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観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

豪商の館 田中本家博物館

2013年08月10日 | 旅・風景・グルメ
今週の4,5日とバス旅行に行ってた。今回楽しみにしていた志賀高原の横手山では雨に降られ、周囲は雲の中で何にも見えなかった。
しかし、お天気のほうはどうでもいい昼食会場の「豪商の館 田中本家博物館 お休み処 龍潜」にいるときは上天気。そこで少々変わった昼食をいただいた。


豪商の館 田中本家博物館 所蔵の古文書「諸客賄方控帳」に須坂藩のお殿様が田中家で供した「やまどりのお雑煮」(右下)を再現したもの
(山鳥の代わりに知床鶏を使用している。)

ここは、江戸時代の信州屈指の商人田中家の大邸宅を、博物館にしたもの。3千坪もの敷地に、5棟の蔵を改装した展示館と、四季折々に楽しめる広大
な庭園(春庭、夏庭、秋庭の3箇所)ある。


春の庭


春の庭奥、母屋よりにあるこの水路だけは涼しそうだ。


吹き出している泉の水が冷たくて気持ちいい。


夏の庭
ヘブンリーブルー(西洋あさがお) 日本の朝顔より開花の時期がが遅い。


一番大きな秋の庭の一部


ストリートビュー
蔵に囲まれた博物館の全景を見るため、グーグルのストリートビューの写真を拝借した。

能登金剛

2013年08月06日 | 旅・風景・グルメ
能登金剛とは、能登半島西岸の景勝地で石川県羽咋郡志賀町にある関野鼻から福浦港のまでの29kmを差す。朝鮮半島の金剛山の景色に匹敵する
ことから名づけられた。日本海の荒波に侵食された奇岩、怪石が並ぶ能登の外浦の男性的な光景の代表。


左端に鷹の巣岩、右端に厳門が見える。


鷹の巣岩
高さ約27mのこの岩、名前の由来は、鷹が巣を作っていたとも、鷹しか降りられないほどの高さがあることからとも言われている。立神岩という別称もある。


厳門横にあるこの洞窟に源義経が兄、頼朝の追っ手から逃れて身を潜めていたと言われている。
洞窟は、携帯をかざして写真を撮っている女性2人の後方に広がっており、そのまま裏側の船着き場まで行くことができる。


右下のペンキで書かれた矢印の横には出口と書かれている。
その上の白い看板には「遊覧船乗り場」と書かれている。


この厳門の大きさは、、幅6メートル、高さ15メートル、奥行き60メートル

岸壁の母に思う

2013年08月03日 | 旅・風景・グルメ






羽咋郡志賀町富来領家町にある、道の駅「とぎ海街道」に立ち寄り、「世界一長いベンチ」と「岸壁の母」石碑などを見た。
岸壁の母については、ソ連ナホトカ港からの引揚船が入港する度に舞鶴の岸壁に立つ母をモデルにした流行歌や映画を知っているが、どうして碑が
この場所にあるのだろうか。
「岸壁の母」のモデルとなった方は、「端野いせ」という女性で、1899年(明治32年、石川県羽咋郡富来町(現在の志賀町)に生まれたので、
ここに石碑が建っているのだ。
今日、この写真を見ていて7月29日の麻生副総理のとんでも発言を思い出した。櫻井よしこが理事長を務める「公益財団法人 国家基本問題研究所」
の講演会における発言は、朝日新聞デジタルのこの 麻生副総理の憲法改正
をめぐる発言の詳細
に掲載されている。
麻生大臣の「ある日気づいたらワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んだらどうかね」という発言を取り上げてみたい。
「ヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。
全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。」という彼の発言は、そのまま、
「日本国民は自民党を選挙で選び、そして安倍晋太郎を首相としているのですよ、間違わないでください。」ということになる。
次に「ワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。」という発言を、「日本国憲法という当時アジアで
もっとも進んだ憲法下にあって安倍晋太郎は出てきた。」に置き換えると非常に恐い文章になる。
最後に「しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。」という発言は、日本国民全員が憲法改正について大いに議論して
決めるのではなく、国民に選ばれた国会議員の多数決で粛々と改正すればいい。」という趣旨になる。
ナチス誕生時のドイツは、第一次世界大戦の敗戦によって多額の賠償金を支払う羽目になり、経済は停滞し国民は疲弊していた。そこへ強い国家を標榜する
ヒトラーが登場。国民の圧倒的な人気を得て政権を掌握。このナチスに立ち向かったのは共産党だけという状況だった。
一方、日本は長いデフレ不況で閉塞気分になっていた国民がアベノミクスというネーミングの幻に引き付けられ、あまりにも不甲斐ない民主党のせいもあり、
先の衆院選、参院選で自民党を大勝させた。ナチス誕生時の状況を今の日本の状況に例えるのは不適当とは思うが、安倍政権を真っ向から批判しているのは
社民党と共産党くらいという点は似ている。
ところで、ドイツの閣僚が憲法改正に対してこのような発言をすれば、即時辞任そして首相も責任を問われるだろう。(話は変わるが、ドイツは憲法を幾度と
なく改正している。国民投票はないが両院の3分の2以上の賛成を必要としているし、両議会で十分議論をした上で可決されている。)
今回の発言だが、舌禍事案の多い麻生大臣の不適切というより、日本国の大臣として国会議員として不適格な発言は、単に口が滑ってしまって発言しただけの事
なのだろうか。そうではなく、彼の本音というか、今の自民党執行部=日本の支配者層の思っている事を語ったのだろう。それをタカ派のシンクタンクいわば身内の
集まりの場だったので、当然、共通認識として理解が得られるだろうと思い、発言したのだろう。
この発言に対し、例えられたドイツをはじめ諸外国から大い批判が出てくるのは当然だろう。ドイツをはじめとする今日の民主国家は、ナチスの反省の元にできた
ものなのだ。

輪島の朝市

2013年07月16日 | 旅・風景・グルメ

写真左側になんだか気になる建物が


今は、使っていないようだが、柱に「記念写真ご自由に」の張り紙がある。この建物は何だったのだろう。


最近は観光地に行くと平日でもゆるキャラがよく見られる。(カメラを向けるとポーズを取ってくれた。)


右端の真空パックに入った蒸しアワビ、値段が見えないが1万2千円とのこと。
まな板の上に置かれている包丁で1万2千円の蒸しアワビのを薄く切ってくれてサービスしてくれる。
(客の手が見えるトレイに載っているのは別物)
ここで干しホタテ貝柱を買った。量をサービスしてくれるので、他店よりお得。

白米千枚田と世界農業遺産

2013年07月09日 | 旅・風景・グルメ



6月21日朝、宿を出発し最初に向かったのが、「白米千枚田」。白米千枚田の白米は、はくまいと読むのではなく、しろよねと読むのが正解。
確かに風景としては美しいが、まるでミニチュアの水田のようだ。


この看板を見て初めて「世界農業遺産」という言葉を知った。

「世界農業遺産」
「正式名称は世界重要農業資産システム」(GIAHS:Globally Inportant Agricultural Heritage Systems)国連食糧農業機関(FAO)が2002年から
開始したプロジェクトで、各国の多様な農業の存在を積極的に評価し、これを維持・活性化する仕組みであり、次世代へ継承する仕組みであり、重要な
農法や生物多様性等を有する地域を認定する制度
2013年5月末現在、世界で25サイトあり、日本国内では、2011年6月認定の「能登の里山里海」「トキと共生する佐渡の里山」と本年5月に
認定された「静岡の茶草場農法」阿蘇の草原の維持と持続的農業」、「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」の計5サイトが認定
されている。


