人で賑わう仙丈岳
夜明け前の東駒と摩利支天(左)
昨夜はよく眠れなかった。この小屋は隣の部屋や、外の音が丸聞こえだ。それもそのはずそのはず板壁一枚、防音防寒材なしである。
周りの部屋の人が、早くからゴソゴソ起きだすのと、時折ぴゅうっと吹く風の音と相まって目が覚めてしまう。
昨夜到着の際は、やや突慳貪だった川端さんという支配人らしきイケメンの従業員も、夕食後の説明や、朝の挨拶などを聞いているとなかなかいい奴だと思えてくる。(後日このヒュッテのブログを見たら、我々7名の写真が上がっていた)
朝はさすがに寒い。
ダケカンバの林の中を出発
6:10小屋を出発。すぐ鹿よけネットに囲まれた斜面を登る。左前方に仙丈カール、右後方に鋸岳、その向こうに八ヶ岳が快晴の空に聳える。裸のダケカンバの森、赤い実だけになったナナカマドの林を抜けると、這松の斜面。足元には7cmほどの霜柱が成長している。
八ヶ岳 赤岳がひときわ高い
中央アルプスから北アルプス
甲斐駒(右)と鋸岳
仙丈小屋
7:10仙丈小屋。カールの底、風力発電の翼が林立し、風が出てくる。登山者の数も増えてきた。小屋の横の水場はかれている。小休憩の後まっすぐ仙丈岳を目指して歩を進める。相変わらずリーダーの足取りはゆっくりと確実だ。斜面に出て、中央アルプス、北アルプスの展望が開ける。同時に西側からの冷たい風が強く吹く。ザレ場を一歩一歩風を受けながら歩いてゆくと、いつの間にか仙丈岳頂上につく。狭い頂上に30人近くが集まっている。風裏にザックを下ろし記念撮影。360度の展望だ。北岳は間近に、富士山も浮かび上がって見える。
仙丈ヶ岳頂上
頂上からの北岳、富士山
山頂から見るカール
仙丈からの甲斐駒
風と気温の低下に備え、ウインドブレーカーを着こむ。8:00下山開始。ゆるやかに下るが、小仙丈からの登山者は引きも切らない。頂上少し下の鞍部に出た途端猛烈な風に見舞われた。風速20m以上の強さか、躰があぶなく吹き飛ばされそうである。帽子をとって、手に持つ。そこを通過するには上半身を低くし、かつ風上に傾けねばならない。たくさんの登山者とすれ違いながら(さすがにこの山は人気がある)ゆるやかに稜線を登り降りしながら、眺望を楽しむ。東駒(甲斐駒ケ岳)は指呼の距離だ。
鞍部近くからの甲斐駒
小仙丈からの富士
仙丈カールとは反対側のカール
小仙丈を望む 大盛況だ
8:50小仙丈岳もいっぱいの人だ。ここから大きく下る。こちらから登るのはかなり苦しいだろうな、と思いつつひたすら下る。やがて樹林帯に戻り、根っ子の道へ入れば少しして5合目(大滝の頭)、少し休んで急な道を下る。こんな道を登ってきたのか、と思いつつ3合目へ。この辺りから膝に力が入らなくなってくる。次第に傾斜がゆるやかになって谷が近くなり北沢峠へ到着。12:00だった。臨時バスがでており、殆ど待たずに約1時間の工程で仙流荘へ。バスは満席であった。皆は伊那高遠で温泉に入り昼食を食べるといったが、我々は昨日の寝不足と本日の疲れで帰りが不安だったので、ここで別れ帰途についた。
ナナカマドの赤い実
小仙丈からはひたすら下る
楽しい仲間と沈着なリーダーのおかげで今回も楽しい山行であった。感謝いっぱいで快晴の空の下、一路蓼科を目指した。
夜明け前の東駒と摩利支天(左)
昨夜はよく眠れなかった。この小屋は隣の部屋や、外の音が丸聞こえだ。それもそのはずそのはず板壁一枚、防音防寒材なしである。
周りの部屋の人が、早くからゴソゴソ起きだすのと、時折ぴゅうっと吹く風の音と相まって目が覚めてしまう。
昨夜到着の際は、やや突慳貪だった川端さんという支配人らしきイケメンの従業員も、夕食後の説明や、朝の挨拶などを聞いているとなかなかいい奴だと思えてくる。(後日このヒュッテのブログを見たら、我々7名の写真が上がっていた)
朝はさすがに寒い。
ダケカンバの林の中を出発
6:10小屋を出発。すぐ鹿よけネットに囲まれた斜面を登る。左前方に仙丈カール、右後方に鋸岳、その向こうに八ヶ岳が快晴の空に聳える。裸のダケカンバの森、赤い実だけになったナナカマドの林を抜けると、這松の斜面。足元には7cmほどの霜柱が成長している。
八ヶ岳 赤岳がひときわ高い
中央アルプスから北アルプス
甲斐駒(右)と鋸岳
仙丈小屋
7:10仙丈小屋。カールの底、風力発電の翼が林立し、風が出てくる。登山者の数も増えてきた。小屋の横の水場はかれている。小休憩の後まっすぐ仙丈岳を目指して歩を進める。相変わらずリーダーの足取りはゆっくりと確実だ。斜面に出て、中央アルプス、北アルプスの展望が開ける。同時に西側からの冷たい風が強く吹く。ザレ場を一歩一歩風を受けながら歩いてゆくと、いつの間にか仙丈岳頂上につく。狭い頂上に30人近くが集まっている。風裏にザックを下ろし記念撮影。360度の展望だ。北岳は間近に、富士山も浮かび上がって見える。
仙丈ヶ岳頂上
頂上からの北岳、富士山
山頂から見るカール
仙丈からの甲斐駒
風と気温の低下に備え、ウインドブレーカーを着こむ。8:00下山開始。ゆるやかに下るが、小仙丈からの登山者は引きも切らない。頂上少し下の鞍部に出た途端猛烈な風に見舞われた。風速20m以上の強さか、躰があぶなく吹き飛ばされそうである。帽子をとって、手に持つ。そこを通過するには上半身を低くし、かつ風上に傾けねばならない。たくさんの登山者とすれ違いながら(さすがにこの山は人気がある)ゆるやかに稜線を登り降りしながら、眺望を楽しむ。東駒(甲斐駒ケ岳)は指呼の距離だ。
鞍部近くからの甲斐駒
小仙丈からの富士
仙丈カールとは反対側のカール
小仙丈を望む 大盛況だ
8:50小仙丈岳もいっぱいの人だ。ここから大きく下る。こちらから登るのはかなり苦しいだろうな、と思いつつひたすら下る。やがて樹林帯に戻り、根っ子の道へ入れば少しして5合目(大滝の頭)、少し休んで急な道を下る。こんな道を登ってきたのか、と思いつつ3合目へ。この辺りから膝に力が入らなくなってくる。次第に傾斜がゆるやかになって谷が近くなり北沢峠へ到着。12:00だった。臨時バスがでており、殆ど待たずに約1時間の工程で仙流荘へ。バスは満席であった。皆は伊那高遠で温泉に入り昼食を食べるといったが、我々は昨日の寝不足と本日の疲れで帰りが不安だったので、ここで別れ帰途についた。
ナナカマドの赤い実
小仙丈からはひたすら下る
楽しい仲間と沈着なリーダーのおかげで今回も楽しい山行であった。感謝いっぱいで快晴の空の下、一路蓼科を目指した。
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