Fumie&Sweet

毎日のように、自宅で焼いているパンやお菓子の紹介です。美味しいもの、大好きな、喰い意地の張ったブログです!

大好きな クリムト・・・たくさん 見ることができました。

2013-09-27 21:01:21 | 日記

ウィーンのお土産といえば クリムトのグッズか シィシィのグッズか?!

という程 街中に 溢れかえっていました~

まさに お土産物の 稼ぎ頭っていう 感じでした!

グスタフ・クリムト 1862年7月14日 ボヘミア出身の 金細工師の

息子として ウィーンに生まれたのであります~ 

亡くなったのは 1918年の2月6日  55歳

まだ 100年 たっていないのですね・・・

(しかも 享年が 私の 年齢より 若い!!のです!)

クリムトといえば これ!「接吻」 クリムト 45歳頃の作品です!

もう この作品 チョコレートにも、手提げにも 、マッチにも・・・

ありと あらゆる お土産ものに なっていました~

実物は ベルベデーレ宮殿の上宮に 展示されていました。

サイズ 180cm×180cm クリムトさん お得意の

正方形のカンヴァスに描かれています。

実際に みると 日本の 屏風絵のような 金箔の使い方

絵の具の 盛り上がり方が 素晴らしいのです~

この絵 お目当ての 観光客は たくさん いるのですが、

ルーブルのモナリザのような 混雑はありません!

自分 ひとりで クリムトを 静かに 独占できる 時間があります~

おなじく 上宮に 飾られている これも 大好きな作品

「水蛇」は 思いのほか 小さな作品で 20cm×50cm

照明が 抑えられているので これが あの 「水蛇?!」って

びっくりして しまうような 小ささです。

誰も この部屋に 警備の人もいないので 

ちょいと 壁から 外して バッグに入れて 持って 帰っちゃおうかな~

なんて 誘惑に駆られてしまうほど 小さな絵でした!!(冗談ですよ・・・)

この 「アダムとイヴ」は 晩年の 遺作とよべる 未完の作品です。

アダムやイヴの手が 描かれていませよね~

この絵の 隣に 半分以上 絵の具がのせられていない 絵があり

ここまで 描いたのに・・・脳卒中で 倒れて しまったのね・・・

クリムトさん・・・と 切なくなってしまいました。

お決まりの 林檎も蛇も ないけれど まさしく この絵は アダム&イヴなのです!!

 

さてさて ベルベデーレの上宮を いくら 探しても 私の お目当ての

「ユディット」が ないのです!!

私は 秘かな「ユディット」好き!!「ユディツト」お宅なのです!

血が ほとばしる カラヴァッジョの「ユディット」も

女流画家のアルテミジア・ジェレンティスキの「ユディット」も

恐ろしいもの見たさに 本物を 見に いきました!!

サロメと混同されやすいけれど 絶対 「ユディット」派です!! 

なんと 「ユディット」は 下宮に あるとのこと!!

広い お庭を 散歩しながら 「ユディット」に会いに行きました~

いました!!

半開きの口 左右アンバランスのとろけそうな 眼

色仕掛けで 敵の将軍ホロフェルネスの寝首をかいた ヒロインなのに。。。

なんという エロさ!!

そして また この絵も 42cm×84cmという 小さな絵でした!

この絵の 持つ パワーから 1mは越える 大作を想像していたので

小ささに びっくり!!迫力と美しさに また びっくり!

画集で みていると どの絵も 自分の頭の中で 

その大きさを  勝手に想像してしまうのですが・・・

今回 良い意味で 裏切られた感が 素敵でした!!

「ユディット」はクリムト 39歳の作品です。 

 

いくら クリムトの絵が ウィーンに たくさん 存在する といっても 一日では

総てを 見切ることは できません。

翌日はウィーン分離派会館にある (通称 玉葱)

「ベートーヴェン・フリーズ」の 壁画をみにいきました。

壁画なので 絵葉書で その臨場感を

お伝えすることは できないのですが・・・

怪物デュフォーンの右にいる

淫欲、不貞、そしてその 肥え太ったお腹で示される「不節制!!」

青い腰巻の人には 圧倒されました!!

肉眼でみると 腰巻や髪飾りに カラーストーンが 使われていて

そこだけ もっこり 飛び出してしるのです!!

この国に来て 全く 不節制に食べて 飲んでいる 私!!

いつの間に スケッチされちゃったのでしょうか?!

クリムトさん 40歳の制作です。

同じ頃の作品 「エミーリエ・フレーゲ」を見に こんどは

ウィーン・ミュージアム・カールプラッツへ!

幾多のモデルと浮名を流し たくさんの 私生児(14人?)もいたとのお話の

クリムトさんですが、生涯独身を貫いた 彼の伴侶といわれているのが

この「エミリーエ」です。

クリムトが 死の床で 呼んだのは まさに 彼女だったのです。

自立した 意思の高い 女性であったことが この絵姿から わかりますね~

 

これでも まだまだ 見たい クリムトさんの絵は たくさんあって、

これは 美術史美術館の壁画になrます。

クリムト28歳頃の作品です。

この壁画の下にある 館内のカフェで お茶(実際は ビールですが・・・)を

いただく ことができて 本当に 幸せでした。

まだ 欲をいえば 見られなかった絵や ブルグ劇場の壁画など・・・

見逃して しまった 残念な ところは あるのですが、、、

恋焦がれた クリムト作品 しっかり 瞼に 脳裏に 焼き付けました。

やっぱり クリムトさんは 素敵です!

ジョン・マルコヴィッチの映画も 良かったけれど 

今回の 旅で 作品を 実際に肉眼で見ることによって

彼の 描き 表現したかった物を ほんの少しですが 理解できたように思えました。

芸術は よいです~ 本当に 心を 豊かにしてくれます。



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2 コメント

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Unknown (かずママ)
2013-09-28 18:54:11
私もクリムト好きです~。
官能的で」美しいですよね~。
本物を目の当たりされてきたなんて
羨ましいです~。
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いつの日か この目で・・・ (ふみえ!→かずママさんへ!)
2013-09-28 19:35:17
絶対に 本物を見るのだ!!
って 決心して しつこく チャンスを
諦めずに 待つ・・・というか 狙うのです~
そうすると、望みが 叶いますよ!
お好きなら ぜひ 見にいらしてください!
本物は 素晴らしいです~
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