goo blog サービス終了のお知らせ 

福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・37/39

2025-07-16 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・37/39 三十七讃州国分寺千手観音の事 讃岐國阿野郡(高松市国分寺町国分)白牛山国分寺千手院は聖武天皇の御建立にして四国八十八寺の随一なり。本尊は一丈六尺の千手千眼大悲の像、行基菩薩の作なり。天正の頃(1573年から1592年)長曾我部四国を押領せし時、佛閣僧舎霊像秘書をも撰ばず悉く焼却せるに如何はしたりけん観音堂と鐘楼とは焼けずして残りたり。諸人ありがたく . . . 本文を読む
コメント

ベンチャーの広報戦略

2025-07-15 | 先祖供養
https://x.com/i/spaces/1ynJOlZnemExR . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・36/39

2025-07-15 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・36/39 三十六観音を念じて唖能く物言事幷光明真言利益の事 江戸に水野候の家に一人の武士あり。候ある僧に語り玉はく、此の士は観音の御方便にて業病の治りたる者なりと。僧依りて其の子細を尋るに、此の士、少年の時大なる唖にてもの言ふこと叶はず。種々に療治すれども少しの効もなし。此の士私に思ふやう、此れ過去の業力なれば罪を懺悔せんにはしかじと昼夜の分ちもなく常に観音 . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・35/39

2025-07-14 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・35/39 三十五観音の告げに依りて重病癒りし事 江戸に一人の武士あり。姓は河口氏なり。年老て暇を乞ひ、京都に来て住す。元より藤江氏と古き好(よし)みありければ其の家に就て住しけり。其の妻信心堅固の者にて至心に観音を念じ奉り毎朝香を焼て普門品一巻を誦すること極寒酷暑時分にも怠る事なし。延宝七年(1679年)冬重き病を受けて年を越へて癒へず。後には医師も手を拱き . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・34/39

2025-07-13 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・34/39 三十四観音を念じて悪瘡癒りし事 紀州牟呂郡江田村(和歌山県東牟婁郡串本町江田)は海辺の民なれば平生漁捕を産業とす。其の村の庄屋浦義裕と云者あり。生付正直にて才幹あり、家富めりと雖も父祖より作しきたれる業なれば常に漁猟をなせり。或る時楊梅瘡(ようばいそう。梅毒)を患ひて種々に療治すれども効しなし。一日熊野参詣の僧来たりて宿す。義裕が病を見て憐みて曰く . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・33/39

2025-07-12 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・33/39 三十三、観音を念じて聾癒りし事。 摂州清華の府に久堀養宅と云ふ医師あり。三年の間耳聾して聞こへず。此れを悲しみて種々療治するといへども少しも効しなし。今は佛力にあらずんばあたはじと思ひ、一心に観音を念じて毎日普門品一巻つつ゛読誦す。知友正木氏准胝観音の印板を摺りて表具し、予をして開眼供養せしめ養宅に贈て曰く、御邊、観音を信じ玉ふ間、観音の像を贈ると . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・32/39

2025-07-11 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・32/39 三十二酒井氏観音利生の事 江府幕下の士に酒井氏の人あり。其の世系を遡り尋れば酒井徳川の源は八幡太郎殿とかや。然るに此の人平生観音を信仰して聖観音の御真言を毎日五万遍誦せらる。家に一の犬を飼ふに此の犬子或る時何地よりともなく土の珠一顆を銜へ来るを見るに中に銭七八文あり。又銜へ来りて主人の前に置くを見るに或は銀或は金あり。中にも金銀は希にて百に九十九は . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・31/39

2025-07-10 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・31/39 三十一聖武天皇、解脱上人は観音の化身なる事 聖武天皇東大寺金銅十六丈(約48m)の盧遮那仏を造り大伽藍を建て玉ふ。供養の日に種々の奇瑞ありし中に生まれながら成人まで唖なる人あり、大仏殿落慶の日、天皇の御前に跪きて合掌し、南謨阿利耶嚩盧吉帝湿縛羅耶菩提薩埵耶(なもありやばろきていしっばらやぼうじさとばや)と唱へて掻き消すやうに失せにけり。是南無聖観自 . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・30/39

