HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ドラマ「泣くな、はらちゃん」と栄喜考

2013年02月17日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
ここしばらくのドラマの中で
土曜日にやっている「泣くな、はらちゃん」は
私の中では大ヒット作品です。

はらちゃんはヒロイン役の麻生久美子さんが描くマンガの
主人公で長瀬智也さんが演じています。

アニメの主人公が次元の割れ目から現実世界にやってきて
人々と交流していくドラマなんだけれど、
ストーリーもおもしろいけれど
舞台設定とかカメラワークとか
出ている人たちとかがほんと素晴らしいのです。

女優として麻生久美子さんは大好きで
どちらかというと映画女優のイメージな彼女だけれど
このドラマでは真面目で何かと損する地味な越前さんを
ナチュラルに演じていて、やっぱり彼女はすごく素敵なのです。

さらにそこに登場する長瀬さん演じるはらちゃんがもう
ほんと純粋でまっすぐで熱くて涙もろい、いい人なのです。

単にいい人って書くと「そうなの?」で終わっちゃうので
見た事無い人はどんな風にいい人なのか是非見て下さい。

で、他に登場する人たちが濃厚キャラで

越前さんのお母さん役の白石 加代子さんは
舞台や演劇に詳しい人ならその大御所ぶりは
ご存知かと思いますが、本当に個性のかたまりの
ような素敵な女優さん。

そういう方が母役でちらりちらりと登場されるのですが
それだけでインパクト大なのです。

関ジャニ∞の丸山くんもいい味全開だし。
薬師丸ひろ子さんも忽那汐里もおもしろい役柄だし。

最近の作品は原作があるのが多いのに
この作品はオリジナルなんですよね。
それがまた凄い。

で、この脚本家は誰かと見てたら
なんと岡田惠和氏!

私が今まで生きて来ていろいろなドラマを見てた中で
結構いまでも心に強く残っている作品のいくつかを
手掛けている方ではないですか!

まず「チャンス」というドラマ。
これは三上博史さんが主役の売れないロックスターの話。
はちゃめちゃなキャラの三上さんがいつもこの中で
使うセリフ

「ちっちゃくまとまるなよ!」

これ絶対に忘れられないし、なんか自分の応援言葉のひとつとして
心にいつもある言葉でもあります。


「南くんの恋人」はある意味。このはらちゃんと共通している
ファンタジーの切ない話ではありますが、これも好きでした。

「彼女たちの時代」これはOLのつらい気持ちとか働く人たちの
せつなさをリアルに描いていたと思うし、これを見て
せつないけれど共感できた自分がいました。全編に流れていた
音楽がバックストリートボーイズで「ミレニアム」から全曲
たぶん流れていたと思いますが、このアルバムを聴くたびに
あのドラマの主人公たちが蘇って来ます。
視聴率はあまりよくなかったようだけれど、これはとても
いい作品だったと今も思っています。
もう一度見たいぐらいです。

「天気予報の恋人」も心に残っています。

最近のではキョンキョンが出てた「最後から二番目の恋」
も彼の作品だったのですね。

彼の作品にはコミカルな部分とせつない部分と
人間はこういうもんだよねっていう共感できる部分が
いつも描かれていて、ファンタジーを使ったとしても
そこにはリアルな世界もちゃんと描かれているので
私はいつも心が揺り動かされます。

ゆえにそのライターさんが今回オリジナルで
「泣くな、はらちゃん」をどうして書かれたのかが
すごく興味があるし、本当に素晴らしい作品だと思っています。

はらちゃんのギターをマンガで越前さんが最初三弦しか描いてなかったけど
現実世界ではらちゃんが見たギターは六弦だったので、
はらちゃんが「ギターは六弦なのですね。」って言ったのを聞いた越前さんが
線をマンガに書き加えて六弦にすると、そのマンガの世界でのはらちゃんが
ギターを弾くと音が初めて出て、みんなで歌を唄うというシーンがあったのですが
じわ~って来ました。

マンガの中でのはらちゃんがいる場面は演劇の世界のような雰囲気で
まるで舞台のようなのがおもしろいし、たくさんのランタンというのか
ちょうちんが雰囲気を凄く出しています。


このはらちゃんは長瀬くんを最初からイメージして岡田さんが
考えたそうですが、このはらちゃんを見てて
誰かに似ているな~って考えたら

は!っと浮かんだのは実は元SIAM SHADEの栄喜さんでした。

栄喜さんに怒られちゃうかな?

