遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

アウトドアでコーヒーを

2014-08-17 16:12:28 | 雑感
 乙女滝の前の長男


今年のお盆休みは雨の日が多かった。晴れたのは2日位だったような気がする。
昨年豪雨で中止になった諏訪湖花火大会も、取りやめにこそならなかったが、途中から雨になり、屋外で見ていた人たちは途中から席をたつ人も多かった。

お盆休みに長男が慰問と自己発散がてら、単独で遊びに来ていたのだが連日の雨続きでうずうずしていた。晴れ間が出ていたのでお昼近くに横谷渓谷に誘った。
以前彼が贈ってくれた屋外用のコーヒーミル、イタリア製のパーコレータ、ガスバーナーでアウトドアコーヒーを楽しもうという寸法だ。あそこは遊歩道が整備されており、緑陰の濃いさわやかな渓谷だ。お盆のことなので人出が多いのが懸念されたが、駐車場を見て一安心。10台ほどしか駐車してなかった。
 駐車場横の標識

それより、空が暗くなってきたのが気になったが、とりあえず乙女滝へと向かった。昨日までの雨のせいで轟々と水音を上げる滝は、とても「乙女滝」と言うような嫋やかなイメージには遠く、まるで壮年滝とも言うべき勢いで落下していた。遊歩道に覆いかぶさる木々の枝の下をのんびり息子と歩く。もう成年の域を越えた彼は、ハンディのVDTを撮影スティックの先につけ、自分たちを映しながら賑やかに会話しながら歩く。私に気を使ってくれているのだろうけど、若者は元気で賑やかなのが一番だ。

雨で増水した渓流沿いの林の中をのんびり歩く。奥入瀬渓流を少し縮め急流にしたような風情だ。旅館の横を過ぎ緑陰の陰からミストを浴びるよな滝傍に出ると「霧降りの滝」。20000/CCのイオンが発生するそうだ。なんだか気分がすっとする。と同時に雨がパラパラ落ちてきた。樹の枝で遮られるのでそのままゆるやかに登る。ここらは滝が多い。氷瀑コースを取り、屏風岩まで来て遊歩道に合流する時点で雨足も強くなってきたので帰ろうと決断。
 霧降の滝

ただ息子が「コーヒーの儀」はどうする?というので、雨足を確認し「よし決行」と即断。ミルで豆を挽き、バーナーを組み立て、ポットにお水を注いで準備する。息子は息子でアルコールコンロでチタン容器にお湯を沸かす。パーコレータが湯気を立て、コーヒーが入った頃、息子が私のコップに沸かしたお湯を差す。エスプレッソ仕様で濃く出たコーヒーにはちょうどよい。ゆっくり楽しんでいたら雨が豪雨に変わった。1時間100mmの勢いだ。慌ててウィンドブレーカーを羽織るが、ずぶ濡れ。一向に雨脚は衰えず早速撤収して帰途につく。
 アウトドア・コーヒーセット

ポツポツと出会った人たちはどうしているのだろう。ズボンもぐっしょり濡らして道路に流れる雨の流れを蹴散らし、やっと車に駆け込んだが、上半身も撥水のブレーカーを通して濡れていた。とんだアクシデントだったがこれも思い出に残るだろう。息子滞在の最後の日のイベントとして強烈なインパクトがあった。

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