HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

actors☆

2005年08月26日 | 音楽・映画・本
昨日というか正確には今日の0時に「トップランナー」の再放送をやっていた。ゲストはオダギリジョー。観ようと思っていたのにこの前の本チャンの放送はすっかり忘れていた。ゆえに何気なくチャンネルを変えてよかった。見れずに終わるとこだった。やっぱりなかなかおもしろかった。そして彼からジョニー・ディップの名が出たのがなんとなくうれしかった。

何を隠そう、今私が一番好きな日本の俳優がオダギリ・ジョーでアメリカで一番好きなのがジョニー・ディップなのだ。ただし、単にヴィジュアルが好きだからではない。映画人として好きなんだ。

オダギリ・ジョーとの出会いはまず、そのカタカナの名前からだった。その文字が妙にインパクトがあって「一体何モンなんだ」ということから始まる。そしてあるバラエティで初めてその名の人物を見る。「この人がオダギリ・ジョー?」どこかカル~イ雰囲気で、余計に「何者?」と思ってしまった。なぜなら、私は彼が仮面ライダーであることを知らなかったからだ。そうこうするうちにドラマで脇役で見かけるようになる。でも、なんか毎回新鮮なんだ。「この人っていろんな役ができる人なんだ」と見ていておもしろくなった。本で読んだのか、テレビで聴いたのか忘れたけど、彼がジム・ジャームッシュ監督の映画が好きだというのがわかり、ますます彼のことが気になり始めた。というのも私もジム・ジャームッシュ監督の映画が好きだから。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ナイト・オン・ザ・プラネット』とか雰囲気がすごく好き。最近ではホワイト・ストライプスが出ていた『コーヒー&シガレッツ』がある。彼の映画の音楽にはニューヨークのミュージシャンのトム・ウエイツの曲がよく流れるし、彼自身が出演する。私はトムの音楽も好きだし、まさに彼の曲のイメージにぴったりなのが、ジャームッシュの映画なんだ。ベースはモノトーンだったり、ブルージーな感じ・・・けだるさが漂うというか・・・ジャームッシュ監督は「ベルリン天使の詩」で有名なヴィム・ヴェンダース監督の助監督をしていたことがある。そのせいかどこか似たカラーがある。何せ私はヴェンダース映画が好きだから、その流れからジャームッシュのファンになって当たり前なんだよね(笑)

前にも書いたけど私は学生時代モノクロ写真を撮っていて、自分でフィルム現像から写真の焼きつけまで一人でしていた。といっても大学の中の暗室でだけどね(笑)ゆえにモノクロものに弱い。というかモノトーンにすごく惹かれる。だから、モノクロ写真を撮って写真集まで出しているヴェンダースを好きになるのは必然なんだよね。

なんかオダギリ・ジョーの話から飛びすぎだけど、彼にも同じカラーを感じる。もちろん、モノクロを上手に表現できる人はカラーを使うと驚くべき個性を発揮する。ゆえにヴィムもジムもカラーの使い方もすごく上手い。オダギリ・ジョーにもそんなところを感じる。モノトーンな演技もできれば、カラフルな演技も個性的で魅力的だ。

そうそう彼はアメリカのアクターズスクールで勉強していたのだけど、その時に作ったという短編が「トップランナー」で披露された。スタジオの皆は「なんだかわからない」というのが大方の感想だったし、彼自身も自分ではわかっているけど説明するとそれまでだから言わないとコンセプトを教えてくれなかった。

タイトルは「フェアリー・イン・メソッド」というもので彼の親友という男性が森の中を無邪気に駆け回るような映像となっていた。

でも私は感じた。タイトルからもそれはイメージできた。その主人公は「パック」だ。シェイクスピアの喜劇に『真夏の夜の夢』というのがあるけど、その中の天真爛漫でいたずらっこの妖精がパックなんだ。裸で森の中でいたずらをする。私はこの短編を見て「パック」を思い出した。