別にはらちゃんの格好とかそういうのが似てるっていうのではなくて
あのまっすぐで純粋で人のために一生懸命な感じがすごく重なるというか。

で、はらちゃんはすぐに感動して涙を恥ずかしげもなく流すのですが、
はらちゃんみたいにたくさん涙を流すわけではないけれど
そういうところが栄喜さんにもあるな~って見てて思い出しちゃうのです。


たぶん、先週栄喜さんに会ったからでしょうね。
自分の時もほんと素敵な方でしたが、
他のファンの方たちとひとりひとり接していらっしゃる時の
彼の声かけやふるまいがほんと「はらちゃん」なのです。

ひとりひとりに心を本当に注いでいるっていうのが
端から見ていてもわかるほど熱いというのか。


実のところ遠い昔
栄喜さんはTOKIOに楽曲を提供していて
アルバムに入っているのです。
「Crazy Chase」という曲です。

長瀬さんが栄喜さんの歌を歌っているのです。


何かを人に対してきっちりと伝えて行こうとする感じ。
相手の思いをしっかり聴こうという前向きな姿勢。
それが栄喜さんであり、はらちゃんでもあります。

ある意味、私にとってはSIAM SHADEというのは
遠く手の届かない存在であったけれど、何かの次元の
空間から栄喜さんが飛び出して来て、この間
会えたのかなって思っています。

で、彼はまた自分の世界に戻って行ってしまったんだなって。

せつないけれど、笑っちゃうんです。
栄喜さんの会話を思い出すと。

人を「くすっ」とさせる言葉を残してくれる人って
最高ですよね。

なんか月ぐらい距離が離れていても
笑顔をくれる存在が私にはいてよかったなって
今本当に思っています。

ACIDMANの大木さんが言うように
小さな笑顔がやがて世界を包む大きな笑顔になるような
気がします。


はらちゃんのラストがどうなるのか想像もできませんが、
昨日のかまぼこやさんの支店長が亡くなって悲しい話の中で
越前さんがマンガに支店長さんを描いて、はらちゃんたちと
彼がマンガの世界で生き続けるというのにも泣きそうになりました。

このドラマは本当に心を浄化してくれるドラマです。



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2 コメント

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Unknown (はらちゃん大好き)
2013-02-23 22:10:48
すっごく共感できます!!
私も泣くな、はらちゃん大好きです!

出演者のみなさんも、演出もストーリーも
スタッフのみなさんも…
ぜんぶ素敵!(^^)!

この記事を読んで
たくさんうなずいてしまいました!(^^)

見ていて、じーんときて、考えさせられて
幸せになって、
心に何かが残るドラマです♪

はらちゃんに携わるすべての方に
お礼を言いたいです。
返信する
はらちゃん (FB17)
2013-02-24 00:15:30
はらちゃん大好きさんへ

コメントありがとうございます。
あのドラマにはスタッフやすべての作り手の愛がありますよね。美術スタッフさんにしても、俳優さんたちにしても。

はらちゃんが「家族とはなんですか?」というときに丁寧に答えてあげる越前さんのお母さん。あのドラマは小さな子どもにも見せてあげたいですね。わかりやすく大事なことを伝えるドラマです。

長瀬くんが作った「リリック」もほんといい曲ですね。ドラマのラストはどうなるのか楽しみであり、なんかせつない気もします。
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