金剛輪寺出発点ー黒門
早速子地蔵がお出迎え
二天門から本堂を望む
本堂前の紅葉
湖東三山のもう一つの訪問地は金剛輪寺。40年近く前に来たことがあるが、長い坂道と風車を抱えた地蔵さんが道の脇に並ぶ印象深いお寺だった。幹事さんの手配で、坂道の中途までマイクロバスで登り、石段にすぐ取り付いた。体力的にはだいぶん助かる。
信長の焼き討ちを免れた本寺は、観音様が秘仏となっており、両脇を阿弥陀様が守るという変わった構成である。もう一つの秘仏大黒天が今公開中で、右手に袋、左手に剣を構えた怖い顔をした大黒様が目をむいていた。本堂脇には紅葉が色付いており間もなく盛りを迎えるべく鮮やかに色づいていた。
本堂では中に入って説明を聞き、隣の三重の塔を眺めて下山し、白門を経由し水雲閣という茶室、名勝庭園を通って再び黒門へと出た。茶室では幼稚園の生徒が集団でお茶の作法を習っていた。お茶を嗜んでいる友人は「お茶の世界も高齢化が進んでいるので、今は学校茶道に力を入れ、次世代の取り込みに努力をしているのだ」と教えてくれる。
自然の山を利用した池泉回遊式の庭園を大きく周り、雇用の進んだ庭に戻るとすぐ黒門に到着。小一時間の散歩であった。秋の古刹めぐりの風情一杯のひと時である。
三重の塔
ずらりと並ぶ子地蔵
白門
明寿院
明寿院内部
黒門へと帰還
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