今年の11月には、左の看板のように整備されるようだ。

よしが浦温泉 ランプの宿 その3

2013年06月30日 | 旅・風景・グルメ
部屋にはテレビもないので、夜は夜景でも楽しむことになる。


ライトアップされた空中展望台と展望塔がよく見える。




風情のある離れの通路


この水瓶は、地元の珠洲焼きだろうか。


明かりは、多分イカ釣り漁船の漁り火


漁を終えて帰りのイカ釣り漁船


お見送りをしてくれた宿の女将さん(右)と仲居さん(左)



よしが浦温泉 ランプの宿 その2

2013年06月29日 | 旅・風景・グルメ

夕食の献立
本物は和紙


造里
真ん中の喉黒(ノドグロ)は、通称で正式名は、アカムツ(赤い色をしたムツの意味。)
「むつ」とは「脂っこい」ことで「むつっこい」、「むつこい」、「むっちり」、「むつごい」からきた名前で、脂っこい魚という意味らしい。
それが、近年、鮪のトロと同様に脂っこいものが好まれるせいか、高級魚になっている。やせ我慢でもなく、ヘルシーにこだわっている訳でもないが、
私は好きでない。鮪は赤身が好きで、肉も霜降り肉でなく赤身の方が美味しい。


焼物


蒸物
夕食の中で一番美味いと感じた料理がこのウナギの茶碗蒸し。このような茶碗蒸しは、今まで一度も食べたことがなかったが、これが一番だった。


おしのぎ 魚の甘鯛の味付けが良かった。


煮物
この煮物の中では、容器としても使われている太キュウリが良かった。宿の食堂で仲居さんから「加賀野菜」という言葉を聞いたので検索してみると、
ずばり加賀野菜の公式サイトが最初に載っていた。
加賀野菜(かがやさい)とは、石川県金沢市で生産される、金沢市農産物ブランド協会が「加賀野菜」と認定した野菜。
もう少し詳しく言うと「 昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜の中から選定された野菜。現在は、さつまいも、れんこん、
たけのこ、加賀太きゅうり、へた紫なす、諸江せり、金時草、加賀つるまめ、源助大根、打木赤皮甘栗かぼちゃ、加賀一本太ねぎ、二塚からし菜、くわい、
赤ずいき、金沢春菊の15品種が認定されている。


デザート

よしが浦温泉 ランプの宿 その1

2013年06月28日 | 旅・風景・グルメ

このチラシの左下にある「月あかり6号室」に泊まった。しかし、あいにくの曇り空で上の写真もようなきれいな夕日を見ることは
できなかった。


次の日、日の出前から空を眺めていたがやはり厚い雲に覆われていた。この写真は、6月21日 午前5時23分撮影。
きれいな姿の日の出は見られなかっが、でも雨がふらないだけでも儲けものだ。このバスツアー参加者の香川と徳島は相当降ったようだ。
それにしても、この宿は晴れていれば日の出も夕日も楽しめる可能性があることを思うと、実に贅沢な宿だ。


部屋の前にオープンデッキがある。


ランプは、防災上の関係から本物ではなく電気のあかり。しかし、この宿では蛍光灯が使われていないので風情はある。


デッキは雨でだいぶ濡れているようだが、幸い滞在した間は一度も降らなかった。(右が露天風呂)


正面から日本海が一望できる (透明なガラスが嵌め込まれているので、怖さは感じない。)


この引き戸を通って行き来もできる。


テレビもないので、景色をじっくり楽しんでいると、あることに気づいた。(最初は上の広い駐車場から歩いて来たので気づかなかった。)
真ん中の右に見えるこの車、坂を上っているのでなく、下っているのだ。坂を一度左端までバックで下り、そこからあらためて前進で宿まで
下って行く。反対に宿から上るときは、この左端から右端まで坂をバックで上り、そこから前進で上っていくという訳だ。

聖域の岬(金剛崎)

