこまで人間できているのかと、感服でありました!

 などなど、ツメコさんの素晴らしさが輝いていた今回。
 桜子さんがツメコさんを好きなのも当然だな~と感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●パンクティーンエイジガールデスロックンロールヘブン (ハトポポコ 先生)

  

 「ガールズバンドおバカコメディ(柱文より)」!

 「まんがライフSTORIA」連載中。
 ハナコ、ヒロミ、アキコ、3人の少女が共同生活。
 その部屋の中でおこなわれるロックな会話(?)が、面白おかしい作品です。

 アキコさんが徹夜で眠そうにしている所、ヒロミさんが27時間起きてる自慢。
 ところが、アキコさんの起きている時間が予想外すぎて、さすがにドン引きでした(^^;
 眠らない自慢ってロック・・・なのかなあ。

 そして、ハナコさんが持ち掛けた「今までで一番痛かったこと選手権」。
 1位の自信があると豪語するハナコさんでしたけど、ヒロミさんの壮絶な痛みエピソードが
 かなりキツくて、さすがに怖気づいていたのは笑!

 そのため、自分の話をせず、アキコさんに痛みエピソードを語らせるのですが、
 これまたとんでもないことを言い出していて大笑・・・ いやいや、笑えない!
 というか、どうしたら「みせしめ」なんてシチュエーションになるのか、もう、わけわからん!

 他にも、ロウソクの火を指でつまんで消すやつをやろうとしたり、ハチに刺されたがったり、
 ロックな少女たちのやりとりが愉快な内容でありました(´▽`;)

 結局、アキコさんが寝てなかった理由に、ハナコ&ヒロミが謝罪に追い込まれるラストに大笑!
 「まんがライフSTORIA」連載中の本作品、今後もますます注目です!

 

 

●曇天ニューライト (高野雀 先生)

  

 地方の会社で働く女性2人。

 お便りコーナー「ライフ@コミュ」にて連載中の4コマから、スピンオフ登場!
 渡辺さんと鈴木さん、地方の会社で働く2人のかみあわない会話が面白い作品です。

 初対面で、地方に帰って来た理由を、いきなり尋ねて来る鈴木さん。
 その距離感に戸惑いつつ、言いづらそうにする渡辺さん。
 といった雰囲気の2人。

 いい大学を出てUターンしてきた渡辺さんからは、鈴木さんは遊んでる風に見えるようで、
 雨が降ってきて洗濯物の心配をする鈴木さんを、意外に思っている所が割とヒドイ(^^;

 のですが、ここで鈴木さんの意外な事実が明らかになって、驚く渡辺さん。
 同じ25歳でありながら、すでに2人の子持ちである鈴木さんに、思わず「マジかよ」と
 素が出ていたのは笑いました゚(*゚´∀`゚)゚

 渡辺さんは出産のことなど考えたこともないようで、そうした人生設計に思いを馳せ、
 何となく焦る感じになるのは、わかるわかるといった感じでしたね。

 しかし、鈴木さんが子供のできた時のことを語っていた内容が、あまりに殺伐としているのに、
 あっけらかんと話している所が可笑しくて、さらに渡辺さんは戸惑うばかりで面白すぎでした!
 子育て=懲役とは、ユニーク。

 そんな会話が、何ともなしに繰り広げられて、楽しい内容になっていました。
 最後に雨が上がっていたのも、渡辺さんの心象風景のような気もして、興味深い所でしたし、
 かなり私好みの作品でしたので、「ライフ@コミュ」のみならず、再登場に期待したい!

