現役時代、時々行ったことのある東京入谷の小料理屋でB女史の快気祝いがあるというので昔の仲間に会いに行ったのは3月のこと。その時、M氏から5月に黒部の温
泉に行くけれど行かない?と誘われ、二つ返事で行きます!と言ったのはついこの間のような気がする。が、早くも約束の日が来た。
今回参加するメンバーはOBの総勢6名。東京から4人、沖縄・愛知各ひとり。
2千ケ所以上の温泉に入っているという温泉ソムリエA君をリーダーに秘湯で温泉三昧の3日間を過ごそうと28日北陸新幹線黒部宇奈月駅で待ち合わせ。ここから富山
地鉄で宇奈月までいきトロッコ列車で宿泊先の黒薙温泉へ向かうという行程。自分は運転して東海北陸道経由で現地へ、走行距離288kmと結構ある。
全員が勤めていた会社が100%外資になってからの数年間、社内は激震が続いたが今となってはもうLong time a go・・・だ。
メンバーの年齢差は10歳位あるけれど途中リタイヤ等10年以上会っていない人もあり本当に懐かしい顔触れです。
合流した後は地鉄で宇奈月へ、そして宇奈月からトロッコ列車に乗車。13両連結で我々はオープンエアーの車両。ゴトゴトゆっくりとしたスピードで走り黒部川
沿いに欅平に向かいます。せいぜい20km位の速さだけれどトンネルに入った途端うーんと寒くなりウインドブレーカーが必須。
30分程乗車して黒薙駅で下車。標高は400mちょいなのでさほど高度はないけれどまさに深山幽谷。
。
ここから一軒宿までの道がなかなか大変、ホームから一気に階段を急登しひと汗かき、そして整備はされているものの山筋を削った幅1mの下を見ると見もすくむよう
な登山道を20分歩いて、急階段を下りた川沿いにひっそりと建物があるいう凄いロケーション。
黒薙温泉は宇奈月温泉の湯元(宇奈月へはここから長い引湯管で送られているが各ホテルなどはどこも循環らしい。当然ですが)
宿は黒部本流ではなく支流の黒薙川沿いの湯が噴出しているところに建物を造ったという感じであちらこちらから温泉が噴き出しているようです。雪解けで増水して
いる川はゴーゴーと轟音を立てながら流れており、見ていると怖い。一軒宿の建物は明治元年に建てられたということで館内の所々に当時の面影が残っています。
こうゆう宿大好き。営業は春から秋まで。
本日の泊りは我々6人とたまたま一緒になったお笑いのすぎちゃんとクルー一行だけ。
露天風呂2つと内風呂は湯量豊富、生まれたての源泉かけ流し。泉質は柔らかで透明無垢の単純泉。
着いた日はパラパラと雨模様。露天や内風呂に入ったり飲んで又吞んだり、そのまま食堂で宴会へ突入。食卓は山菜を中心とした心づくしの料理。
これでもって1万円でお釣りがくるという今どき貴重なお宿。
夜食におにぎりも作ってもらい宴会partⅡへ突入。果てしなく続いた後は泥のように眠るだけ・・・Zzz
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