鵜沼第一小学校の資料館の資料整理ボランティアです。
今回は、その5回目です。
第4回は予定が入っていて参加できませんでした。
今回が最終回となっていました。
鵜沼第一小学校の資料館。
古い校舎です。
中に入りました。
開始は13時からなのです。
13時前に着きましたが既に始めていました。
割り当てられた5冊。
蚕業関係の書籍です。
この資料のタイトルや発行年、寄贈者を書き取ります。
その中の1冊。手にした資料。
この資料、ガリ版刷りです。
昭和3年7月4、5、6日。となっています。
旧一宮支場管内 府県蚕糸業技術官協議会議事録。
蚕業試験場一宮桑園となっています。
木曽川が岐阜県から流れてきます。愛知県の犬山と岐阜県の鵜沼の間から流れ出て扇状地を形成しています。
一宮桑園は愛知県の何処に有ったのだろう。
扇状地は保水性が悪く稲作に向いていないのではなかろうか。
そんな場所で桑を育て養蚕に励んだのでしょう。
検索したら、特別展「尾州の養蚕と製糸」に関連してというブログが有りました。
特別展「尾州の養蚕と製糸」に関連して | 岳紫のブログ
一宮市尾西歴史民俗資料館の秋季特別展を取り上げています。
チラシの地図では木曽川の南岸、この地域全体が桑畑となっています。
もう、特別展は終わっていますが、知っていたら資料館に出掛けたと思います。
滋賀県や岐阜県の技師の発言です。
この冊子の寄贈者の欄を撮影し損ないました。
でも、表紙に勝野の印が押してありますので勝野廣が寄贈した資料に間違いないと思います。
偶然ですが、第3回に担当した資料の中に勝野廣が使った教科書が有りました。
加茂農林学校で学んでいた勝野廣が蚕業試験場一宮桑園に就職したのではなかろうか。
鵜沼南町から一宮まで通勤したのだろうか。
車道と鉄道橋を併用した犬山橋。
犬山橋はいつ完成したのだろう。
想像が膨らみます。
次に担当した資料です。
その中の1冊。
真田三代実記後編巻 廾九の表紙です。
真田三代実記後編巻 廾九の巻頭です。
本文です。
信州上田の城主真田□□昌幸・・・・・
本の巻末です。
霜月吉祥 東部麹町 永井家 書写
家斉公・・・・・。
本主 生国美濃羽栗郡
・・・・・・・・松本村 松本村は今の各務原市松本町です。
苅谷 亘理 書で良いのだろうか、読めない字が多いです。
印刷でなく、書き写したと言う事か、
1冊分を書き写した。凄い事だと思います。
担当した中の1冊です。
ピンボケでしたが、博物新編二集です。
博物新編二集の巻頭。
天文略論。
漢文の読み方で読み難いです。
落款がしてあります。
山、漫、福は判るが頭の字が読めないです。
何山なのだろう。
恐らく本名ではないと思います。
最後に
担当した資料の中で、第3回に担当した資料と第5回で担当した資料に結びつきが有りました。
偶然に手にした資料は勝野廣が寄贈したものでした。
学生時代の教科書、そして蚕業試験場の会議録でした。
1人の人物の人生の一部分を垣間見た気がします。
4回のボランティアで多くの資料に接する事が出来ました。
これ等の資料。
新しく資料館を設け、市民に開放して行ってはどうだろう。
資料を活用した講座が開かれたら受講してみたいです。
最初、活動に参加するか否か躊躇していました。
実際、参加してみた色々の資料に接することが出来て面白かったです。