 

 

【その他】 

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、貝合わせ!
 ハイ、卑猥な方を想像しました!(正直) だって、清少納言が言ったら、そう思うじゃん?
 とはいえ、中身は健全な貝合わせ、みんなで楽しく貝合わせ、定子様もSで貝合わせ、でした(ぇ

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 お弁当を作って来たハルさんでしたが・・・

 どう見ても、失敗してそうな弁当を「おいしい」とたいらげる徒然くん、さすがです。
 しかし、クリスくんが知らずに「まずそう」なんて言ったものだから、ハルさんが闇化(^^;
 そこで、徒然くんが料理を教えるなんて流れになっていたのは、面白い。

 しかも山へ赴いてのデートを兼ねている所が、徒然くんにしては頑張っている感あります。
 けれど、ハルさんの料理の腕は絶望的で、それでもきちんと教えながら、食べているのは
 英雄的行動といっても過言ではないでしょう(ぇ。

 というか、徒然くんの料理スキル、すごすぎ~。
 おかげで、ハルさんもようやく出発点・・・とはいえ、すぐ上手くなるわけでもないようで(´▽`;)

 

●ファーストクラスニートましろ (えきあ 先生) 

 再び、短期集中連載! ニートなお嬢様ましろさん。

 今日も今日とて、銀崎さんがお世話をしてますが、いかがわしい漫画を読んだり、
 ましろさんのニート生活に果てはないようで、さっそく銀崎さんが運動をさせています。

 それでも、懸命に抵抗するましろさんのニート志向は、もはやとどまる所を知らず・・・
 ではありましたが、銀崎さんもさすがなもので、ましろさんの通販した商品を別の物にしたり、
 けっこうヒドかったのは愉快でした(´▽`;) その後の凄惨な結末にも大笑!(酷)

 

●となりのエロチカちゃん (後藤羽矢子 先生)

 もし今の人生が、人生やり直しだったら・・・?

 最近、漫画やアニメで「人生やり直し系」が流行っていますけど、恩納くんは
 自分は自分の人生に満足しているので、戻りたいとは思わないのだとか・・・
 とはいえ、好きなアニメを新鮮な気持ちで何度も観たいというのは、共感します(ぇ

 しかし、ある夢を見たことで、今の人生がやり直しなのではないかと考えた恩納くん。
 夢でみた未来、エロチカさんが大変なことになる前に救えるかもしれないと思うものの、
 その行動に踏み出せず、まさかの卒業を迎えることになるとは、驚きの展開でした。
 後藤先生によれば、完結が近いとのことで、どうなってしまうのか・・・楽しみです!

 

●化野さんはすでに死んでる。 (晴瀬ひろき 先生) 

 コミックス1巻は、12月発売! そんな今回、化野さんの妹登場!

 ハロウィンの記事に使うイラストについて悩む一条さんに、化野さんが妹さんを紹介。
 化野サヤカさん、漫画家をしているらしく、仕事も完璧なクオリティで、さすがです。
 そこでお礼に食事をおごることになるのですが、一条さんの本音は、妹さんを見たいだけ(^^;

 サヤカさんは快活な人柄で、姉である化野さんの方が振り回され気味になる所が楽しかったり、
 不死者好きなため、ヴァンパイアである会長にかまれたがったりと、愉快なキャラクターでした。
 でも、そこには姉思いな妹の姿が見えていて、そんな姉妹の絆も素敵でしたね。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 2本立て、1本目はダイエットな一香さん。

 太るからと、食べるのを我慢している一香さんでしたが、見かねた朋也くんが
 ケーキを作ったところ、どんどん食べてしまい、気づけば太り体形に(^^;

 朋也くんも、美味しそうに食べてくれる一香さんのため、ケーキ作りをやめられず、
 一香さんも朋也くんのケーキが食べたいと、どうにも止まらないスパイラルでしたが、
 そこで一香さんの思わぬ“大きさ”に朋也くんが驚いたため、落ち着いていたのは面白かった!
 姉とはいえ、弟であっても“大きい”と気になるものなのですね(ォィ

 
 2本目は、藤咲さん話。

 テスト前の勉強会に、村瀬さんと赴く藤咲さんでしたが、「女友達」について聞かれて、
 一香さんを思い浮かべていたがよかった・・・のですが、それを認めようとしない所は愉快。

 勉強会では一香さんに遭遇して、いつも通りのケンカ状態になってしまい、
 孝喜くんに怒られていたのは面白かった(´▽`;) 一香さんまで一緒になってるし。
 そんな2人を見た村瀬さんが「女友達」を理解して、それを藤咲さんが断固否定しつつも、
 心の中では認めてしまっている所が、微笑ましかったですね~。