2025-07-09 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・30/39 三十美濃谷汲寺十一面観音の事 美濃國谷汲寺の本尊は十一面観音にて長七尺五寸の像なり。昔延暦年中(782年から806年)に豊然法師と云人あり、此の観音を造立して何処の處なりとも福地あらば安置せんと諸国を巡り見るに美濃の谷汲を勝地なりと知りて伽藍を構ふ。基趾を夷らぐる時に忽ちに石中より油出ず。法師希有の心を生じて誓て曰く、我此の地に於て大悲の像を安置せ . . . 本文を読む
コメント

60社連続起業の秘訣

2025-07-08 | 先祖供養
60社連続起業の秘訣 https://x.com/i/spaces/1kvJpyevWXOxE . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・29/39

2025-07-08 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・29/39 二十九江州観音寺千手観音の事 近江國蘆浦郡観音寺(現在も草津市北部の芦浦町にあり)の本尊三尺の千手千眼の像は聖徳太子の作なり。太子四十八歳の御時近江國志賀郡栗本郡等の諸寺を巡礼し玉ひ駕を粟津に駐めて左右に告げ玉はく、吾死して後五十年に一人の帝王あり、都を此処に遷し玉ひ國を納め玉ふこと十年ならんと。其の時近江國の司、白して言さく、蒲生の河に物あり、其 . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・28/39

2025-07-07 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・28/39 二十八付けたり。口より糞の出る病幷五辛を好む蟲幷不動尊薬師の霊像汗をかき玉ふ事 昔阿育大王口より糞の出る病を煩ひ玉ひ種々の療治せしがども少しも効しなかりければ夫人これを歎きて普く國中に勅を下し、若し大王の病に同じき病人あらば来たれ、治して玉はらんとありければ、一人あり。王の病に同じ。后智慧ありて彼の病人の腹を割て見るに蟲あり、此の蟲の動くに随って糞 . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・27/39

2025-07-06 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・27/39 二十七伽藍を穢す罰幷霊佛の不思議の事 過ぎにし延宝天和の頃(17世紀後半)讃州高松に一人あり。同國油佐村の天福寺(今も香川県高松市にあり)の薬師如来は佛工運慶が作にて霊験無双の本尊なれば毎月八日十二日には参詣の人多し。然るに七月八日には別して諸人参詣して通夜する程に彼男も同じく籠りぬ。その中に二八ばかりの少女籠り居たるを、此の男愛欲の情頻りにして彼 . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・26/39

2025-07-05 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・26/39 二十六薬師地蔵を念じて盲目明らかになる事 昔設楽京蓼原村に盲目の女人あり。一人の女子を生ず。家甚だ貧なり。里に薬師如来の霊像あり。母子二人常に参詣して眼を開かしめ玉へと祈る。或る時佛像の胸より桃の脂の如き物忽然として流れ出つ゛。女子不思議に思ひ母に告るに母の曰く試に取り来たれと。即ち取りて母に與ふるに嘗れば甚だ甘し。是神藥ならん、と思ひ両の眼に塗る . . . 本文を読む
コメント

観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・25/39

2025-07-04 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・25/39 二十五長命時の聖観音幷盲目明になる霊験の事 近江國蒲生下郡金亀山長命寺は又北野寺と云。聖徳太子の開基なり。本尊聖観音霊験無双なり。延宝七年(1679年)春一百日の間開帳あり。時に彦根の城下に女あり。法名は元裕、多年長命時の観音を信仰すること浅からず。然るに開帳の折しも足痛みて一年ばかりも行歩叶はざれば、毎日も参詣すべしと思ひしに一度も参らざることを . . . 本文を読む
コメント