HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

栄喜 アコースティックスペシャルライブ &握手会 at 大阪梅田NU茶屋町

2013年02月11日 | DETROX/栄喜/SIAM SHADE
2013年2月11日(月)祝日 晴れ

大阪梅田にあるNU茶屋町のタワーレコードにて
栄喜さんのインストアライブがありました。

以前もインストアライブは大阪であったのですが
私は仕事で行けませんでした。
今回は念願叶ってようやく行けることになりました。

でも、最初発売日の前日の入荷日に京都のタワレコ行ったのに
「予約だけでないです。」なんて言われて、ほんと
ぶっ飛びました。

「どういうこと?」って感じで。

取り寄せならと言われましたが、それにライブ券ついてるの?って話。

「あ~なんてことだ。予約してなかったのがいけないだ。
でも、仕事が毎日遅くまであって行けなかったから
どうしようもないんだ。」と自分を責めつつも
大阪まで買いに行って、ようやく整理券をゲットしたわけです。

そんな感じで、もうこの日を指折り数えて待っていました。

SIAM SHADEと出会ったのが1997年として
今2013年。

16年間ですよ!

どれだけの年月か。

初めて面と向かってお話できるわけですよ。

ってなんか自分でちょっと恥ずかしいです。

言葉で説明するのはものすごく難しいのですが、
SIAM SHADEと出会った頃はプライベートでの
大変な時代。家族に病人がいて
頻繁に病院に泊まり込みにいかないといけなかった時代。
当たり前のことがすごくうらやましく思えた時代。
たとえば、マクドナルドでハンバーガーを食べるとか。

別の家族とタッチ交代で自宅に帰って疲れきって
「なんか世界から見放されて、孤独の底にいるような」
そんな感覚に教われたときに、たまたま見た深夜の
音楽番組から流れて来た音楽。
そして、そのときに目に入った名前が
「SIAM SHADE」

なんて読むんだろう?って最初はよくわかんなかったけれど
その名前の威力とそして聞こえて来た爽快なロックに
心が救い上げられたそんな感覚になりました。

私はその日からSIAM SHADEに助けられ
病気だった家族も元気になり、
そして、そこからライブにも行けるようになりました。

あの闇から光が見えた瞬間を今でも忘れません。


だからこそ、そのような歌を歌っていた栄喜さんと
握手で繋がれるというのがどれほどの思いと
ともにあるかは、まあ、他の人には
どうでもいいことですが、私にとっては
凄いことなのです。

ゆえに前日は深夜まで仕事してたのですが
早起きして行って来ました。

NU茶屋町には私の好きなルル・ギネスの
お店があり(といっても、高価なものが多くて
とうてい買えないのですが、バーゲンで財布とか
ハンカチをたまに買うぐらいです。)そこで
まだ時間があったので少し
見てました。で、外に出てエレベーターに
向かおうとしたら、目の前に栄喜さんと
K-A-Zさんとがエレベーターの前にいらして
もう、どうしようって感じでしたが
近づけませんでした。メガネをかけていても
栄喜さんはすぐにわかりました。
まあ、K-A-Zさんはその背の高さと容姿で
すぐにわかりますけどね。

結局、そのまま彼らはエレベーターの中に消え、
私はなんともいえない気持ちでしたが、
タワレコに向かいました。


時間が来て、栄喜さんが登場前に
SMEの方が司会されて、
「あのゴール成し遂げる所まで」が一番好きな人!って
唐突に言うものだから、みんな手をあげそびれたのですが
それがちょっと栄喜さんの気にさわったようで。

でも、誤解だと思います。
誰かが「全部好き」って言ったのは
嘘じゃないと思うし、
私もいわゆる捨て曲なんて1曲もなかったし、
どの曲もそれぞれによさがあって
どれを選べって無理なのです。

栄喜さんとK-A-ZさんのMCでのかけ合いとか
栄喜さんのMCとか本当に楽しくて
涙が出るほど笑わせていただきました。

お二人とも185、190ぐらいの身長なので
かなり高いイスに座られてましたが、座ってても
立っているぐらいの存在感がありました。

譜面台の歌の紙がひらりと何度か下に落ちたのですが
しまいに、栄喜さんがあえてそれを下において
「伏せ」って言ったのにも笑えました。

ソロだと、自分といっしょにやってくれる方たちは
それぞれに出演料がいるというシビアな話から
それに比べてバンドはそのまま出演料なしで出れるから
いいという話になりました。