  

 

【新人4コマ杯 9月期月間賞】

・アイルスマイル (橋本くらら 先生)

 

 高校生になりたて少女のお話。

 希美﨑アイルさんは、高校1年生になりたて。
 笑顔を作ることが苦手で、自己紹介も苦手という少女。
 そんな彼女の生活が描かれる4コマ作品です。

 クラスの自己紹介をする際、机に同化できたらと考えるアイルさんの思考が
 可笑しかったりしつつ、クラスメイトの蒼井ハルミさんとのやりとりも楽しい
 内容になっていました。

 選評には、キャラクターの特徴を活かせていないとありましたが、
 ハルミさんとの会話で何となく、そうした面は出ていたかなと思えます。
 もしかすると、掲載されていない部分でキャラクターが出ていないのかもしれませんね。
 雰囲気はよさげですし、つづきに期待したい所。
 
 


◆ まんがライフ 感想

2016年09月21日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2016年11月号

 

 表紙は、天体観測するミカちゃん!
 上着を着ているミカちゃんが、涼しくなってきた季節を感じさせます。
 他、佐藤さんや、ゲスト作品のエリさんとマキさんも!

 

 今月の「おふくろの味で賞」は、『キャバはじめました』より、ひとみさん!

 

 今回、秋のイベントで・・・

 何と、ひとみさんの手作りおつまみ企画が開催されることに!
 それが決まるまでの過程も、なかなか面白かったですね(^^;

 「秋☆しみじみおふくろの味デー」。
 料理のネーミングセンスはともかく、これが思いのほか好評で、大盛況。

 まるで、グルメマンガのように、感想を述べながら食すお客様方が愉快でした!
 「キャバめし」、イケるんじゃないですかね?(ぇ

 そして、ひとみさんの割烹着姿に、若干1名が落ちてましたけど、
 家庭を感じさせるその風情、まさに“おふくろの味” にふさわしい趣でありました。
 何より、美味しそうですからね・・・ 私も食べてみたい。

 

 

【今月のピックアップ!】

●白衣さんとロボ (柴 先生)

  

 今回、白衣さんの名前が明らかに!?

 冒頭、出て行ってしまった白衣さんを想って、ロボさんがしんみり。
 いったい何があったのか? と気になっていると、後ろから蹴りをくらわす白衣さんが!
 単に、2学期なので学校へ「行ってしまった」だけだったとは(^^;

 そして、秋物を出す作業などをするロボさん。
 白衣の数の多さに、さすがのロボさんも音を上げていたのは笑!

 でしたけど、アルバムが出てきて、そこに写っている白衣さんの子供の頃の姿が、
 今とは違っていて、ちょっと意外な感がありましたね~。 変なのは共通でしたけど(ぇ

 小さい頃から白衣を着ていて、それがきっかけで名前が付けられたと言ってますが、
 その名前が「白衣」だったのには、さすがに驚きましたよ! 本名なの!?
 まあ、どこまで本当なのかは謎、というオチでしたが(´▽`;)

 それにしても、十五夜に冗談を述べる白衣さんが、ロボさんに冗談で返されて、
 その内容にショックを受けて引きこもっていたのは、ちょっと意外だったかも。
 髪型に関して、割と繊細なのでしょうかね。

 そのくせ、実際のお月見では、ロマンの欠片もないこと言っていて笑いましたが・・・
 などなど、白衣さんの本名判明が、あまりに衝撃的すぎた今回。
 彼女のアイデンティティそのままに、まだまだ今後も、楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●竜先生はとてもまっすぐ (渡辺伊織 先生)

  

 怖いけど、まっすぐな整骨院の先生。

 竜堂整骨院の院長・竜堂スミレさん(23)。
 「竜先生」と呼ばれる彼女は、気風の良いまっすぐな気性。
 そんな竜先生の日々を描く4コマ作品です。

 整骨院とありますけど、整形外科医とは違うのでしょうかね。
 先代の祖父さまは名医と名高いとあるので、一応医者の資格は持っているのかな?

