HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ピアノマン

2005年08月23日 | 音楽・映画・本
ビリー・ジョエルの曲に「ピアノマン」というのがあるけど、最近世間で人を騒がしているのはイギリスで保護された記憶喪失という話だった「ピアノマン」。イギリスだけではなく、世界中も巻き込んで、取材されたというか話題となった人だ。記憶喪失だけど、ピアノの演奏がすごく上手くて実はすごい音楽家ではないかとか、いろんな人が彼を知っているとか、いろんなエピソードが飛び交った。でも、結局、彼はふつうのドイツの若者で、仕事がうまくいかずに海に飛び込もうとイギリスまで来たという。なあ~んだって世界中の追っかけテレビ局なんかは思ったのだろう。彼に対する今までの扱い方と違って、自分達の無駄足にやや恥ずかしさなんかもあって、一応結果報告だけはするけど、彼に対するコメントはあまりない。

結局、皆が描いた妄想がピアノマンをスターにしてしまっていたわけだ。ゆえにピアノマンを責めるのはややおかしい気もする。嘘をつくというより何も言わなかっただけの彼。周囲が勝手にストーリーを作り上げただけ。でも、それは彼に実は魅力があったからではないのかな?ゆえに彼にロマンを人は求めた。

ふつうの人だっていいじゃない。彼はある意味新しい命を得た。事実がわかって、それで周りやマスコミが彼を責めてはいけないと思う。それでまた落ち込んで命をたとうなんて思ったら大変だ。これだけ世界の人を惹き付けたんだから、彼は自分に自信を取り戻せばいいと思うし、家族も彼のフォローをしてあげてほしいな。どこかのニュースキャスターでも誰でもいいけど、彼のそういうところを言って、彼の味方になって、これからの彼の人生が充実したものになるようにささえてあげてほしいと思うのは私だけかな?

世界が騒いで困惑したのはきっと彼だろう。別に私は彼のファンでもないし、世間が抱いた妄想で夢もみていない。ある意味「そんなニュースもあったな~」って感じだった。でも、今はちょっと違う。実際は描いたストーリーではなくても、それからイマジネーションをそそられた人はいっぱいて、それこそドラマだって作れたわけだ。それでいいのではないのかな?実際は違ってもそんな物語があってもいいのでは?

彼はまだ20才らしいけど、心のケアを誰かしてあげてほしいと願いつつ、久々にビリー・ジョエルの曲が聴きたくなった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヴィレッジ | トップ | DEEP PURPLE »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽・映画・本」カテゴリの最新記事