ゲストミュージシャンを頼むと
一回のインストアで20代~30代の人たちの
給料の1/3ぐらいは支払うそうです。
って会場にいたのがそれぐらいの年代の人が多かったかなと
思ったので、もしかして40代基準だったらもっと高額ですよね。

CDが1枚売れてもほんともうけは少しだから
たくさん売らないといけないからみんな大変なんだというような
現実的な話まで笑いの合間にしてくれました。

また、栄喜さんはもっと先を行く音楽も好きでやりたいんだけれど
80年代の音楽好きの人はどうもそういうのに拒否感を持つ人が
いるんだっていうような話もしてました。

もちろんそういう人もいるだろうけれど、私は新しいとか
古いとかそういうのとは関係なく、心を揺らしてくれる音楽なら
素直に受け入れられる方なので、栄喜さんの先を行く音楽も是非聴いてみたいなと
思いました。


ガンズとかをちらりとカバーしてくれたりもしました。

アコースティックライブは初だったようで
思っていたより大変だとわかったとのこと。

アコギ用に作ってないので
K-A-Zさんも結構大変だったようで
私はそう気にはなりませんでしたが
間で彼が間違ったときに
栄喜さんが肘でつついて「間違っただろ」って
笑顔で言ってました。

そして彼の歌はやっぱり素晴らしかったです。
栄喜さんの声はすごく通ってきれいで迫力もあるし
自由自在に歌える感じがしました。
こんな近くで聴けていいのかっていうほど
感動しました。

一方で栄喜さんのMCは盛りだくさんで
どう書いていいのかわかりませんが、
人を楽しくさせるのが本当に上手だなと思いました。

しかも、男っぽく、怒ったふりしたり
すねたふりしてても、いやな感じはひとつもなくて
むしろあったかい何かを感じてました。

あんなに背が高く、「俺様」的な雰囲気があるのに
彼は上から目線じゃないのです。それが素敵です。

ずっと笑顔だし、目がキラキラしているし
DETROXの時はクールなイメージでこの人笑うのかなみたいな
K-A-Zさんを笑わせちゃうし。

お二人ともほんと失礼かもしれないけれど
キュートでした。

おしゃべりも結構あったのですが
4曲やってくださいました。

間でさだまさしの曲の触りとか
洋楽の触りとか
ジュンスカのスタートの触りとか
やってくれましたが。

<セットリスト>

あのゴール成し遂げる所まで
Stop
Start
時の流れ


アコギバージョンで聴けたのはとてもレアだということなので
ほんとうれしいです。

ライブ終了後に握手会がありました。
栄喜さんはひとりひとりに丁寧に対応してくださってました。
中にはハグしてもらう人もいました。

SIAM SHADEの時代はチケットもぜんぜん取れなくて
ファンクラブに入ってようやく取れるかんじで
ホールばっかりだったので、いつも遠くにしか彼を見れませんでした。
DETROXのときはステージが近くなってそれはそれですごく感動したのですが
お話するっていうのは皆無だったので本当にドキドキしました。

そして私の番。

私は握手してもらって少しだけ会話しました。

そのときに
何か好きな英語は?ってたずねたら
NYでティムに教えてもらったという英語を教えてくださいました。

You'd better not.だと思うのですが。ちゃんと聞き取れなくて
え?って聞き返しているうちに「次の人が待っていますから」と
あえなく、前へ進ませられたときになんと栄喜さんまでいっしょに
握手したまま歩いてきてくれるという状況にほんと幸せな気もちなりました。

You'd better not.だとすれば「そうしない方がいいよ」という意味にも、
「そんなことしたら承知しないぞ」と相手を脅すひとことにもなるけれど
それでよかったのでしょうか?

「そんなことしたら承知しないぞ」ってある意味
栄喜さんが使いそうな気もしますが。

よければどういう意味だったのか教えてください~!と天の声に向かって叫ぶ!
(まあ、無駄なのはわかってますけれどね。)

多くのファンはきっとSIAM SHADE時代からのファンなのだと思います。
そのとき10代だった人も20代か30近くになっているんだろうなと
思うとなんかじわ~って来ました。

栄喜さんが40歳超えているのが信じられませんものね。
近くで拝見しても若々しくて昔遠くからしか見れなかったけれど
PVとかで見た彼と変わらなかったです。


栄喜さんの歌は顔を上向きにしてくれますって言ったら
そうだろ!上向き過ぎて何かにぶつかりそうになるから
気をつけないとね。って笑顔で言ってくれたのも
忘れられません。