 それはともかく、竜先生はお客様にノセられて、サービスしてしまうこともしばしばの、
 お人好しな一面もあって、憎めないタイプといった印象。
 一般的な可愛らしさとは異なりますけど、ある意味、可愛いといえるかも。

 街中で、怖いという評判が立っていることを気にして、チエ子さんに相談してますが、
 そんな所も可愛かったりしますよね。

 昔は熱血柔道少女だったらしく、悪い奴らを見過ごせなかったことから、
 けっこう武勇伝もあったりと、豪快な人柄が感じられて、まあ可愛く見えないのはご愛敬(^^;

 といった感じの竜先生のお話。
 まっすぐさが魅力になっていて、そのあたりに痛快さや爽快感があると、面白いかもですね。
 と感じつつ、つづきに期待です!

 

 

●エリとマキとエリマキトカゲ (吉沢緑時 先生)

 

 妹さんが拾った爬虫類は・・・?

 雪の降る中、石立エリさん(20)の妹・マキさん(14)が拾ったエリマキトカゲ。
 エリさんは爬虫類が苦手らしく涙目ですが、マキさんは平然としつつ飼うと言い出して、
 新しい家族が増えることに・・・

 と始まるお話。
 姉妹の両親は、すでに天国にいるようで、姉妹2人暮らし。
 そこへ、エリマキトカゲが加わって、何とも奇妙な生活が始まっています。

 エリさんが爬虫類を苦手でも、飼うことを認めたのは、両親が亡くなって以来、
 笑顔のなかったマキさんが笑ったことにあるようで、妹想いな姉の心情が垣間見えます。

 それでも、苦手なものは苦手。
 マキさんが一生懸命に世話する横で、戦々恐々とするエリさんの姿が面白かった(^^;
 しかも、マキさんの方は平然としているので、その対比が可笑しさに拍車をかけます。

 そんな姉妹と、エリマキトカゲの物語。
 姉妹のキャラクターが良いうえに、エリマキトカゲという珍獣要素が面白味を加え、
 楽しくなりそうな予感がひしひし・・・ なので、つづきに期待ですね!

 

  

【その他】 

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、お化粧したい定子様?
 そこで、化粧指南したい清少納言でしたが、化粧っ気のない彼女に何ができるのか・・・
 なんて話が、2人の関係を軸に愉快でした(´▽`;) 弁官への心の声が、自分勝手で笑!

  

●おじょじょじょ (クール教信者 先生)

 姉妹とデートな徒然くんの巻。

 秋さん、積極的に徒然くんにアタック! 当然、春さんが止めるも、勢いはとどまらず(^^;
 それを紅さんが、姉に甘えたいのを恥ずかしがって“兄”に甘えていると述べていて、納得。

 そこで徒然くん、3人で遊ぶことを提案してますが、当日に「兄柳」となっていたのは笑!
 その兄っぷりに、さすがの春さんも焦っていましたけども、おかげで秋さんが、大事なことを
 思い出していたのは、よかったですね~。 しかも気が利く、良い妹さんです。

 

●化野さんはすでに死んでる。 (晴瀬ひろき 先生) 

 上終くんが苦手な鹿ケ谷さん。

 まあ、上終くんは傲岸不遜そのままの性格ですからね、やむなし。
 でも今回、ある出来事から、上終くんの株が上昇することに・・・?

 不死者で構成されたアイドルユニット「R.I.P」のチケットを落とした鹿ケ谷さん。
 けれど、隠れアイドルオタクである彼女は、それを知られたくないという状況で、
 チケットを拾ったのが上終さん・・・なんて話でしたけど、上終さんのとった行動が、
 配慮に富んでいて、ちょっと見直しちゃいましたね。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 今回、2本立て! 1本目は、弟思いがアダとなる一香さん。

 朋也くん、音楽の授業で歌のテストがあると言ってますが、これには一香さんも愕然。
 あの絶望的音痴っぷりを披露することになるのかと、青ざめてます(^^;

