人生の「まさか」時に対処すべき心構えについて。
最近、好転していたあることが逆回転したと思える出来事がありました。ついつい愚痴が出てきますが、以下のような諺やお諭の言葉に出遭い再度勇気を頂きました。
1,「わが身に振りかかってくる一切の出来事は、自分にとっては絶対必然であると共に、また実に絶対最善である」森信三「修身録」
2,興教大師覚鑁上人「末代真言行者用心」より
(「経にいはく(大日経のこと) . . . 本文を読む
昨日今日心境に一大進化がありました。即ち今まで自分なりに「一生の公案」いや「生まれ変わり死に変わりして解くべき公案」とおもっていた人生の一大疑念が氷解したのです。
自分なりの公案とは
1、 今から40年以上前上京したてのころ当時井之頭公園にあった武蔵野般若道場で苧坂光龍老師に頂いた「私が交通事故で骨を折って痛いのと、お前が骨を折って痛いのとどう違うか?」という公案
2、 いろいろな本で見た「不昧 . . . 本文を読む
「山伏問答」とは、相手が本物の山伏か或は当流のものかどうかを確認するための問答です。『勧進帳』では「勧進帳読み上げ」のあと「山伏問答」があります。これは聖護院山伏の例です。--------------------------------------------------------------------------------
【山伏問答】
答者 案内申す。案内申す。
問者 承け給 . . . 本文を読む
高野山両壇参拝次第
○まず壇上大伽藍
大門 南無金剛力士
中門 おんべいしらまんだやそわか(毘沙門天)
おんじれいたらしゅた ららはらばだのう そわか(持国天)
金堂 おんころころせんだりまとうぎそわか(薬師如来)
おんあきしゅびやうん(阿閦如来)
あびらうんけん(胎大日)
おんばざらだとばん(金大日 . . . 本文を読む
以前NHK「心の時間」で金峯山寺の田中利典師が出演されていて、金峯山寺のご本尊金剛蔵王権現様の霊験について自身の体験をお話になっていました。
「父は昔、国鉄職員だったが、大峯祈祷師になった。わたしが幼少の頃病気になった時、母が父に向かって、「自分の子供も救えないのに何が祈祷師か?」と責めた時、父は「この子が5歳に成ったら連れて参りますから助けてください」とご本尊金剛蔵王権現様に祈願した。そして祈り . . . 本文を読む
今日は護国寺は御開帳の日でもありおおくの参拝者でにぎわっていました。特に最近、一言地蔵様や大師堂のお参りが増えてきた感じがします。寺でも案内板を設置したりしているのはそのためでしょう。本堂でも多くの方がひっきりなしに上がってお参りしていました。
初夏の薫風が吹き抜け、御開帳を告げる五色の旗がひらめく中、講元はいつものように2時過ぎから、本堂・一言地蔵様・大師堂・大日如来様・お薬師様等を七度お参りし . . . 本文を読む
今日は護国寺は御開帳の日でもありおおくの参拝者でにぎわっていました。特に最近、一言地蔵様や大師堂のお参りが増えてきた感じがします。寺でも案内板を設置したりしているのはそのためでしょう。本堂でも多くの方がひっきりなしに上がってお参りしていました。
初夏の薫風が吹き抜け、御開帳を告げる五色の旗がひらめく中、講元はいつものように2時過ぎから、本堂・一言地蔵様・大師堂・大日如来様・お薬師様等を七度お参りし . . . 本文を読む
今日、12年前に九州大学の森田浩介教授を中心とする理化学研究所のグループが、113番目の元素(仮名、ニホニウム)を作り出したことを国際機関で認められたというニュースが出ていました。ニュースでは、森田教授は長い実験期間中、好物のビールを絶ち神社に祈願していたそうです。
6年前の2010年6月14日には惑星探査衛星「はやぶさ」が故障を奇跡的に乗り越えて地球に帰還したニュースがありましたが、このときも責 . . . 本文を読む
愚迷発心集(解脱上人貞慶)より・・・8
・五官王の断罪はもし脱るること有とも、浄玻璃の鏡の影は設ひ写すこと無くとも、転識頼耶の念々の薫修においては朽べからず失うべからず、自業自得の因果必然なり。當来の苦報誠に以て遁れ難し・・(地獄において亡者の審判を行う十王の1人五官王の断罪や、生前の行いをすべて写すとされる浄玻璃の鏡の影に写らなくても、心の奥底にある阿頼耶識にはすべてのことが蓄えられており永遠に . . . 本文を読む
愚迷発心集(解脱上人貞慶)より
・聖者と云ひ、凡夫と云ふ、遠く外に求むべからず。浄土と云ひ、穢土と云ふ、遥かに境を隔つべからず。我法を空ずるを覚者と云ひ、我法に著するを愚夫と名く。所執の境を穢土と称し、如幻の境を浄土と名く。(聖者と凡夫は自分を離れてあるのではない。浄土と穢土も同じところにある。自分という主体(我)も世界を構成する諸要素・法則(法)も本来「空」であるとさとれば覚者となりこれに迷えば . . . 本文を読む
愚迷発心集(解脱上人貞慶)より・・・6
・佛菩薩が影の形に従うがごとくにして照覧を垂れたまふをも慙じず、俱生神は左右の肩に在りて善悪を記すをも顧みず、朦朧緩緩として昨も過ぎ今日も過ぎぬ。悲哉痛哉,徒に晩(くらし)、徒に曙かすことを。(佛菩薩は影の形に従うがごとくに我々を見ておられるにも愧じず、俱生神が日々の善悪の行いをすべて記録するために左右の肩におられても
顧みず、朦 . . . 本文を読む
「私どもには運命というものがある。いかなる人でも運命の支配を脱することはできない。これを仏教でいえば、如何にしても業力には勝てぬ。何人でも過去の業力だけは動かすことができぬ。・・それで歎異抄には『よきこころのおこるも宿業のもよほすへえなり。悪事のおもはせらるるも悪業のはからひのゆえなり。故聖人のおほせには『(歎異抄第十三章その1に)
(弥陀の本願不思議におわしませばとて、悪をおそれざるは、また、 . . . 本文を読む
私は今回も香園寺本堂で巨大な金剛界大日如来様と子安大師様にそれぞれ理趣経をあげました。
下にある子安大師様にもお参りしましたがこのお堂の前でうつむいたまま動かない老人がいました。わたしが理趣経をあげ終わってもまだ動きません、よほどのことがあったのでしょう。息をのんでその場を離れました。ときどき霊場では息を呑むようなお参りをされている方がいます。10年ほど前には34番種間寺で早朝大師堂下に土下座 . . . 本文を読む
愚迷発心集(解脱上人貞慶)より
・悪業の為にはとなって劫を経といえども憂いとせず、善根のためには懈怠をいたして日を送るといえども痛とせず(悪業のためには何千年何億と奴隷となっても憂いとしない、善業は懈怠して毎日を送っても痛痒を感じない。) . . . 本文を読む