米国では自動車が交通のインフラストラクチャです。
ごく少数の都市中心部以外、自家用車で移動することが前提となって、国土全体が形成されてきました。
立体交差の高速道路が縦横無尽に建設されていています。特にLAのような大都会では、都心部、空港、ショッピングセンターと住宅地などを結ぶ道路は片側6~7車線もあります。
車での移動は、文字どうり、ドアツードアなので大変に便利。
米国の出張者は、空港でレンタカーをしてそれに乗って仕事先やホテルに行くのが普通です。相手の訪問場所が都心のビルである場合以外は、必ずレンタカーを予約しておきます。おなじみのレンタカー会社に登録しておくと、空港に着陸しレンタカーオフィスに行くと全ての書類がそろっていて、後は条件を確認してサインするだけ。車の返却も極めて簡単。事故など無い限り、所定の駐車場所に置いて、あとはキーを決められた箱に投げ込むだけ。料金はクレジットカードで精算されます。
問題は、交通渋滞と駐車場です。
JPLを訪問した際、訪問者用の駐車場がほとんど満車のため、斜面にある数箇所の場所を10分間くらい探し回りました。
上の写真は、UCLAの駐車場。この大学も都市部にあるので、駐車場の確保が大変です。車での訪問者は、それが大多数ですが、入り口にある駐車場案内小屋の係りに、空いている場所を聞きます。そこへの行きかたを口頭で聞いて、運転して行き、自分で空いている区画を見つけて、その近くにある無人のチケットマシンに行って「駐車券」を買います。駐車時間が表示されたそのチケットをフロントウインドの内側に掲示します。
もう一つの問題、交通渋滞は、解決がもっと大変です。道路交通のピークは、朝夕の通勤通学時間帯ですが、ほとんどの車は一人が乗っているだけ。
そこで「カープール」という制度が作られています。二人以上乗っている車は、優先車線を走行することができます。菱形のマークが付いています。(上の写真)
また、要所には「有料区間」が設けられ、日本のETCに相当する無線装置付きプリペイカード(厚みが1センチくらい)で支払います。料金のチャージは、インターネットを利用してクレジットカードでします。完全に無人のシステムで、映像カメラで監視記録していて、違反者には後日、罰金請求がきますが、付け忘れた時などは自発的にインターネットで申告すれば、それでOKだそうです。
その無線カードは日本のETCとは異なり、実は、付け外し可能で他の車にも簡単につけることができるのです。一家に数台の車を所有する米国ならではのシステムです。そのカード装置自体も安価で、日本のETCのように機器と取り付けに数万円もかかるのとは違います。
道路利用料金も、時間帯や曜日によって、大幅に変化するとのこと。
さて、さらに最大の問題は、二酸化炭素排出(GHG)とエネルギーの節減です。
最終的には、EV、つまり電池で駆動される自動車を、高性能かつ安価なシステムとして開発し普及させることでしょう。その車電池への充電を、家庭やスタンドの電力プラグから行うことです。家庭や産業用電力は、原子力、水力、太陽電池などCO2を排出しないエネルギーに置き換えていくことが可能ですし、火力発電も現状の自動車エンジンよりは圧倒的に高性能ですから。
ごく少数の都市中心部以外、自家用車で移動することが前提となって、国土全体が形成されてきました。
立体交差の高速道路が縦横無尽に建設されていています。特にLAのような大都会では、都心部、空港、ショッピングセンターと住宅地などを結ぶ道路は片側6~7車線もあります。
車での移動は、文字どうり、ドアツードアなので大変に便利。
米国の出張者は、空港でレンタカーをしてそれに乗って仕事先やホテルに行くのが普通です。相手の訪問場所が都心のビルである場合以外は、必ずレンタカーを予約しておきます。おなじみのレンタカー会社に登録しておくと、空港に着陸しレンタカーオフィスに行くと全ての書類がそろっていて、後は条件を確認してサインするだけ。車の返却も極めて簡単。事故など無い限り、所定の駐車場所に置いて、あとはキーを決められた箱に投げ込むだけ。料金はクレジットカードで精算されます。
問題は、交通渋滞と駐車場です。
JPLを訪問した際、訪問者用の駐車場がほとんど満車のため、斜面にある数箇所の場所を10分間くらい探し回りました。
上の写真は、UCLAの駐車場。この大学も都市部にあるので、駐車場の確保が大変です。車での訪問者は、それが大多数ですが、入り口にある駐車場案内小屋の係りに、空いている場所を聞きます。そこへの行きかたを口頭で聞いて、運転して行き、自分で空いている区画を見つけて、その近くにある無人のチケットマシンに行って「駐車券」を買います。駐車時間が表示されたそのチケットをフロントウインドの内側に掲示します。
もう一つの問題、交通渋滞は、解決がもっと大変です。道路交通のピークは、朝夕の通勤通学時間帯ですが、ほとんどの車は一人が乗っているだけ。
そこで「カープール」という制度が作られています。二人以上乗っている車は、優先車線を走行することができます。菱形のマークが付いています。(上の写真)
また、要所には「有料区間」が設けられ、日本のETCに相当する無線装置付きプリペイカード(厚みが1センチくらい)で支払います。料金のチャージは、インターネットを利用してクレジットカードでします。完全に無人のシステムで、映像カメラで監視記録していて、違反者には後日、罰金請求がきますが、付け忘れた時などは自発的にインターネットで申告すれば、それでOKだそうです。
その無線カードは日本のETCとは異なり、実は、付け外し可能で他の車にも簡単につけることができるのです。一家に数台の車を所有する米国ならではのシステムです。そのカード装置自体も安価で、日本のETCのように機器と取り付けに数万円もかかるのとは違います。
道路利用料金も、時間帯や曜日によって、大幅に変化するとのこと。
さて、さらに最大の問題は、二酸化炭素排出(GHG)とエネルギーの節減です。
最終的には、EV、つまり電池で駆動される自動車を、高性能かつ安価なシステムとして開発し普及させることでしょう。その車電池への充電を、家庭やスタンドの電力プラグから行うことです。家庭や産業用電力は、原子力、水力、太陽電池などCO2を排出しないエネルギーに置き換えていくことが可能ですし、火力発電も現状の自動車エンジンよりは圧倒的に高性能ですから。