HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

DEEP PURPLE

2005年08月23日 | 音楽・映画・本
今年のサマーソニックには彼らもやってきた。でも、残念ながら私の行った日ではなかった。そして当たり前かもしれないけど彼らのステージは見た事がない。もちろんBSとかCSとかではあるけどね。でも、いまだにハードロックといえば、彼らの「ハイウエースター」が流れる気がする。それほど長髪ロックの祖みたいなバンドなんだね。同時代にはレッド・ツェッペリンがいて(もちろんこれも生は見た事ないけど・笑)聴いたアルバムや見たライブ映像ではツェペッリンの方がバンドとしては好きだけど、パープルの方にもいっぱい好きな曲はある。パープルの特徴は実はキーボード。耳から離れないくりかえされるフレーズ。それが彼らの特徴だ。もちろん、高音ボイスに技術屋ギターもすごいけどね。メンバーチェンジもよくあって、どの時代が好きかというのもよく語られる。有名なギタリストにはリッチー・ブラックモアがいる。脱退後はブラックモアズ・レインボーとして活動している。

ボーカルであり、キーボード奏者でもあったイアン・ギランが脱退後ギランというバンドを立ち上げて、活動しているが、そのアルバムを1枚だけ持っている。それに入っている「ファイティングマン」という曲がすごく好きだ。静と動が顕著に表れる曲でキーボードもいい感じ。まあ、最近流行りの曲に比べると暑苦しさはややあるかもしれないけど(笑)でも、心が熱くなる曲だ。

パープルのアルバムを初めて聴いたのは確か中学3年の時。あるクラスメートがいいからと貸してくれた。実はその人は小学5年の時から好きだった人だった。大阪から京都に転校してきた私だったが、なぜか言葉は標準語だったため、クラスの一部から嫌味を言われていた。いじめには至らないけど、京都の人はどうも東京弁がいやみたいだ。東京の人は京都弁をいい風に考えてくれるのにね。特に私のいたところが京都でも特に伝統的保守的京都だったためかもしれない。そんな中、結構女子には嫌味をいい、野生っぽい(笑)人でおしゃべりではないけど存在感のある男子がいた。一見恐そうなんだけど、そんな彼が結構クラスで浮き気味の私にさりげない優しさを見せてくれた。今でもそんな何気ない一こまが思い出される。

中学に入ってからも彼のことを思いつつ、告白などするわけもなく、やがて親友が彼のことを好きだと知り、完全に心にカギをかけた。相変わらず、男っぽいその人は女なんか・・・って感じで誰とも付き合う事もなく、マイペースでいたけど、音楽は聴いていたみたいだ。たまたま中学3年の時同じクラスでしかも席が隣になったことがあった。しかし、その頃中2の時に同じクラスになってロックの話で気があって、よく話をしていた子のことが私が好きだと勘違いしたみたいで、それが私にはせつなかった。「ほんとはあなたが好きなのに・・・」しかも親友は私に「どう告白するか」を相談しにくるし。

そんな彼がある日、ほんとは持ってきてはいけないけど、パープルのアルバム「ライブインジャパン」を持ってきて、貸してくれた。すごくうれしくて、大切に聴いた。

時は流れ、大学時代に一度だけ、祇園祭の宵山ぐらいの昼間に彼と偶然出会った。やや距離があったけど、お互いにわかった。そして二人とも会釈した。

それ以来、一度も彼と会っていない。今は何をしているんだろう?

ディープ・パープルにはこんなほろ苦い思い出もあったりする(笑)

番外編だけど、音楽弟子Aは今もしどこかのバンドがDEEP PURPLEのコピーをするから、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリードギターをやってほしいといわれたら、弾ける。そんなAは今はグッド・シャーロットの曲を練習中だ。
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ピアノマン

2005年08月23日 | 音楽・映画・本
ビリー・ジョエルの曲に「ピアノマン」というのがあるけど、最近世間で人を騒がしているのはイギリスで保護された記憶喪失という話だった「ピアノマン」。イギリスだけではなく、世界中も巻き込んで、取材されたというか話題となった人だ。記憶喪失だけど、ピアノの演奏がすごく上手くて実はすごい音楽家ではないかとか、いろんな人が彼を知っているとか、いろんなエピソードが飛び交った。でも、結局、彼はふつうのドイツの若者で、仕事がうまくいかずに海に飛び込もうとイギリスまで来たという。なあ~んだって世界中の追っかけテレビ局なんかは思ったのだろう。彼に対する今までの扱い方と違って、自分達の無駄足にやや恥ずかしさなんかもあって、一応結果報告だけはするけど、彼に対するコメントはあまりない。

結局、皆が描いた妄想がピアノマンをスターにしてしまっていたわけだ。ゆえにピアノマンを責めるのはややおかしい気もする。嘘をつくというより何も言わなかっただけの彼。周囲が勝手にストーリーを作り上げただけ。でも、それは彼に実は魅力があったからではないのかな?ゆえに彼にロマンを人は求めた。

ふつうの人だっていいじゃない。彼はある意味新しい命を得た。事実がわかって、それで周りやマスコミが彼を責めてはいけないと思う。それでまた落ち込んで命をたとうなんて思ったら大変だ。これだけ世界の人を惹き付けたんだから、彼は自分に自信を取り戻せばいいと思うし、家族も彼のフォローをしてあげてほしいな。どこかのニュースキャスターでも誰でもいいけど、彼のそういうところを言って、彼の味方になって、これからの彼の人生が充実したものになるようにささえてあげてほしいと思うのは私だけかな?

世界が騒いで困惑したのはきっと彼だろう。別に私は彼のファンでもないし、世間が抱いた妄想で夢もみていない。ある意味「そんなニュースもあったな~」って感じだった。でも、今はちょっと違う。実際は描いたストーリーではなくても、それからイマジネーションをそそられた人はいっぱいて、それこそドラマだって作れたわけだ。それでいいのではないのかな?実際は違ってもそんな物語があってもいいのでは?

彼はまだ20才らしいけど、心のケアを誰かしてあげてほしいと願いつつ、久々にビリー・ジョエルの曲が聴きたくなった。
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