2017年6月号
表紙は、まったりするミカちゃんたち!
笑顔のタロー、寝そべるさくらも、可愛らしい。
他、最終回・2本立て・新連載作品も!
今月の「大きな変化で賞」は、『すずなの恋』より、すずなさん!
体育祭後、すずなさんの様子がおかしい・・・?
涼城くんを見ると、挙動不審になってしまうすずなさん。
まるで、男子が苦手だった頃のような反応になってしまい、
涼城くんも自分が避けられているように感じていますが・・・
体育祭で涼城くんを「かっこいい」と認識したすずなさん。
彼女の心に起きた変化は、むしろ良い傾向なのでしょうね。
これまで、すずなさんの心情は「好き」ではない段階だったわけで、
それはそれで興味深い話だったのですが、これでようやく新たな物語が
紡がれることになると思うと、期待せざるを得ません。
男子のことが苦手だったすずなさんが、涼城くんのおかげで変わり始め、
そして彼に好意を抱くことで、大きな一歩を踏み出すことになりそうです。
というか、いちいち初々しくて可愛い(^^;
【最終回!】
●おじょじょじょ (クール教信者 先生)
コミックス4巻は、7月12日発売! ・・・ですが、最終回!!
あれから2年の月日が流れての最終回となりました。
進学した者、独立した者、去った者、それぞれがそれぞれの道を進んでいるようで。
ハルさんは、やはり独立したらしく、社長に収まっていましたが、
大財閥とは違う会社ながらも、業界コネで仕事をもらえるあたり、実家の恩恵が
感じられつつ、彼女がそれを拒絶するわけでもない姿勢に、好感を持てましたね。
そして、徒然くんといえば、別の仕事をしているとのことで、
たまにハルさんの会社へやって来ては話をしている関係が、何となく良い感じ。
ハルさんとしては、自分の会社の警備として彼を引き抜きたいようですけど、
徒然くんの仕事料金が法外で、なかなか思うようにいかない所が可笑しかった。
それから、久しぶりに紅さんやクリスくん、秋さんと集まっていましたけど、
大学組と仕事組で温度差があったのは笑゚(*゚´∀`゚)゚
でしたが、それでも仲が良いのは素敵なことですよね。
あと1人、じぃのその後も面白かったわけですが、最後のシメはやはり2人。
ハルさんと徒然くんの笑顔と後姿が、微笑ましく、まぶしかった。
徒然くんのあのような顔が拝めるとは・・・
などなど、一大騒動から2年後の彼らが描かれた最終回。
大きな山を越えた2人の絆はさらに深まり、強まったのだなと感じさせてくれました。
金持ちゆえに孤立し、結果、高飛車な態度で壁を作るようになったハルさん。
自らの過去ゆえに重荷を背負い、笑うこともできなかった徒然くん。
不器用で、誠実で、やさしく、それでいて強く・・・
そんな2人が、互いに互いを変え、幸せをつかむ物語も、ここに完結。
楽しませていただきましたー!
【新連載!】
●マンドラさんとヒト科たち (ほずの都 先生)
理系学生と、不思議生物の同居コメディ4コマ。
【主な登場人物】
・早川 : 理系大学生。 非科学的なものを否定したがる。
・マンドラゴラ : 願いを叶える魔法の植物。 通称マンドラさん。
だいぶ前にゲスト登場した作品ですね。
実家から送られてきた不思議な植物・マンドラゴラさんに、
願いを叶えると言われるものの、現実主義な早川くんは断固拒否。
願いを言うよう仕向けたいマンドラさんと、非科学的なものを否定する早川くん。
そんな2人(?)の“攻防”が面白おかしな4コマ作品になっています。
とはいえ、何だかんだで同居生活を営む2人。
早川くんはマンドラさんの食事である水と栄養剤を与えますし、
マンドラさんはテレビやゲームを楽しんだりと、楽し気に暮らす様子が微笑ましい。
と思いきや、事あるごとに、マンドラさんに嫌がらせをする早川くんが愉快(^^;
マンドラさんも可愛らしいし、この攻防生活がどのように繰り広げられてゆくのか、
連載スタートということで、大いに楽しみです!
