朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

インド:マトゥラー博物館

2011-10-06 | インド仏教研修2011
アゴラから、デリーに向かって1時間ほど北上したところに、マトゥラーの町があります。
ヒンドゥー教の7大聖地の1つ(クリシュナ(8番目の王子)の生誕地)、そしてジャイナ教の聖地でもあるのですが、ここで発達した仏像や諸神の石像彫刻で知られています。



州立博物館に入場しました。

紀元前1世紀ころまでは、仏教においても偶像崇拝は行われていなかったようですが、ここマトゥラーの町で仏像が作られるようになったとされています。良質の砂岩や大理石が近くで産出したことも幸いしたのでしょう。



この博物館の目玉、カニシカ王の父の像。ブラミー語で碑文が記されています。













仏陀の誕生から涅槃までを物語りにしたレリーフです。



ヒンドゥー教の神々は妖艶です。



十本の手をもつヒンドゥー神の像です。千手観音の原点がここにあるのでしょうか。



象の頭をもつガネーシャ神です。



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2 コメント

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すごい! (ユズポン酢)
2011-10-07 07:27:35
これって仏像の原点ですよね。なかなか興味深いです。
良質の砂岩って書いてありましたが、ガラスケースの中にも入れず、写真も撮っていいとは、すごいですね。地震の心配はないのでしょうか? ずいぶん日本とは扱いが違いますね。
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仏像 (geneve)
2011-10-08 20:12:32
まったくそのとおりでした。仏像の製作が始まったのがこの地域で、ブッダが亡くなってから500年も経過していて当時のことですから写真や肖像画もない。そこで仏像の顔のモデルをどうするか、この地域より西の遠方から来訪者が増してきたギリシャ・ローマ風の外人顔にするか、インド民族の伝統顔にするか。その両方の塑像が現存しています。
博物館で料金を払えば写真OKは嬉しいです。自分の写真で記録すれば記憶にもよくのこりますから、図録を買うよりも。

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