2013年06月26日 | 旅・風景・グルメ
6月20日、見附島を観光した後、珠洲岬へと向かった。
添乗員さんによると、珠洲岬は、石川県能登半島先端部の禄剛崎、金剛崎、長手崎など含めた約5kmの海岸の総称である。その中の金剛崎は、
「聖域の岬」とも呼ばれ、「日本三大パワースポット」の一つらしい。
この案内板にも日本三大パワースポットと書かれていたので、家でじっくり調べてみた。グーグルで「日本三大パワースポット」を検索すると
一番上に出てくるページには以下のように書かれていた。

「日本全土に多数点在する有名なパワースポットを本サイトでは「波動の融合地」、「磁場の変動地」、「地殻エネルギーの放出地」の三つの
タイプに分類し、その有力候補値を案内するものです。
選定条件としては、
1:単にパワースポット的な場所や建築等に捉われないこと。
2:地球規模で、人や植物等に多様な好影響を与えている広域エリアであること。
3:日本の歴史・文化・風習に伝統的に順応した、実績指数の高いエリアであること。
以上三点の項目を重視し、厳選・選出しました。

聖域の岬 (石川県)
日本海に大きく突出している能登半島は、独特な地層構造の為、気象的には寒帯ジェット気流と、亜熱帯ジェット気流が合流する(日本独自の気候・
四季を形成する元)他として、海洋的には、海面での卓越風を含む暖流、寒流が能登先端で合流し表層循環・熱塩循環等の海洋循環が行われている
気象学、海洋学的にも極めて貴重な半島の環境である。
このことから、能登半島最先端部には、これらの気流、海流、大地の気流が複合的に凝縮され、世界的にも稀な波動集積地となっている。

分杭峠 (長野県)
地表の一部に生じる磁場の変動地

富士山 (山梨県)マントルを含む、地殻エネルギーの放出地」

とあり、分杭峠と富士山の説明は1行足らずだが、聖域の岬だけは詳しく書かれていた。
この三大パワースポットの三箇所、誰が選定したのだろうか。

「日本三大パワースポット 聖域の岬によると「鑑定士」としてこの聖域の岬にある
「ランプの宿」の経営者の名前があった。






長さ9.4mのこの空中展望台、先端はかなり揺れるので結構スリルがある。この空中展望台の定員は5人


別角度から撮影。眼下に見えるのが「ランプの宿」


宿泊した「ランプの宿」の部屋のデッキから撮影した空中展望台(カップルがいる。)上空を飛んでいるのは、アオサギ(青鷺)のカップル?


ライトアップした展望塔と空中展望台 右下に見える明かりは、食堂の明かり。

ランプの宿の公式ブログにこの展望塔と空中展望台のイメージデザインは「宇宙戦艦ヤマト」、「イ号122潜水艦」であると書かれている。また、
「スカイバード」というネーミングは、アオサギが100km先の洞窟からランプの宿の前の海岸まで餌の捕獲に来る飛来コースとなっていることが
あげられていた。なお、展望台の上空は、季節によっては多い日には30万羽位の野鳥が行き交うまさに「鳥たちの大空路」ともなっていると書かれ
ていた。ここへ来るのが春か秋の渡りの時期であればもっと良かったのに。

ところで、この日本三大パワースポットのほかに「日本三大聖域」というのもあるようで、この「聖域の岬」も入っているらしいが、後の2箇所はどこ
にあるのだろうか。

見附島

2013年06月23日 | 旅・風景・グルメ
能登のシンボルとして有名な見附島は、石川県の北東部、能登半島の先端に位置する珠洲(すず)市 にある無人島。


駐車場で降りて歩き出すとすぐに松原に出る。目の前の島がそうかな。


この見附島から昇る朝日は絶景だそうだ。


干潮時には島へ歩いて渡ることができる。


ここの砂も細かいのでしまっているせいだろうか、靴がズボッと入り込んでしまいそうなのに平気で歩ける。


周囲400m、面積1,150㎡、標高28メートル。島の形が軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれている。


弘法大師が布教のために、佐渡から能登へと渡る際に最初に見つけたことから「見附島」と命名されたとする伝承がある。


上の説明板を見て、なんで「えんむすびーち」なのか分かった。