【その他】
まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』、コミックス7巻は5月6日発売!
そんな今回、道長様の大事にしていたものを、倫子様が燃やしちゃうお話。
まあ、やむなしですけどね(´▽`;) とっておく方が問題ですが、道長様、大物だなあ。
●スパロウズホテル (山東ユカ 先生)
佐藤さん、ビリーさんとデート・・・!?
というか、観光案内をしてほしいと頼まれた佐藤さんが、主任の許可を得て、
2人で色々な場所に行くお話でありました。
当然、この2人では平穏とはいかない観光になっていましたけど、さらに御園くんが
主任の命を受けて尾行しており、ダブルボケと尾行ツッコミの組み合わせが愉快でした。
そして、尾行に気付いていた佐藤さんもですが、即座に言い訳を用意した御園くんも凄いぞ!
●眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生)
今回、お泊り会!
ミント王子、ラベンダー姫、アルカネット姫、その部下・アンニンさんで、お泊り会を
することになりますが、王子との関係をラベンダー姫から聞き出したアルカネット姫は、
王子の本心を確かめるべく、ある提案を持ち出します。
それは、ラベンダー姫を自国に引き抜こうという話。
まさか好きだから行くななんて王子は言えないだろうと、アルカネット姫は考えますが、
一体どうするのか、気になるやりとりが繰り広げられていて、面白かった。
そんな中で、それぞれの心が見えたようで、今後の展開が楽しみです。
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)
今回、2本立て! 1本目は、朋也くんの大事なものを壊してしまった一香さん。
朋也くんのゲームのフィギュア、ぶつかった拍子にその首が取れてしまって、大慌て。
朋也くんに嫌われてしまうことを恐れ、隠してしまおうかと考えていますが・・・
なんてお話でしたけど、結局は正直に話しただけでなく、何とかフィギュアを直そうと
頑張った一香さんの姿勢は、爽やかでよかったですね。
2本目は、ルリルリさんの苦手なもの。
可愛らしいものの、強くて怖いお姉さんなルリルリさん。
そんな彼女にも苦手なものがあって、今回、その苦手なものに悩まされる彼女が珍しく、
かつ不安にさせられて、いつもと違った雰囲気が興味深い所でした。
子供の頃から怖くて仕方なかったようで、今でもおびえて動けなくなるルリルリさん。
そこへ、一香さんやマリナっちさんがやって来て、安心感を与えていたのは素敵でしたね。
ルリルリさんの可愛い一面と、友人たちのやさしさが、楽しかったです。
●白衣さんとロボ (柴 先生)
「白衣さんはロボの夢を見るか?」
ということで、春眠暁を覚えずな白衣さん、やたらと眠たくなる様子。
干している最中の布団に寝そべって、“お日様の匂い”を堪能していますが、
ダニの死骸から発している匂いという話に、ロボが動揺していて笑! でもデマですね。
そして、夢を覗ける機械を発明してしまう白衣さんがさすがでしたけど、
彼女の見ている夢の内容も、世界大統領とか言っていて壮大でありました(^^;
それにしても、考えてみればロボが夢を見れるのって、スゴイことですよね・・・
【新人4コマ杯 3月期月間賞】
・ようこそカフェdouceへ!! (真たなひ 先生)
カフェで働く人々を描く4コマ作品。
【主な登場人物】
・城本ヒナ : カフェの新人バイト。 ひたむきに頑張ってます。
・田中厚 : 店長。 こわもてで、実際怖い。
・雪代まな : 店員さん。 可愛いけど、怖い。
・渡部剛 : 店員さん。 よき先輩。
個性的な人々の働くカフェで、新人バイトくんは右往左往する様子が
面白おかしく繰り広げられる4コマ作品です。
店長さんがよくいるタイプのこわもてだけど優しいキャラクターでない所は、
なかなか愉快でしたし、他の面々も個性がしっかりしていて、そうした点で
読みやすい作品になっていましたね。
笑いとなごみのバランスもよさげで、緊張と緩和がうまく融合していた印象。
これはぜひとも、つづきに期待です!