ゆうゆうなごやの見学会が有りました。
今日は、海部郡蟹江町に有る、㈱ジュニアー蟹江ファッションセンターで、婦人服の生産ラインを見学しました。
説明をしてくれたのは、大澤さんさんと言う方でした。
まず、社の概要ですが、中村区黄金に本社があり、ここ、蟹江で多くを生産しているが、岐阜県の下呂市萩原町と高山市にも工場が有り、そちらの方でも生産していると言っていました。
婦人服の製造工程は、「裁断」「縫製」そして「プレス」が主な行程だそうでした。
東南アジアからの攻勢で日本のモノ造りが衰退してきて居ます。社としてはイレギュラーサイズのモノを製造し、高年層のミセスをターゲットにした自社製品。10の内8が百貨店で、2がイオンなどのスパーで販売していると話しました。
アパレルメーカーで自社工場を持っているというと、珍しがられると言っていました。
これから工場に向かいます。
裁断工場
まず、案内されたのがキャド室です。
パソコンと型紙の製造機が連結していて、自動で作成していきました。
S、M、L、のサイズ。型紙のサイズを拡大させるのをグレーディングと言うのだと説明が有りました。アッと言う間にサイズが大きくなりました。
みんなの見ているその前で、マシーンが型紙を作成しました。
こちらは円柱のように巻かれた反物を延ばします。
この作業を延反と言うのだそうです。
延反した生地を何枚も重ねます。
型紙に沿って、裁断されたものが並んでいます。
言うならば、婦人服のパーツです。
縫製工場へ来ました。
こちらは縫製の担当者の人が説明してくれました。
特殊ミシンを使って、見せてくれます。
こちらは女性。
細かい手仕事を黙々と遣っていました。
縫製の人がミシンで実演です。
アッと言う間に縫えて行きます。
今、製造しているものの、完成品です。
こんなのが何着もハンガーに架かっていました。
プラ箱に入っていたタグ。
近くに居た女性に写させてねと断って撮影しました。
「ジャパンメイド」のタグです。
百貨店で販売するというだけ有って、高級品です。
入口に貼られていた繊維新聞です。
感想
婦人服の製造現場を男性の目で見学させてもらいました。大沢さんが話していたように東南アジアなど諸外国からの攻勢が強まってきています。
そのような国々のモノと同じようなものを製造していては負けてします。高齢のミセスをターゲットにして、高級品の路線を走る。外国製品に負けないぞと言うプライド。良いものを製造する差別化。これらが、これからの進んでいく進路なのでしょう。
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