福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

原人論(全編書き下し)

2024-04-20 | 諸経
原人論 終南山草堂寺沙門宗密述 序    萬靈蠢蠢たる皆な其本あり。萬物の芸芸(うんうん)たる各の其根に歸す。未だ 根本あることなくして而も枝末ある者はあらざる也。況んや三才中之最靈にして而も本源無からん乎。且つ人を知る者は智なり。自ら知る者は明なり。今我人身を禀得たり。而して自ら從來する所を知らず。曷ぞ能く他世の趣く所を知らん乎。曷ぞ能く天下古今之人事を知らん乎。故に數十年中學ぶに常に師 . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔20/33

2024-04-20 | 諸経
観音霊験記真鈔20/33 西國十九番山州京革堂千手像、御身の長さ八尺2.4m亦行願寺と號す。 釈して云く、次上に千手観音十願(千手眼觀世音菩薩廣大圓満無礙大悲心陀羅尼經に「南無大悲觀世音願我速知一切法。南無大悲觀世音願我早得智慧眼。南無大悲觀世音願我速度一切衆。南無大悲觀世音願我早得善方便。南無大悲觀世音願我速乗般若船。南無大悲觀世音願我早得越苦海。南無大悲觀世音願我速得戒定道。南無大悲觀世音 . . . 本文を読む
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大薩遮尼乾子所説經は戦争を肯定しています。

2024-04-20 | 諸経
大薩遮尼乾子所説經卷第五では、大薩遮尼乾子(元ジャイナ教修行者・ここではお釈迦様の弟子)が嚴熾王の戦争に関す る問に答えたが、お釈迦様がその答えを正しいと証明されています。王の質問は反逆者や外国王が侵略せんとした時の対処を問うものでした。これ に 封 し 大 薩 遮 は 「先 ず 国 王 は 、危 機 の 初 期 、中 期 及、末 期 に分けて考え、危 機 の 初 期 に お い て は、戦 . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔19/33

2024-04-19 | 諸経
観音霊験記真鈔19/33 西國十八番山州京六角堂如意輪像、御身長一尺五寸(45.5㎝)頂法寺とも云へり。 釈して云く、今此の観世音も如意珠の如く一切衆生の願に随って一切満足するところの徳義を備玉ふ薩埵なる故に如意輪王と名く。是の故に菩提流支三蔵所譯の如意輪陀羅尼經の説に由るに、佛、鶏喇斯山に在して無央數の菩薩と倶なりき。爾時に観自在菩薩坐より起ちて長跪合掌して前んで佛に白して言さく、世尊我に大 . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔18/33

2024-04-18 | 諸経
観音霊験記真鈔18/33 観音霊験記真鈔巻之三 西國十七番山州京六波羅蜜寺十一面像。御身長一丈(3.03m)。 釋して云く、亦十一面観音の利益を讃述せば十一面經に具なり。彼經は観世音菩薩南印度南邊補陀落山に在して世尊の許可を受けて説き玉ふ所の陀羅尼經也。經に云く、時に観世音即ち呪を説て云く、唵摩訶迦盧尼迦沙波訶(おんまかきょろにきゃそわはか)と (https://blog.goo.ne.j . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔17/33

2024-04-17 | 諸経
観音霊験記真鈔17/33 西國十六番山州京清水寺千手像。御身長八尺(2.4m)又は楊柳観音とも云へり。 釈して云く、千・聖・馬・准・十一面如の六観音を以て大悲・大慈・師子・大光・丈夫・大梵の六観音に誰人か配當するや。(天台大師智顗が『摩訶止観』で、大悲・大慈・獅子無畏・大光普照・天人丈夫・大梵深遠の六観音を説いた。この六観音信仰に対して、真言宗の小野仁海は「天台宗が『摩訶止観』に説いている六観 . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔16/33

2024-04-16 | 諸経
観音霊験記真鈔16/33 西國十五番山州(山城国)京今熊野十一面像。御身長一尺五寸餘。 釈して云く、此の十一面の像の事、前第八番目に解すと雖も未盡なり。重ねて曲しく釈せば、第一頂上佛は螺髪の形なり。餘の十一面は菩薩形なり。前の三面は慈悲寂静の貌。左三面は 忿怒の形。是は悪を作す者を見て対治せんとし玉ふ形なり。右の三面は牙を上に現じ善根を修する者を讃ふ形なり。後ろの一面は善悪交雑して衆生を見て . . . 本文を読む
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金剛般若波羅蜜經(全巻書き下し)

2024-04-15 | 諸経
金剛般若波羅蜜經(全巻書き下し) 姚秦天竺三藏鳩摩羅什譯 ・金剛般若経の題意大師は「金剛般若波羅蜜經開題」で「(金剛般若波羅蜜經の梵字名である)バザラセイジキャハラジニャハラミタソタランの十三字は四名を詮す。筏日羅の二字は金剛と翻じ、セイジキャの三字は能斷と名け、ハラジニャの二字は智惠と名け、ハラミタの四字は已究竟と呼び、ソタランは貫線と號く。即ち此の四名を合束し一會の經目と為す。・・(唐の訳では . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔15/33