 さらに、カラオケに誘われても断れず、藤咲さんと共に、朋也くんの歌に四苦八苦。
 そんな様子が面白かったわけですが、それでも、朋也くんを傷つけまいとフォローする
 一香さんのせいで、彼が自分の実力を見誤っているのは、愛の難しさを感じさせます(ぇ

 
 2本目は、マリナっちさん話。

 同性に憧れられるクォーター女子とのことで、女子から人気があるものの、内面は乙女。
 少女マンガのシチュエーションに興味津々ながらも、想像するとウブな反応をしていて可愛い。

 そんな彼女の好きな相手が、総一郎くんなわけですけども、今回、マリナっちさんの母上が、
 マリナっちさんを「総ちゃんがもらってくれればいいのに」と言ったことに、彼が見せた反応。
 これは、ちょっと切ない感じでしたね・・・ その真意が気になる所です。

 

●うちの神が毛深い (イシデ電 先生) 

 短期集中連載・最終回! 借金取り現る!?

 まあ、編集者さんなのですけども、掛井魂にゃ太郎さんという方。
 原稿を取りに来たものの、ゆきちの存在にも驚かないし、肝っ玉すわった人のようで、
 なかなか良いキャラクターでしたね。

 それにしても、ゆきちがバイトで金を稼いで来ていたのは面白かった(´▽`;)
 そして、ラストの出来上がった原稿に感激する掛井さん・・・は良いものの、
 最後に吹っ飛んで行っていたのは大笑いでした! そんなことになるとは!

  

  

【新人4コマ杯 8月期月間賞】

・彼 (三河屋康 先生)

 

 OLさんと猫。

 アパートでよく出会う猫さんを眺めたり、世話をしたりするOL・山田さん。
 玉を触ろうとしたり、道を譲られたり、カラスとの戦いを目撃したり、
 猫との些細な交流が、面白おかしく描かれる4コマ作品です。

 選評でも、完成度が高いと述べられているように、読みやすいのはもちろん、
 かなり味のある作品になっていて、引き込まれてしまいました。

 まさに、「独特の世界観をしっかりともった良作」。
 これはぜひとも、つづきを読んでみたいものです!
 
 


◆ まんがライフ 感想

2016年08月20日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2016年10月号

 

 表紙は、夏な雰囲気のミカちゃん!
 タローくんと共にお散歩でしょうか、「笑顔がいっぱい。」の言葉がぴったりです。
 他、ゲスト作品や、最終回作品、コミックス発売中の作品なども!

 

 今月の「怠惰は永遠にで賞」は、『ファーストクラスニートましろ』

 

 短期集中連載の最終回! そんな今回も、ましろお嬢様は自由です。

 布団にくるまり、気ままに過ごしつつ、ケーキを食べたいと言い出してワガママ放大。
 そこを家政婦の銀崎さんが、うまいこと抑えつける様子が、面白おかしい(^^;

 お手伝いの豆田くんなどは、ましろさんの横暴ぶりに振り回されまくりなものの、
 銀崎さんは、お風呂を嫌がるましろさんを見事に誘導し、半ば強制的に洗っていて、笑!

 そうした日常が楽しい作品でしたが、今回で短期集中連載もおしまい。
 この愉快な風景、また見てみたいので、つづきに期待です!

 

 

【9月7日、コミックス16巻・発売!】

●動物のおしゃべり (神仙寺瑛 先生)

  

 動物たちとの楽しい日々。

 タローくんに、一番好きな香りについて尋ねるミカちゃん。
 すると「食い物」なんてタローくんは答えていますが、ミカちゃんに
 「・・・ミカじゃないんだ」と言われて、固まっていたのは笑!

