HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

球根☆BURN

2005年01月04日 | 吉井和哉/イエローモンキー
これらの言葉で何を連想しましたか?イエローモンキーを思い浮かべた人なら同士です(笑)さて、彼らは去年解散しました。その前に4年ほど休止してたわけですから、結局ファンは待たされてふられた遠方の恋人みたいなもんです。でも、私の中のイエローモンキーは他のファンの方とは違う位置にいる気がするのです。私はどれくらいから彼らを知ったのかあまり覚えていないのですが、初めて聞いた時から「好き」だという気持ちがすぐに現れました。それでもCDを買うには至らなかったのです。でも「球根」という歌を聞いた時、そして何度となくラジオから流れるのを聞いた時、もうたまらなくなってシングルを買いに行きました。それが手元に初めて置かれた彼らの曲です。そして「パンチドランカー」というアルバムも買いました。この中に入っている「BURN」という曲も大好きなんですが、何より「球根」が私にとってのイエローモンキーなんです。歌詞といい、メロディといい。これを聞くと幼き日のせつない時がよみがえるのです。私は幼稚園入園直前、関西から東京へ突然、父親の仕事の関係で引っ越さなければならなくなりました。しかも引っ越しの日に高い所から転落して、頭を打ち、後にも先にも記憶が無くなったのはその時だけですが、意識が戻ると父が私を抱きかかえて必死で医者のところへ走っているところでした。でも、石頭だったのか、大丈夫だったようです。両親にしてみては引っ越し当日だったし、かなり大変だったことだと想像します。そして東京の足立区というところに来ました。どうやら幼稚園への途中入園は大変だったらしく、なかなか受け入れ先が見つからず、やっと入った頃にはすでに5月ぐらいになっていたと思います。そうです。人生最初の社会生活が入園式無しの途中入園という形から始まった私です。なのでそう簡単にとけ込める訳なく、行きたがらない私を母は大変な思いをして送り込んだものです。しかも少食の私はお弁当もあまりちゃんと食べない。そこで母はものすごくかわいいお弁当を作ってくれたのですが、やはりきれいにすべて食べれるようになったのは年長さんになってからでした。でも幼稚園の先生は皆いい人だったような記憶があります。私がいた場所はそうイエローモンキーのヒイセが育ったところでもあります。いわゆる下町です。そして東京タワーは父と2人で昇った思い出の場所でもあります。そのタワーを昇ってからしばらくして父が入院し、しばらく母とまだ赤ちゃんだった妹と三人の生活となります。結構母にはつらい生活だったと今だからわかるのですが、当時は休みになると私は親戚のどこかに預けられて、たまに父の会社の人にお世話になったりもしました。一人でいろんな大人の人の中にいるわけです。母と離れて実は寂しかったんです。でも、皆いい人ばかりで優しくて私をいろんな場所に連れていってくれました。だから好奇心が豊かになったんだと思うし、そんなチャンスをくれた人たちに感謝してます。
で、イエローモンキーに戻りますが、そんな日々の思い出がなぜか「球根」のメロディと合うのです。東京のあの昭和の時代と合うのです。私のあのさびしかった時代と・・・でも、お陰様でそんな父も母も今も元気です。今年のお正月もいっしょに過ごしました。イエローモンキーは私の中のノスタルジーな心に触れるバンドであり、解散しても曲は永遠に心に響き続けます。

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2 コメント

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ありがとう (通りすがり)
2016-04-07 14:47:53
「球根」で検索していてたどり着きました。
とても素敵なお話ですね。
イエローモンキー復活しましたね。
fozztoneの渡會さんはエマさんとbrainchild'sで一緒に活動されてて。
私はエマさんファンなのでfozzのことよく知らないのですが、貴ブログの記事を読ませていただくのが楽しみになりました
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遅くなりました (FB17)
2016-10-23 01:14:15
通りすがりさん

遅くなりましたが
コメントありがとうございました。
イエモンがかなりの勢いでよみがえる今日このごろです。あまりにも勢いありすぎて、ついていけないぐらいですが、嬉しい限りですね。

イエモンが好きだと言っていた渡會さんがエマさんとバンドやるなんて、私ではないのに嬉しくて舞い上がるようでした。彼のこれからもすごく楽しみであり、またまた力がもらえそうです。
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