HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

DETROX at 京都MOJO

2010年04月29日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
気がつくとずいぶん日が経ってしまいました。

もう4月も終わろうとしているのに。

今月4月3日(土)に京都のMOJOでDETROXを見て来ました。

DETROXとは元SIAM SHADEのボーカルの栄喜さんがKAZさんと
結成したユニットです。実際はウッチーさんというベーシストさんと
ユースケさんというドラマーさんとのバンド形式になっているけど。


ここで自分の過去を振り返るっていうのもなんですが、
私は10年ぐらい前はほんとうにSIAM SHADEが好きで好きで
彼らのライブのために他のライブを日程に一切いれないという
徹底ぶりでした。といってもツアーをすべて回るというのではなく
自分が行けるのが大阪だけ(関西では大阪だけしかライブなかったから)
だったので、その日程が他のライブと重なったら困るし、ライブが
いつ決まるかわからないし、しかもチケットなかなか取れなかったので
とにかくSIAM SHADEのために万全体制にしておいたわけです。

ゆえに一年にライブ行くのは1回か2回という少なさ。
でも、それでも幸せでした。

彼らを見た厚生年金会館大ホールは3月で無くなっちゃったけれど
あの場所は私にとっての唯一のSIAM SHADEとの思い出の場所でした。


SIAM SHADEと出会ったのは深夜のローカルな音楽番組。
30分ぐらいでさわりだけ曲が流れるランキング番組。
そこでSIAM SHADEっていう名前を見て、不思議な名前だなぁ~って
印象に残っていきました。そんな中で「1/3の純情な感情」のPVを
見て、ヘヴィメタ系のギタリスト陣の中にビリーアイドルみたいな金髪を
立ててにらみつけて歌う人がいて、この不思議なバランスと曲の
素敵なメロディとそのボーカルの声に一発で心を掴まれてしまったわけです。

ある1月23日に父と私は映画「タイタニック」を見に行きました。
その帰りに、タイタニックのサウンドトラックが欲しくなりタワレコに
寄ったところ、そこにコーナーを陣取ってディスプレイされていたのが
SIAM SHADEのメジャー3枚目のアルバムとなる「SIAM SHADE ZERO」。

それを見て「あ、あのバンドだ。」って思い、CDを手に取ってみる。
そのアルバムジャケットの写真も菅野さん(HIDEやGLAYなどの写真を撮られてる写真家)
による味のある写真で一曲しかしらないバンドのアルバムを買うのはちょっと勇気がいりましたが
買ってしまいました。

それが運命。


それが今の音楽すべてに結びついているのかもしれないです。

SIAM SHADEが解散後、少しSIAM SHADEの曲を彷彿すると
買ったのがミルクランのアルバムで、そのミルクランが名前を
変えて、AUDIO RULEZになったときに対バンしたのが
Jet Kellyで、同時にそのミルクランからインディーズのバンドたちと
繋がって、そこからELLEGARDENやABSTRACT MASHを知ったわけだし。

で、話を戻しますが、
そして家に帰って聞いた一曲目の「DEAR...」で一発でやられました。
すべて素晴らしい曲ばかりで。何度くりかえし聞いたことか。

私にとって、日本のバンドで初めて真底好きになったバンドだったんです。
その後さかのぼって既にでているアルバムもすべて買い、その後もずっと
シングルからすべて買いました。

そのアルバム「ZERO」を買ったとき、ほんとうに感動したので
それを手紙にして送ったら、以前にも書きましたが、栄喜さんから
自筆でお返事をもらえて、しかもそこにはDAITAにも見せておいたからと
書いてあって、ほんと今でもそれは宝として大事にもっています。

紫色のペンで綴られていて、彼は紫が好きなんだろうなって
今もmixiのバックの色が紫ですものね。

消印も彼が住む世田谷で。

その思いがけない返事でますます彼そしてSIAM SHADEが好きになりました。
実は、一馬さんも素敵な曲を作られるのでそれを手紙にしたら、彼も短い文だったけれど
ちゃんとお返事くださったんですよ。彼は字がとても達筆な人でした。

そんな思い出深いSIAM SHADEでしたが、
解散してしまってから随分と年月が経ち、
当時、よく登場したマネージャーの新一さんも
若くしてお亡くなりになって、つい最近が命日で
栄喜さんもお墓まいりに行かれたようです。