 でも、よほど気にしてしまったようで、あのタローくんが食欲をなくすほどとは、
 ちょっぴり気の毒でしたかね(^^;

 さくらの好きな香り、それは・・・フレーメン反応を引き起こすアレというのだから、
 もはや何と言ったらよいのか、自ら地獄へ赴く戦士のごとくでしたね(ぇ
 実際には、臭いから反応しているわけではないそうですけども。

 【想定外】レポートを書くために部屋に入ったお兄ちゃんでしたが、
 部屋の中からいびきが聴こえてきて、おかしいことに気付きます。

 他の皆はリビングにいるはず・・・なのに、誰のいびきが聴こえてきたのか?
 と気になる内容でしたが、そこにいたのは確かに【想定外】の彼(´▽`;) これは驚きますわ。

 他、スウェーデンで作られたという物に怒るミカちゃんが可愛らしかったり、
 タローくんの頼りない記憶力も、食べ物に関しては強力だったり、色々ありましたけど、
 そうした愉快な日々が、まだまだ続くことを願いつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】

●うしろのご先祖さま (勇人 先生)

  

 10月27日、コミックス3巻・発売! ・・・ですが、最終回!!

 お盆になって現れた、謎の鎧武者。
 ご先祖さまたちを追い回し、どうも連れ帰ろうとしている様子。
 逃げ回りながら、菜々緒さんに助けを求めるご先祖さまたちでしたが・・・

 といった前回までのお話でしたが、そこでの菜々緒さんの言葉には、みんな驚き。
 帰るように促され、正宗さんは自害を図り(幽霊なのに)、梅さんはオタクの最後の行動、
 ハナさんは食欲まっしぐらと混乱する様子が、面白かったり(^^;

 でも、寂しいけれど、またお盆に会えると言われて、菜々緒さんの言葉を受け容れています。
 そこから、他の人たちも加えたお別れ会!

 しみじみするわけでもなく、にぎやかに楽しく。
 そうしたお別れ会風景が、愉快でしたね~。

 そこで明らかとなる、鎧武者さんの正体。
 彼もまた、菜々緒さんのご先祖さまである菊さんだったわけですけども、
 彼の口から語られた真相は・・・?

 涙のお別れ・・・と思いきや、な展開が、これまた楽しいシメとなっていましたね。
 そして、訪れる日常が、爽やかに穏やかに、そしてにぎやかに、素敵でありました。

 本作品は、ご先祖さまでありながら、外見は可愛らしい子供の幽霊さんたちと、
 その子孫である菜々緒さま、そして周囲の人たちの作り出すやわらかな雰囲気に、
 魅力があったように感じます。

 毒気のない純粋な心の爽やかさが、透き通った空気を生み出すような感覚。
 そんなものを感じつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

【ゲスト作品】

●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生)

  

 タイトル通りな2人のお話。

 第4回・新人4コマ杯、受賞作!
 百年魔女に支配されていた城を救ったミント王子。
 そこには、眠り続けるラベンダー姫がいて、彼女を起こそうとやって来たのですが、
 どうも姫はすでに起きていたらしく・・・

 と始まったお話。
 定番のキスでのお目覚めがない、王子と姫。
 そうしたズレた所に、面白味のある4コマ作品となっています。

 姫としては、100年眠り続けてきたため、現在の社会で生きるすべがない。
 そこで、何としても王子にすがりたいわけで、どうにかキスしてもらおうとしたり、
 お友達から始めましょうと交渉したりと、たくましさ加減が愉快でしたね。

 王子も王子で、「初対面の奴と結婚とかないわ」などと、つれない返事。
 さらに、下僕としてなら考えてやってもいいとか、けっこうヒドイし(^^;

 そこで、下僕になって城へ連れて行ってもらう姫さんでしたけど、その立場から、
 虎視眈々と結婚を狙うラベンダー姫と、彼女がよからぬことをしないよう見張る
 ミント王子との奇妙な関係が、面白おかしくも気になる所・・・

 王子と姫なのに、ロマンチックの欠片もない2人の関係が面白くなりそうですし、
 これはぜひとも、つづきに期待です!

