福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

閉塞感を破る小さな善行

2022-09-28 | おすすめ情報
以前あることから善行をしなくなっていたのですが、最近ふと気が変わってまた出掛けたついで道のゴミ拾いや公園のホームレスの老婆にお金をわたす等数件の小さな小さな善行を心掛けてみました。すると何故か心がすこし余裕が出てきて明るくなった感がありました。混んでいる電車の中でもゆったりとした気持ちを持つことができるようになりました。「業はすべて共業である」といわれますが、そうすると我々が毎日少しでも善行を積む . . . 本文を読む
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慈雲尊者も武備の大切さを説かれていました

2022-09-28 | 法話
「神儒偶談・慈雲尊者」に「武備の肝要なる事。先生いふ、此の慈愛の心にて万般ととなふべし。しかるに幾千歳の中には逆臣も有るべし。此れにも慈愛のみなるか。翁いふ、見ずや天照大神乃ち髪を結て髻となし、裳を縛りて袴となす云々(注)。武備わするべからざる知るべきなり。・・」(注、古事記に「・・かれここに速須佐の男の命、言まをしたまはく、「然らば天照らす大御神にまをして罷りなむ」と言まをして、天にまゐ上りたま . . . 本文を読む
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ラフカデオハーン「神国日本」・・日本民族の勝れたる理由

2022-09-28 | 法話
武士の家庭では・・甲冑やその他の武器を神聖視することを教えられた。それにいつも手入れをしておくことが義務となっており、それを怠ると合戦のときに不運災難を招くのであった。それであるきまった日に弓や槍や他の武器武具を客間の床の間に飾って供物をそなえたのであった。庭園もまた神聖なものであった。それで庭園の手入れをするときは守るべき規則が決まっていて樹木や花の神にさからわないように心した。十分な配慮と清潔 . . . 本文を読む
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「仏説父母恩重経」、「孝経」、「孝養和讃」

2022-09-28 | 頂いた現実の霊験
先日、二週間ぶりに岡山の99歳の継母のもとを訪れ寝ている継母の足を揉みました。継母は半分意識をなくしていましたが気持ちよさそうに大変いい顔になりました。長い確執を経てこういう日が来るとは昔は想像もできませんでしたが、有難いとはこういうことを言うのだと思いました。その直後、難航を極めると予想されていた継母関連諸手続きが瞬時に解決しました。不思議でした。父母恩重経には最高の親孝行は「三宝」を信じさせる . . . 本文を読む
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如何ぞ如来の具足せる智慧は身中にあってしかも知見せざる。

2022-09-27 | 諸経
華厳経巻三十六寶王如来性起品第三十二ノ三「・・如来の智慧・無相の智慧・無礙の智慧は、具足して衆生の中にあるも、ただ愚痴の衆生は顛倒の想に覆われて、知らず・見ず・信心を生ぜらるのみ。そのときに如来は・・一切の衆生を観察し終って・・・各の次の如き言葉を為し給はく。『奇なるかな、奇なるかな。如何ぞ如来の具足せる智慧は身中にあってしかも知見せざる。』 . . . 本文を読む
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今日は高雄山寺が神護国祚真言寺と改称された日

2022-09-27 | お大師様のご足跡寺院
・今日天長元年824九月二十七日は高雄山寺が神護国祚真言寺と改称された日です。この時お大師様51歳。類聚三代格に「太政官符/応以高雄寺為定額并定得度経業等事/右正五位下行河内守和気朝臣真綱等上表偁、昔景雲年中、僧道鏡辱僣法王之号遂懐窺覦之心、遍邪幣於群神、行権橘於侫党、爰八幡大神痛天嗣之傾弱、憂狼奴之将興、神兵交鋒、鬼戦連年、彼衆我寡、邪強正弱、大神歎自威之難当、仰仏力之奇護、乃因御夢請使者、有勅 . . . 本文を読む
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自己中心主義と報恩主義

2022-09-27 | 法話
自己中心主義に対する二つの法話自己中心主義・自国中心主義・ミーイズムが蔓延しています。早くからこの傾向に警鐘を鳴らしておられたのは明治の釈宗演老師と昭和の山田無文老師です。釈宗演老師は自己中心主義の世界的蔓延をすでに明治に見抜いておられ、これに対するには「報恩」の生き方しかない、と喝破されているようです。円覚寺管長横田南嶺猊下が講演でご紹介されています。また山田無文老師も同様に「「自己中心」という . . . 本文を読む
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今日は覚行法新王が孔雀経法を修された日

