いかにも素朴な演目掲示
もう大分前になるが、落語家で人間国宝に指定された柳家小三治を聞きに荒川区のサンパールホールへ出かけた。
2千人程の客席は満席で彼の人気の高さを表していた。(会場は撮影禁止なので雰囲気を伝えられないのをご容赦ください)
まずは弟子の福治が出てきたが、似てはいていても面白さ、語り口は全く違う。時々噛む。そうでなくても、間の取り方、テンポ、滑舌など、やはりまだまだである。芸とはこんなに違う
ものか。
いよいよ小三治の登場である。出てくるところからしてゆったりとしている。全く肩に力の入っていない語り口で話に入る。飄々というのはこんな事を言うのだろう。はじめの話はほとんどがまくらで終始し、本題は5分ほどでおわった。
だがこの枕が面白い。小三治のまくらは、これだけで本が2冊出ているが、何でもないような話を面白く聴かせた。しかし彼はインテリだ。それを表面に出さないところが円楽との違いだろう。
独特のとぼけた味を存分に楽しんだひと時だった。
もう大分前になるが、落語家で人間国宝に指定された柳家小三治を聞きに荒川区のサンパールホールへ出かけた。
2千人程の客席は満席で彼の人気の高さを表していた。(会場は撮影禁止なので雰囲気を伝えられないのをご容赦ください)
まずは弟子の福治が出てきたが、似てはいていても面白さ、語り口は全く違う。時々噛む。そうでなくても、間の取り方、テンポ、滑舌など、やはりまだまだである。芸とはこんなに違う
ものか。
いよいよ小三治の登場である。出てくるところからしてゆったりとしている。全く肩に力の入っていない語り口で話に入る。飄々というのはこんな事を言うのだろう。はじめの話はほとんどがまくらで終始し、本題は5分ほどでおわった。
だがこの枕が面白い。小三治のまくらは、これだけで本が2冊出ているが、何でもないような話を面白く聴かせた。しかし彼はインテリだ。それを表面に出さないところが円楽との違いだろう。
独特のとぼけた味を存分に楽しんだひと時だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます