朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

江戸落語を京都で聞く

2010-02-03 | 伝統芸能
古今亭菊六さんの落語会(第2回)を楽しんできました。(2010年1月30日)



 昨年の夏の記事は、ここです。午後3時半開演。

 今回の演目は、

「時そば」
  夜鷹そば(天秤棒で担いで夜の路上で売り歩くそば屋)にて、定価十六文のそばを注文。勘定の時に、「いま、なん時だい」と時刻を聞く。

 「湯屋番」
 大店の二代目放蕩息子が勘当されて、番頭の二階に住む。あいかわらず仕事はしないで寝てばかりだが、むりやり紹介された仕事先が湯屋(銭湯)。いきなり番台を任されるが、想像力が豊か過ぎて、番台の上で一人芝居をする。

  中入り

 「子は鎹(かすがい)」
 腕のいい大工が酒好きで廓通いの末、女房子供を追い出してお女郎を連れてくるが直ぐに逃げられてしまう。改心して懸命に働き、生活が安定した頃、幼い息子に出会う。その子が仲を取り持って元の鞘に収まる。



 普通は二席しか演じないそうですが、ここでは特別に。

 大変な熱演でした。声のつや、身振り、動作、なかなかに聞かせましたね。

 菊六さんは弱冠30歳の、二つ目ですが、昨年のNHK新人演芸大賞(落語部門)で大賞を獲得した実力派です。

 この落語会を最初に、企画したのは東京の外資系企業にお勤めのお嬢さん四人組。今後は、この「阿吽坊」にて、定例開催の予定だそうです。




 食事会のときには、北側の庭が見えるカウンターに座ることができました。










落語を楽しんだ後には、おいしい和食の懇親会があります。

 菊六さんが、客さんのところに回ってきて親しく話しを交わしました。こんな親密さが小さい「寄席」でのよさだと思います。


 
コメント
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