やっとお年玉年賀葉書の一等当選旅行へ出かけられる事になった。
毎日はそんなに忙しくはないけど、まとめて休みを取るとなると、やはり調整は要る。
ちょっと暖かいところでのんびり過ごそうとでかけた。
目的地はタイ(パック旅行)世情不安定なので、前々日HIS担当に聞いてみたら、「中止便もないし概ね大丈夫でしょう」という。
デモによる欠航が出たので、さらに前日夜に問い合わせると、「今は欠航になっているが、出ている便もある。当日成田に居なければ旅行権利放棄とみなす」と高姿勢だ。
外務省ホームページではタイの危険度は第一段階の「注意をして下さい」になっていたので、可能性はあると考え、朝とにかく新幹線に乗る。
ところが新幹線車中に電話があり、「利用便欠航に着き中止」の連絡。今月中の代替旅行候補日を出せといってくる。12月中はとても無理である。えらく高姿勢。純粋のパック旅行参加者は代金返還の選択肢もあるが、こっちは景品なのでそれはない。何とか一月に延期をしてもらう。
しかしこれからどうするか?日程がぽっかり空いた。折角調整した休みだ。もったいない。
こういうときにうちのカミさんは頼りになる。一番近い外国、ウオン安の韓国はどうかといったら、素早く航空会社に電話、本日の夜便を手配。ホテルは長男にインターネットで予約を頼み、夏物の着替え一杯のスーツケースを抱え出発。成田発UA881便のジャンボは10席くらい空いているだけでほぼ満席であった。夜11時ソウルのウエスチン・チョーサンホテル着。
ホテル前の小料理店で遅い夕食。チジミと石焼ビビンバ。地ビール2本。キムチ。店員が色々面倒見てくれる。チジミを切ったり、ビビンバを混ぜ合わせてくれようとしたり。親切、美味しい。
2日目
昌徳宮(チャンドックン)-仁寺洞(インサ・ドン)-景福宮(ギョンボックン)ー北村(プッサン)
-ホテルー明洞(ミョンドン)
今日はソウルに残る代表的な李朝の宮殿と繁華街、韓国伝統建築の町並みをみた。宮殿は首里城に良く似た作り。1.5倍くらいの規模。極彩色に塗装してある。中国紫禁城ほどのスケールはないが、かえって親しみが湧く。皇太子の住居は質素にしてあるところなど、興味深い。建物に○○殿、閣、軒、堂、楼、など名前が掲示してある。景福宮では、当時の装束の衛兵がパフォーマンスをしていた。(写真)
北村はさしずめ山の手といった風情。高級住宅街である。文字通り小高い丘陵地にある。ソウル中央高校の前を通ったら、おばさんが来て「ここが冬ソナの舞台となったところ」だと教えてくれるが、あいにくそのドラマは名前しか知らないのでゴメン。
仁寺洞は色々なショップが並ぶ繁華街だが、路地に入ると食堂、料理屋が狭い道を挟んで立ち並ぶ。
韓定食(20皿くらいの料理)の店が多い。5000~50000ウオン程度(350~3500円)ウオン安なので値打ちに感じる。観光案内も商店の店員も日本語がかなり話せるので、不自由はない。昼はここで、手打ちうどんと海鮮チゲ。焼酎を2つ頼んだら1にしとけといわれた。運ばれてきたのはビールの小瓶くらいの焼酎だったので確かにこれで充分である。親切だ。相手のことを慮って色々面倒を見る、というのは日本人の特性かと思っていたが、ルーツはここかもしれない。
夜の明洞は屋台が沢山出ている繁華街。人が沢山出ている。ひやかして歩くだけで楽しい。女性も
屋台で串をほおばっていた。男女同権だ。
夕食は昨日のホテル前の小レストラン「アリラン」で焼肉。女性店員が付ききりでお世話をしてくれる。骨付きカルビ、ハラミ、タン、キムチ5+2皿、トーフチゲ、ビール、焼酎、ナシ、で154000ウオン(約10800円)うまかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます