遅いことは猫でもやる

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質より量!

2008-12-13 16:25:46 | 行ってきました

韓国旅行二日目

南大門市場ー東大門市場ー中部市場ー三成洞(夕食)

本日は買い物三昧(殆ど見るだけだが)
まずはホテルから歩いて、南大門市場へ。行く道で「昨日の運転手です」と言って男が近寄ってきた。
「明日大阪に行くので、お土産を買いに南大門の親戚の店へ行く。貴方も一緒にどか?」と言葉たくみである。見るだけなら、と市場入り口近くの店へ。店内で最高級の焼き海苔25000ウオンだと勧められる。
確か昨日乗ったタクシーの運転手は誰も日本語は喋られなかったのに、今日はものすごく流暢である。

「市場を見て、帰りに寄る」といって出る。市場は無数の店舗が並び、道には屋台が溢れ、活気がある。いずれもものすごい物量だ。衣服、朝鮮人参、海苔、キムチ、アクセサリー、バッグ、靴など店頭に溢れている。
日本語で「安いよ」「完璧なニセモノがあるよ」などといって、手を引く。日本人は良いお客さんなのだろう。私にはブランドの目利きは出来ないが、偽ブランド品のオンパレードである。
2時間近くひやかしたがとても見きれない。同じ韓国海苔を3袋35000ウオンに値切って購入。半値には値切れというのは本当だ。

市場の中で地元の人が沢山入っている食堂で昼食。3人のおばさんと相席。水や、コップ、皿、キムチなど私達に「これだ」(韓国語がわからないので多分)とサービスしてくれる。ここでも親切心を感じる。
食堂の支払いや、ちょっとした買い物用に、円をウオンに、道端で営業している両替のオバちゃんでやったら、成田で替えたレートより大分良かった。

ホテルに、買ったものを置いて、今度は東大門市場へ。ここは卸売りの色彩が強く、南大門よりは、ビルの中の店が多い。ただ建物の中であっても、物量で競っているのは変わらない。近くの中部市場(海産物、干物専門市場)を覗いてみた。観光客は殆どいなかったが、干物、乾物の物量は相変わらずすごい。
そこで、海苔を買ったら、南大門で値切って買った価格の更に半分ほどの値段だった。
しかも値切り無しである。

帰りのタクシーでのこと。中年の運転手と片言の英語でやり取り。「どこから来たか」「なごやから」「名古屋はきいたことがある」「信長、秀吉、家康の3人のヒーローが出たところだ」
秀吉の名前が出たところから、空気が変わって、「今は日本のほうが上を行っているが、韓国は勢いがあるのでそのうち追いつく。現にあのアメリカだって今は少し衰えているだろう」と対抗心をむき出しにしてきた。険悪なムードではないが、政治家はもっと歴史を認めろ、とも言った。
土曜日のソウルは、交通渋滞が激しく、行きの倍以上の時間をかけて戻った頃には、日が暮れていた。小雪もちらつきやはりちょっと寒い。

ホテル界隈は繁華街で、ロッテホテル、百貨店のクリスマスイルミネーションの電球の量はすごい。立ち木が全て電飾されている。仙台の並木飾りが、100mくらいに凝縮されたようだ。若い人が沢山町に出ていた。不況というのがウソのようである。

夕食はホテルのコンシェルジェに予約を取ってもらって、三成洞の大長令というお店へ。タクシーに乗っていったら、「迎賓館」の表示の前を通ったので、すごい高級店かと思ったら、我々の店はその横のこじんまりしたところ。オンドルの床暖房の効いたところに座り、韓定食を頼む。お酒はマッコリでおいしい。メニューは次のとおり。

・小豆のお粥
・どんぐりのこんにゃく煮付
・もやしのスープ
・焼き豚のエゴマ包み、辛味噌で
・すっぱいキムチ
・野菜炒め
・参鶏湯(さむげたん)
・イシモチ塩焼き
・豆腐チゲ
・牛テールの煮込み
・刺身
・朝鮮人参の天麩羅
・キムチ(じゃこのゴマ入り炒めなど6種類)
・むかご入り御飯
・デザート

記憶に漏れているものがあるかもしれないが、兎に角これでもか、というくらい品数が並ぶ。日本の田舎と同じで、残るくらい出すのが歓待だということである。

市場の物量、イルミネーションの量、料理の量など、韓国は活気充分である。
質へ眼を向けるのは何時ごろになるのだろうか?

帰りにコンビニで、美味しかったマッコリをホテルの部屋で飲もうと、買って帰ったのだが、さすがにダウンして手が出なかった。物量に圧倒された一日でした。