2024-04-15 | 諸経
観音霊験記真鈔15/33 西國十四番江州三井寺如意輪像、御身長五尺二寸(157.56cm)の立像。釈して云く、従来第一番(那智山青岸渡寺)と七番目(東光山岡寺)に荒増如意輪の義を釋すと云へども、未盡なり。寶炬陀羅尼經の説には、如意珠に三つあり、一には威光と名け、二には釈迦毗楞伽と名け、三には寶精と名く。第一に威光寶とは大海の底、金輪際の下にあり。如来の正法滅しをはり佛舎利没して金剛際に至り變じて . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔14/33

2024-04-14 | 諸経
観音霊験記真鈔14/33 西國十三番江州石山寺如意輪像、御身長一丈六尺。 釋して云く、上来如意輪の沙汰を致すと雖も如意輪六臂の義を講ぜず。先ず此の尊は六臂廣博(広範囲)の躰にして普く六道に遊び衆生を救度し玉ふ。六臂は六道に當れり。右の第一思惟の御手は地獄道の劇苦を如何にか済度せんと思惟し玉ふ相なり。第二寶珠の御手は檀波羅蜜の如意宝珠を持れて所求に隨って一切の財と法と無思とを施し、餓鬼道の慳貪悪 . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔13/33

2024-04-13 | 諸経
観音霊験記真鈔13/33 西國十二番江州岩間寺千手の像。御身長四寸三分16.3㎝。或が云、五尺二寸159cmの内 の像の中に四寸三分の像をこめ玉ふこと也。釋して云く、此の千手観音因位の昔先ず十大願を立て玉へり。然るに乃往過去無量劫のときに、金光獅子遊戯如来の所にして初めて阿耨菩提の心を発し、世世に修道して菩薩の位に昇ると云へり、観音授記經にあり(過去に無量徳聚安楽示現国土に金光師子遊戯仏がおり . . . 本文を読む
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上宮太子講式

2024-04-12 | 諸経
上宮太子講式    (傳顕真(鎌倉時代前半の法隆寺の僧侶)作) 先、惣禮 敬礼大人大覚尊、恒沙福智円満、因圓果満成正覚、福寿凝然無去来、 南無恭敬供養救世観世音菩薩 次、着座 夫、聖徳太子は用明天皇の太子、推古天皇の儲君、欽明天皇の孫、敏達天皇の甥也。天下に於て賤しからざるの人也。十七個条の憲法を儲けて王法の規模と為し、諸悪莫作の教を弘めて仏法の棟梁と為す。名誉遠く聞て、海内風を慕ふ。西 . . . 本文を読む
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観音霊験記真鈔12/33

2024-04-12 | 諸経
観音霊験記真鈔12/33 西國十一番山州上醍醐寺准泥(ママ)観音像。御身長三尺90㎝なりと。一説に不空羂索の像と云へり。釋して云く、此の准泥(ママ)観音とは謂く准泥の二字を世上に種々に書き持ゆるなり。絶山観音經和字の鈔には順禮観音と註す。但し本據ある歟用られず。或は准の字を準の字に書く人あり。此れ準の字正字なる故に用ゆべし。准は俗字なる故に願くは準泥観音と書くべきなり。或が云く、準は俗字、准は正 . . . 本文を読む
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法華転(良寛)

2024-04-12 | 諸経
法華転   開口転法華、閉口転法華、如何が法華転、合掌して曰く南無妙法蓮華。   序(序品第一。霊鷲山に釈尊がおられたとき、諸菩薩・諸天・十大弟子三迦葉等が集まっていた。釈尊は白豪相から光明をはなたれて、六道輪廻の世界を照らし出されたので弥勒菩薩は文殊菩薩に、その理由を尋ねると文殊菩薩は、「今から『法華経』を説かれるのでしょう」と答える。) 幾多の光明、光明を放つ、打 . . . 本文を読む
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一色一香も中道にあらざること無し

2024-04-12 | 諸経
摩訶止観より「円頓とは初めより実相を縁ず。境にいたるにすなわち中道にして真実ならざることなし。縁を法界に懸け念を法界に一(ひとし)うす。一色一香も中道にあらざる事無し。己界および仏界、衆生界もまたしかり。陰入みな如なれば苦の捨つべきなく、無明塵労即ちこれ菩提なれば集の断ずべきなく、辺邪みな中正なれば道の修すべきなく、生死すなわち涅槃なれば滅の証すべきなし。苦なく集なきがゆえに世間なく、道なく滅なき . . . 本文を読む
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