 

  

【その他】 

 まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、夏に溶ける清少納言。
 でしたけど、そこへ定子様が涼しくなる話題を持ち込んで、少納言、震えが止まらない!?
 ちょっとSっぷりを発揮する定子様が可愛らしかった(ぇ

 

●おじょじょじょ (クール教信者 先生) 

 将来について考える一同。

 紅さんが、将来=進学のことを考えていたのをきっかけに、ハルさんたちも考え始め、
 しっかりと考えている彼らとの落差に、慌てる紅さん、それがふつうだと思います(^^;

 そして、受験勉強などが始まる前に、遊んでおこうといった話になり、
 高校生らしい遊びを求めるも、ここでも格差が立ちはだかっていたのは笑!
 徒然くんも常識外すぎて、紅さんくらいが「ふつう」なのは面白い所でした。
 また、日が落ちるのを眺める“贅沢”も、微笑ましかったり。

 

●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)

 ルリルリさんを目標にする一香さん。

 なんでも「世界一のお姉ちゃん」になりたいらしく、その参考にしたいのだとか。
 一番のポイントは、弟に好かれていることのようで、納得です。
 ルリルリさん&孝喜くんは、仲良し姉弟といった感じでもありますし。

 そして、「いい姉」はひとりじゃなれない、というルリルリさんの言葉は、素敵でしたね。
 弟との関係あってこその姉であり、姉あってこその弟であると・・・
 ボソっと朋也くんの口から出た「血の繋がりはないけど」という言葉を気にする一香さん。
 それでも、姉弟として「ちゃんと繋がってる」というのは、まさにその通りで、微笑ましいです。

 

●スパロウズホテル (山東ユカ 先生) 

 真夏の女子会、その中に男子が1人・・・

 騒ぐ女子たちでしたが、話題は彼氏がいないだの、友人が結婚するだのといったもの。
 そこで、御園くんに話がふられるや、彼には最近、気になる人がいるのだとか・・・

 その衝撃発言に驚きつつ、詮索を始める女子陣でしたが、割とガチっぽいと気づくや、
 ちょっと引き気味だったのは、ヒドイと思います(´▽`;) 塩川主任に至っては笑ってるし。
 そして、ショックを受けたのか、お休みする御園くんを心配するでもなく、責任を擦り付け合うとか、
 もうどうしようもなかったですね! そうした様子が面白かった(ォィ

 

●白衣さんとロボ (柴 先生)

 夏風邪ひいた白衣さん。

 そこで、看病するロボさんでしたけど、家事をこなしつつ、様子を何度も見に行く姿が、
 けなげというか、心配性というか、世話焼きっぷりが甲斐甲斐しくて、微笑ましかった。

 そして、部屋をやたらと広く感じる白衣さんからは、心細さを感じられて、
 だからこそ、ロボさんがそばにいてくれることのありがたみが、伝わってきましたね。
 早くに治ったことに、非科学的な感慨を覚える白衣さんが、いつもと違った雰囲気で、
 よかったですよ。

 

●わくわくワーキング (おーはしるい 先生) 

 佐々木さんから相談を受ける御局さん。

 はじめ仕事がらみのことと思いきや、プライベートな話で、しかも中野くんがらみ。
 プールへ行くという情報をつかんだので、素敵な水着でアタックしたいのだとか。
 へたに玉砕されて辞められても困ると、その相談に乗ることにした御局さんでしたが・・・

 かなり真っ当なアドバイスをしたうえに、中野くんの佐々木さんへの反応を気にしたり、
 中野くんの隣に座るよう促したり、御局さん、よきアドバイザーですよね。
 そして、それだけ佐々木さんに信頼されているわけで、御局さんの株が上がりまくりでした!

 

 

【新人4コマ杯 7月期月間賞】

・我ら佐奈田の忍なり (瀬川あべる 先生)

 

 女子校に潜入する忍が2人。

 佐奈田グループのご令嬢を守るため、彼女の通う女子校へ潜入した忍2名。
 猿鳶くんと桐隠くん・・・ つまり女装しての潜入ということに。

 猿鳶くん、変装に気合が入っていなかったものの、桐隠くんにメイクされ、
 美少女になっていたのは面白い(^^;

 そして、護衛対象のご令嬢には友達がおらず、猿鳶くんが友達志願することに・・・
 といった内容でしたけど、忍が女装して潜入するという点や、ご令嬢のキャラクターに
 面白味がありそうですので、つづき読んでみたいものですね~。