SIAM SHADEが解散したときはもう世界がまた私を見捨てたかのような
絶望感に陥りましたが、そこから日本の他のロックに繋がって
the HIATUSやくるり、アジカンやFoZZtone、bye bye circusやセカイイチ、そしてACIDMANに
出会えたわけですから、そのa seed of Japanese musicはまさにSIAM SHADEであり
栄喜さんなのです。

お蔭でSIAM SHADEに出会うまではほとんど洋楽しか聴かなかった私は
その後の今にいたる16年間で日本の音楽にもかなり詳しくなりましたよ(笑)
ほんといっぱいいっぱい聴きましたもの。

これからまた栄喜さんが元気に熱いステージを繰り広げてくださって
パワーのある音楽をやり続けてくだされば
私は安心してよい音楽たちと出会っていけると思います。

本当にありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。


あと、今日同じ空間にいらした方たちは

「同じ時を時代を過ごせる奇跡」を分かち合った人なのだと思うと

なんかこみ上げるものがありました。

「たとえどんなに向かい風に吹かれても君をその手をいつまでも離さない」

栄喜さんはそのときの約束をまだみんなに守り続けてくれている気がしました。

ほんとなんか泣けました。

少しの時間でしたが、今日だけタイムスリップしました。

私はドラえもんではなく栄喜さんにどこでもドアを出してもらえたみたいです。
16年前の私にほんの少しだけ戻れました。

また明日からその時代の自分の夢を思い出して歩いて行きたいと思います。











コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« RADIO CRAZY 2012(2日目30日... | トップ | ドラマ「泣くな、はらちゃん... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思わず… (お茶屋)
2013-02-12 13:02:21
初めまして。私も昨日インストアイベントに参加していた者です。
栄喜さんの新しい曲達について 心の中にあるのに、表現できなかった言葉たちがとても素敵に書き綴っていらっしゃったので、ブログを読んでいて思わずそうそれ!とそれだ~!となってしまいました。とても晴れやかな気分になれました^^
ありがとうございます♪

それと思わずコメントさせていただきたくなってしまったのは…
栄喜さんへの思いや年数なども似ておりまして、さらにはまさか真田暎人さんのライブ空間にも栄喜さんFANの方がいらっしゃったということにとても感動してしまいまして(^^;

実は私も暎人さんに魅了されている一人です。
ブログを読ませて頂いたら、幾度か同じ空間で同じお時間を過ごさせて頂いていたようなので、ちょっと興奮して思わずコメントをしてしまいすみません><
普段よそ様のブログにコメントなどしたことがないので、ご無礼などありましたら申し訳ないです;
返信する
はじめまして☆ (FB17)
2013-02-13 22:18:19
お茶屋さん☆

初めまして。そしてコメントをありがとうございます。栄喜さんのインストアイベントにいらしたんですね。SIAM SHADEのファンの方とこのように繋がれてとてもうれしいです。
私がSIAM SHADEのファンになった頃はまだ、SNSとかも無かったし、ツイッターとかmixiとかYOU TUBEとか無かった時代だったのですが、とにかく栄喜さんのHPを見たいがために家族に頼んで、やっと初パソコンを買ってネットに繋げたという、ある意味、のちのち仕事で使うようになるパソコンを使いこなせるようになったのも栄喜さんのお蔭というか(笑)

ツイッターとかは無かったですが、BBSでよく栄喜さんは返信してくれていましたよね。当時からとてもファン思いで心の真っすぐな人だなとBBSから感じていましたが、今も変わらずですね。

また、驚いたのは、お茶屋さんは真田さんのファンでもいらっしゃるとのこと。どこかで同じ音楽のDNAが紛れているのかもしれませんね。

栄喜さんから真田さんへ繋がった流れをざっと言うと、SIAM SHADEが解散して、どうしていいのかわかんない時にMILKRUNというバンドの曲に出会って「あれ、どこかSIAM SHADEの雰囲気がある。」って思って、そのバンドのライブに行ったら、そこに真田さんのバンドが出てて、という流れです(笑)


このような素敵なコメントをいただくと、とても温かい気持ちになって仕事の疲れも吹っ飛びます。

またよければのぞきに来てくださいね☆
返信する

コメントを投稿

DETROX/栄喜/SIAM SHADE」カテゴリの最新記事