2022-09-27 | 法話
「孔雀経法記」「康和四年1102九月二十七日、近日天変あり。件の変を消さんが為に、鳥羽北殿において勤修御。大阿闍梨御室覚行法新王、伴僧二十口の内、僧綱三口。同十月十三日御結願了。」天皇は堀河天皇。このころ特段の天変地異は記録なし。覚行法親王は、平安時代中期から後期にかけての真言僧。白河天皇の第二皇子。中御室とも称される。真言宗仁和寺の第3世門跡。永保3年(1083年)に仁和寺性信入道親王の下で出家 . . . 本文を読む
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今日は無数の効験を顕された性信法親王遷化の日

2022-09-27 | 頂いた現実の霊験
  後拾遺往生伝「入道二品新王、諱師明は長和天皇第四子、母は大納言左近衛大将濟時の女也。皇后夢みるに胡僧来りて云ふ、『将に皇胎に託すべし云々』。后懐孕の間、口より葷羶(くんせん・なまぐさ)を去り、心精進に住す。寛弘二年1005六月一日託生す。誕生の時、室に神光あり。幼稚の間、仡(いさましき)こと巨人の如し。同八年、天皇受禅す。十月五日、立て新皇となる。生年七歳。長和六年1017、天皇昇 . . . 本文を読む
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仏教大原理(釈雲照)・・27

2022-09-27 | 法話
Q、十念も十善戒も同じく往生の素懐を遂げ得るということならば殊更にこの十善戒を主張する意味はなにか?A,念仏門の十念は十悪を制せず、品行を問わず、ただ阿弥陀仏の本願に任すというもの。こちらの十善戒はまず品行を正し、十悪を制し、よく彼岸に到達るというもの。・・昔は戦乱のため品行戒行を問うに暇あらず。その故に臨終正念・十念相続を説いた、しかし平時に於いては万国競って品行道徳を仰ぐ。しかるに今の仏者は無 . . . 本文を読む
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仏教大原理(釈雲照)・・26

2022-09-26 | 法話
Q、たとえ百歩の間は十善戒を守れてもそのあと十悪業を行ずればまた地獄等の悪趣へおちることになるのではないか?A,それはそうである。しかしそのときの悪業の罪が滅し果てればまた善趣に生じて十善道修行の功徳が漸々増長して遂には成仏することを得る。十念の人も浄土往生を遂げ不退の位に上る以前はたとえ十念相続したからといっても悪業を造ればかえって悪趣に堕することは皆同じである。およそ仏教の真理は善因善果を結し . . . 本文を読む
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仏教大原理(釈雲照)・・25

2022-09-25 | 法話
Q、(百歩の間、十善戒を保てばよいというが)念仏は十回となえれば浄土に生まれることができると説く、また光明真言加持土砂(注)は(光明真言法で加持された)土砂の功徳のみで往生できるとする、これらに比すると十歩の間守るといえども念仏よりも易行とはいえないのではないか?A,十念というのはその間念仏しなければならない。この十善戒を百歩の間保つというのは意識を摂して十悪を為さずに百歩に到ればよい。何の造作も . . . 本文を読む
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今日は醍醐天皇が疫病で諸社寺に仁王経読誦を命じられた日

2022-09-25 | 法話
今日は醍醐天皇が疫病で諸社寺に仁王経読誦を命じられた日扶桑略記(延喜十五年九月廿五日)、「醍醐天皇、定、諸社諸寺仁王経読誦の事、三箇日。京中諸国の疱瘡赤痢病を祈る為なり。」 . . . 本文を読む
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仏教大原理(釈雲照)・・24

2022-09-24 | 法話
この未曽有因縁経に依るに、わずかに百歩を行くの頃、身口意を慎み摂めて心に貪瞋痴を制伏し、三宝に帰依する功徳は、能く無量の悪業・重罪を滅し、能く行者をして菩提心を発し漸漸に増長して仏果を成ずることを得(注1)。仏説観無量寿経に「十善を護持し、父母に孝養するものは本願を憶念して彼の国に往生することを得る」と説きたまひ、梵網経に「・・孝を名ずけて戒となす・・(注2)」と説きたまへり。戒孝一体にして名の異 . . . 本文を読む
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今日は石門心学の開祖・石田 梅岩の命日です

2022-09-24 | 先祖供養
今日は石門心学の開祖・石田 梅岩の命日です。梅岩は-延享元年9月24日(1744年10月29日))に60歳で逝去しています。京都の商家で丁稚をしながら、儒佛道に通じた小栗了雲に師事し、人の道・商人の道を説くことを思い立ちます。45歳の時、京都の借家で「無料講座」を毎晩開きそれが後年「石門心学」と呼ばれるものになりました。梅岩は「一に泥(なじ)まず、一を捨てず」といって儒教・仏教・道教・神道・国学い . . . 本文を読む
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