遅いことは猫でもやる

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東京に遊ぶ

2013-03-25 15:16:45 | 行ってきました


花の東京めぐりといえば「はとバス」であろう。一度は乗ってみようと思っているが、隅田川の水上バスというのもあった。
江戸の時代小説には船の行き来が普通に出てくる。池波正太郎、佐伯泰英、山本周五郎、藤沢周平、皆それぞれ船が出てくる。竿や櫓ではなく近代船ではあるが、水路から東京を眺めてみた。



嫁に教えられてあることを知り、「東京水辺ライン」に急遽乗ることにした。東京都公園協会が運営する、両国発着で遠くは葛西臨海公園までゆく。途中お台場海浜公園、浜離宮、浅草などへ立ち寄るコース。
定刻に両国国技館前から出発。川面を渡る風が涼しい。蔵前橋、厩橋、駒形橋、吾妻橋、など沢山の橋を潜り、まずは浅草へ着岸。アサヒビールの特長あるビルと筋斗雲のオブジェ、スカイツリー、川岸の桜、など川面から見る景色は何故か新鮮だ。
あちこちに咲く桜はほぼ満開で、白く煙るようだ。



豊洲の方面に向かい清洲橋、永代橋など特徴のある橋(文化財としても価値があるらしい)を潜り、高層マンション群が、眼前に迫る。船の屋上の展望席で風に晒されていると、躰が冷えてきた。聖路加病院のタワー前で降りた。川岸は日差しが暖かい。桜がほぼ満開だ。



築地市場が近いので回ることにした。お昼前だというのに、観光客が沢山出ている。中国、韓国の団体客が多い。お寿司屋、丼もの屋にはかれらの行列ができている。西欧人もいる。ここは外国人にとって人気のスポットらしい。場外市場店にゆくと、ウイークデイにもかかわらず、お祭りのような人だ。若者、中年、老年様々な年代層が活気を持っている。ものづくりは楽しさと苦しさが半々だが、消費は元来楽しい。活気がある街の空気に浸り、このところ滅入りがちな気分になっている自分に少し元気を分けてもらった。

水上バスは意外に新鮮な眼で街を見ることが出来る。一度は乗ってみてもいいのではないか。