彼と新一さんが着ぐるみきている姿の写真が
思い出されます。

さて、そんな年月を得て、私は栄喜さんに巡り会えました。
しかもMOJOという私のインディーズバンドとの出会いの
始まりの場で。不思議なものです。

あんなに遠くに見えた栄喜さんがすぐ側に見えて、
しかもステージに入るときはすぐ側を通っていって、
こんな近くで!っていうほどで、もう感動しました。

なんか誤解されそうですが、恋心ファンと間違わないでくださいね。
私は日本人でこんなにロックをやれるバンドあるいは人を
彼ら以外に当時は知らなかったし、今もエモ系やパンク系の洋楽っぽい
バンドはいるけれど、正統派ハードロックで洋楽と対抗できるような
バンドってほとんど出会ったことがないから、栄喜さんは唯一無二の
ヘヴィロッカーなんですよ。ロッカーとして最高なんですよ。


DETROXはメンバーチェンジとかあったので、今はKAZさんと2人ですが
初期の頃のアルバムに比べて、最新作はどこかSIAM SHADEを彷彿させる
アルバムで、余計に気持ちがかき乱されました。

ライブのセットリストは正直思い出せませんが、

オープニングは新譜の最初のインスト曲からでした。

「flashback」を生で聞いたときは鳥肌がたちました。
これは大好きな曲だし、SIAM SHADEっぽい曲なんですよね。
心を揺らす名曲ですね。

今回は新譜からの曲がほとんどで、

「MUSIC」では言葉を畳み掛ける感じのところと
メロディアスな部分が交互に出てくるところが
余計に会場を引っ張っていってました。

KAZさんのギターの音色がすっごく素敵で
私はこういう音が大好きだって改めて思うと
ともに、栄喜さんも好きなんだなぁ~って

そうどこかDAITAさんと重なる部分があったんです。

KAZさんはドレッドヘアで背の高い方で
Avenged Sevenfoldにでも入れそうな雰囲気で
しかも端正な顔立ちで、ほんとうに音と演奏とともに
佇まいも素敵な方でした。

そうそう、栄喜さんのタトゥーをやっと生で近くで見れました。
右腕に「努力、気合、根性」に「信念」が加わってましたが(記憶が正しければ)
左腕には彼の愛犬の姿(かわいいの)のタトゥーと絵本「やっぱりオオカミ」の
オオカミくんが健在でした。それ以外、見た目には増えてなくて
それが最近のミュージシャンにいっぱい描かれているタトゥーと比べると
シンプルで新鮮でしたね。

ほとんど栄喜さんはMCはしないのですが、
ドラムのトラブルの間に偶然MCタイムが訪れて
栄喜さんがいろいろ話をしてくれました。

大阪のライブの後に飲みにいったら
そこにPTPのKくんがいて、そして
海外のニューファウンドグローリーや
ゼブラヘッドの連中もいて、英語わかんないけど
話してたという話。背丈は栄喜さんたちの方が
でかかったそうです。

そういえば、パンクスプリングだったなぁ~って
PTPも出てたしね。私も3年程前にひとりで
パンクスプリング見に行ったのを思い出しました。
そのときもニューファンドグローリー出てたしね。

ゼブラヘッドってSIAM SHADE時代に栄喜さんが
好きって言ってたから、結構会えてうれしかったんじゃ
ないのかな?

京都で本能寺を訪ねたら、今は老人ホームになっていた
というような話もしてました。

本能寺会館のところじゃなかったんですね?
私もよくわかりませんが。


栄喜さんの歌声を久しぶりに何年ぶりかに
生で聞けて、相変わらず透明感のある高音だなぁ~って
心に染み込んできました。


もっともっとDETROXがでかいステージで
暴れ回るのを見てみたいですね。

いつかサマソニで見たいな~

絶対にサマソニが似合うユニットだと思う。


Avenged Sevenfoldとかと共演してほしい。

あとPTPと対バンツアーしてほしいなぁ~。


私が一番うれしかったのは

これだけの年月が経っても
あの音楽に対しての心のもち方が
昔とぜんぜん変わってない栄喜さんだったこと。


いつも真剣に歌う姿。
絶対にふざけた感じじゃ歌わない。

緊張感をもって、
一生懸命に歌うその真摯な姿が
ほんとうにまっすぐな彼の音楽への
姿勢そのままで。


これからも
何歳になっても
彼は彼のままでいてほしいです。

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