「関口宏の一番新しい古代史」、この番組は日本古代史を当時の世界情勢を背景に分かりやすく解説してくれてる面白くて良質なTV番組。
タイトルが”しゃれっ気”があって好き、ただ残念なことに土曜のお昼12:00からと言うことで結構見逃すことが多く、最近は録画視聴する様にした。
縄文~弥生から今では奈良時代に到達、ちょうど皇国史観が成立する頃の話となる。
昔歴史で習ったことがうっすらと蘇ってアップデートされることが多く、BSならではの真面目な番組。
ただはCMが半端じゃなく多くて(ほとんどが健康食品orサプリで)少々閉口する。
実は一番興味のあった「白村江の戦い」なんかは、なんで極東の倭国が大陸の百済救済に海外派兵をしたのかという点が個人的にはかなり疑問で、この番組でも残念ながらストンとは落ちなかった。
そもそも百済と当時の日本が強固な関係にあったというのも地政学的にも非効率だし、経済的利益よりも軍事的なリスクの方が圧倒的に多いように思える。
ただこの戦いが後の日本の国の成立の多いに影響を与えたことは事実だろうと思うし、この番組でその詳細を知ることが出来た。
それとややこしい「女系天皇」と「女性天皇」の違いや、皇位継承様式も時代毎に異なることも、明快に説明してくれた。
(これが地デジだと”面白フザケタバラエティ番組”になるのは必定)
さてこの番組の前は「関口宏のもう一度!近現代史」と言う番組でこれも面白かった。
歴史家:保阪正康氏の近代史観が語られていてあの昭和の一番暗い時代にかなりスポットライトをあててくれた。
再放送を望む。