もちろんそれが果たしてあっているかなんてわからないし、どうでもいいことだろう。でも、オダギリ・ジョーの奥深さを感じた。

彼の映画で見たことがあるのは『アカルイミライ』『この世の外へ・クラブ進駐軍』・・・これからも彼の出る映画が目白押しだ。楽しみだな~。そうそう彼なら『蜘蛛女のキッス』のウイリアム・ハートの役ができそうだし、見てみたい気がする。

そんな彼が刺激を受けるのがジョニー・ディップらしい。私は『シザー・ハンズ』ではなく『ギルバート・グレイブ』で彼を知った。そしてその演技に惹かれた。(そういえばこの映画でデイカプリオを知り、彼の演技力にも驚いたものだ。)それ以来、ジョニーの出る映画は見れるだけ見ている。『スリーピーホロウ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』などほんといろんな役をこなす。

もうすぐ公開の『チャーリーとチョコレート工場』も楽しみだ。
これはティム・バートン監督の映画だけど、ティムの映画もなかなかおもしろい。中学の時愛読していたレイ・ブラッドベリのファンタジーと通じるものがある。『たんぽぽのお酒』とか『ハロウィーンがやってきた』『十月の旅人』とか・・・大人でもきっと楽しめるファンタジーですよ。まだ、夏だけど秋になったらレイ・ブラッドベリの小説をどうぞ(笑)
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ムーミン

2005年08月26日 | 音楽・映画・本
この前、ムーミン展なるものに行ってきました。すごく短い期間で、展覧会というよりグッズ販売の方がメインのものでした。ムーミンは今年で生誕60周年なんですって。そうそう戦後60周年とか機関車トーマスの生誕も60周年っていうのも偶然ですが、不思議な取り合わせですね。終戦後日本の子どもたちが生きるのに精一杯だった時に北欧のフィンランドではムーミンが産声をあげ、イギリスではきかんしゃトーマスが生まれて、子どもたちに夢や勇気や生きるということをそれ以来現在に至るまで本やアニメを通して語り続けているわけです。

でも、最近の日本の子どもたちは夢をどういう形でもっているのでしょう?なんか殺伐とした感じの子が増えている気がしてしまいます。

ムーミンもトーマスも共通しているのは世の中甘いことばかりではないということを話の中で語っていること。辛い事や嫌なこともいっぱいあるけど、それを乗り越えていく力を自分がもたないといけないことを教えてくれます。

話がそれましたが、ムーミン展ではジオラマとかを見て、あとは少しだけグッズを買いました。本当はイッタラというフィンランドのガラスや陶器で有名なメーカー製のムーミンの食器が欲しかったのですが、1つが高い。お皿が3000円台とかマグカップが2000円台とか・・・。まあ人によっては安いと思う人もいるでしょう。ウエッジウッドとかジノリとかのブランドが好きな人には・・・といっても最近はこれらのブランドも案外安価で手にいれられますけどね。

私はなぜかカップ類が好きなんです。和のものから洋ものまで。きっとお茶(緑茶も紅茶も)が好きだからでしょうね。ゆえにいつのまにか家にはカップが増えてしまってます。でも、そんな好きなカップで飲むお茶はすごくおいしく感じられます。

もちろんカップだけでなく、器でも気に入ったものに出会うとどきどきします。そういう食器を扱うお店をウインドウショッピングするのも好きです。

たとえば、ある時、ある店でスカイブルーのミルキーガラスの手のひらサイズの器に出会いました。それを見た時、そこに白いバニラアイスを入れたらおいしそうだな~とか、京都なので白いダイコンでできたお漬け物「千枚づけ」とかを入れたらおいしそうだな~とか思って、いろいろテーブルの上のその器を想像するわけです(笑)

またまた話がそれましたが、私はムーミンの話が好きで、そのキャラクターたちが好きなんです。知ってましたか?実はスナフキンとミムラ姉さんとミーは兄妹とかミーはムーミン家の養女になっているとか・・・(笑)

私の夢はいつか北欧のフィンランドやスウェーデンやデンマークに行くことですが、特にムーミンの生まれた場所に行ってみたいです。

ちょっと支離滅裂な内容になりましたが、また北欧のことやらムーミンの話のことやらをちゃんと書いてみたいなと思ってます。
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