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Q,十二頭陀とは?
A、「頭陀」はサンスクリット語の「ドゥータ」という言葉の音訳であり「払い落とす」という意味です。何を払い落とすのかというと「貪欲」です。
『十二頭陀経』によると、
「一者在阿蘭若處(人里離れた所を生活の場とする。)
二者常行乞食(常に托鉢乞食によってのみ生活する)。
三者次第乞食(托鉢する家は選り好みせず順に巡る)。
四者受一食法(一日一食)。
五者節量食(一鉢以上食べない . . . 本文を読む
26、爾時。持地菩薩。即従座起。前白仏言。世尊。若有衆生。聞是観世音菩薩品。自在之業。普門示現。神通力者。当知是人。功徳不少。仏説是普門品時。衆中八万四千衆生。皆発無等等。阿耨多羅三貌三菩提心。
爾の時、持地菩薩、即ち座より起ちて、前んで仏に白して言さく、「世尊、若し衆生有りて是の観世音菩薩品の自在の業・普門示現の神通力を聞かん者は、当に知るべし、是の人の功徳少からじ」と。仏、是の普門品を説きた . . . 本文を読む
25、具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼
一切の功徳を具し 慈眼をもって衆生を視たまふ 福聚海無量なり 是故に応に頂礼すべし(観音様は福聚海無量ということは身に染みてわからせていただいています。当方は30年以上護国寺の観音様にお参りし7年前には「福聚講」という講もたちあげ、福を無量に頂いています。まさに観音様は福聚海無量です。全国に福聚寺とか福聚院という寺は相当の数に上ります。すべて . . . 本文を読む
24、妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念 念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙
妙音・観世音・梵音・海潮音は 彼の世間の音に勝れり。 是の故に須からく常念すべし 念念に疑を生ずる勿れ 観世音浄聖は 苦悩死厄において 能く為に依怙(たより)となり給ふ
(妙音(微妙不思議な声)・観世音(世の音を観じて救済の説法される声)・梵音(仏の説法は清浄であるから梵音という)・海潮音(潮 . . . 本文を読む
23、体戒雷震 慈意妙大雲 樹甘露法雨 滅除煩悩焔
悲体の戒は雷のごとく震ひ 慈意の妙なること大雲の如し 甘露の法雨を樹いで 煩悩焔を滅除す
(前半は観音様の身業・意業、後半は観音様の口業を示す。観音様は悲体即ち衆生の苦悩を抜くことを身業(体)とせられ、楽を与えることを意業とせられ、説法で衆生に甘露法雨を注ぐことを口業とせられている)
諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散
諍訟して . . . 本文を読む
22、無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間
無垢清浄の光ありて 慧日は諸闇を破り 能く災の風火を伏して 普く明かに世間を照らしたまふ(正覚を成就された観音菩薩の智慧は無垢清浄の光を発して衆生の諸々の煩悩の闇を破して、「風」「火」であらわす凡夫の際限のない輪廻転生を意味する分段生死・聖者の覚りへ向かう退転しない輪廻転生を意味する変易生死)を伏滅して生死を超越させたまふのである。このよう . . . 本文を読む
21、真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観 常願常瞻仰
真観清浄観、 広大智慧の観 悲観及び慈観 常に願ひ常に瞻仰すべし(真観とは空観、万物の実在性無きを観ずる。清浄観は仮有観、実在性無くてもここに存在していること、 広大智慧の観は中道観、空観と仮観を統合したもので天台宗では、空化中の三観を一心の上に悟得することを一心三観という。 悲観とは抜苦の心、慈観とは慈しみの心。真観・清浄観・広大智慧観・悲 . . . 本文を読む
2月も後半(雨水)に入り、本格的な雨の日となりました。福聚講の講員には、晴れ男、晴れ女が多いのか、滅多に雨に降られることはありませんでした。
仏様の教えを「法雨」と雨になぞらえ述べられていますので、雨の日のお勤めもきっと功徳があることでしょう。
今日の定例会は、いつものとおり出席の講員8名で般若心経、観音経、諸真言の読誦をし、暫く瞑想の時間をとりました。その後近くの喫茶室で懇談会となりました。
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20、具足神通力 広修智方便 十方諸国土 無刹不現身
神通力を具足し 広く智と方便とを修して 十方の諸国土に 刹として身を現ぜずといふことなし(観世音は当然六神通を具足されており、また真理を證得している大智と化他方便を満足せる方便智とをもって十方いずれの国土にも速隠自由に身を変現したまふ)
種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅
種種の諸の悪趣、 地獄・鬼・畜生、 (有情の宿命苦の . . . 本文を読む
慈雲尊者は「十善法語、不邪淫戒」で「是を護れぬものは家を亡ぼし、国を亡ぼす」とされています。そして、最近読んだ「新・家系の科学(与那嶺正勝)」という本に、「二万件の家系を調べたら、亡びる家系は色情問題があるところ」ということが書いてありました。尊者のお言葉を裏付けています。おそろしいことです。(しかし、こういう先祖を持ってしまった子孫はたまったものではありません。そういう場合も救われる道はあります . . . 本文を読む
19、衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦
衆生困厄せられて 無量の苦、身に逼るとも 観音の妙智力は 能く世間の苦を救ひたまふ(貪瞋痴の三毒や邪見によって自ら生死の苦に逼迫せられた衆生が受けなければならない四苦八苦も,観音様を念じて称名すれば観音妙智力によってそれら一切の苦悩から脱することを得。「(観音経を)読誦する人 、僧俗男女をえらばず、或は難病を治し、或は災難を遁れ、あまつさへ読 . . . 本文を読む
角田さんの「江戸三十三観音霊場・東京十社巡拝記録第10回 」その5
さて、前回の巡拝記録で、東京タワーの裏話をご紹介しましたが、話の中で出てきた従兄の松尾三郎のその後の話を・・・というリクエストがありましたので、傲岸無恥を承知で綴つてみました。
東京タワーを建設するころには、設計技術や鉄塔の強度を計算する「道具」、今では、コンピュータですが、このころは、まだ、コンピュータは、ありませんでした。 . . . 本文を読む