西端さかえ「四国遍路記」には東京の医者の霊験記が載っています。
「往診の途中の自動車事故で右手骨折、歯も折れ口も結べない状態になった。絶望していたところ、四国遍路をすすめられ12番焼山寺まできた。
山道で息苦しくなり水が欲しくなった。どうせ死んだほうがましだと思い近くにあったお地蔵様の花立の水を飲んだ。そして花立をもとへ戻そうとしてはっと気がついた。利かなかった右手を使っていた。
「治っている。治 . . . 本文を読む
「それ千二百の草薬、七十二種の金丹は、身病を悲れんで方を作り、一十二部の妙法、八万二千の経法は心疾を哀れんで訓を垂る」(三昧耶戒序)
いろいろな薬は病気の人たちを悲しんで救いたいとの気持ちから処方箋ができたものである。また大量の仏典は同じように人々が心を病んだ結果悲惨な運命にあっているのを救いたいとの憐みの心から生まれたものである。
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四国霊験記には、霊夢でここの温泉に浴すれば癩病がなおるとつげられた遍路の一向がそのとおりに快癒したので21回の遍路をしたとあります。
「この霊閣に吾が作りし薬王仏この地に湧でる温泉あり。この湯に七度入湯して薬師の陀羅尼を一心に念じて懺悔を行するその時ハ忽ち業病平癒致し本の姿となし得さすぞ。この時剃髪善衣を着し道心修行を致すべし、と御霊夢受けて皆目をさまし互いに顔を打ち眺め夢想の御告げを尊んで有り . . . 本文を読む
Q,お守りを金襴の袋に収めて身に帯びることの根拠はありますか?
A,阿吒婆拘鬼神大將上佛陀羅尼神呪經によれば世尊が「この神呪は賢徳・有智の善人に付すべきである。もし誦することができなければよき紙に書き写し、糸袋8金襴の袋)をもって盛り、種々の香をつけて、常に身に随うべきである」とおっしゃったとあります。 . . . 本文を読む
大日経疏に「・・煩惱故に種種の業を起こし、種種の業により
種種の道に入り、種種の身を獲、種種の苦樂を受く。蠶の絲を出し、因るところ無きが如し已に從って出し、自ら纒裹し、燒煮される苦を受く。譬へば人間の淨水の如し、天鬼の心に隨って或は以って寶となし、或は以って火と爲す。自の心で自ら苦樂を見る。・・」
(我々は煩悩により業をつくり業によりさまざまな苦しみを受ける。これは蚕が糸を勝手に自分の周りに張り巡 . . . 本文を読む
「四国霊験記」によれば業病で遍路にでていた一行がここ二番極楽寺で老僧から霊水をあたえられ快癒したとあります。
「頃は天保十三年壬寅の四月八日に播州姫路本町に灰屋弁七と申す者、九才なる亀槌という忰を連れて四国八十八ヶ所を順拝ありしがこの子供は大業人にて五体の焼ける事火の如くなりかようなる難病ゆえに如何なる名医も是を治する事能はず、猶又加持祈祷も色々に致せどもその験しなき故最早この上は御大師様に」祈念 . . . 本文を読む
2013年に約60年ぶりで行われる出雲大社大遷宮を機に、出雲の古社、そして関わりの深い古寺の宝物と、出雲の重要遺跡から出土した品々を一堂に紹介する空前絶後の展覧会ということです。
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四国霊験記 (繁田空山法眼著)には癩病になった和歌山の若者が一番の大師堂で通夜をしているとお大師様の夢をみて癩病が治った。そしてお礼に二十一回遍路をしたとでてきます。
「文政四年辛巳二月に紀州若山本町に定丸と申す米仲買の人あり、行年三十八才なり。然るにおよそ十ヶ年以前より癩病にて苦しむ事限りなし。いかなる名医も是を治する事あたわず、依って親兄弟のなげき大方ならず、終に致し方も是なく最早これ以上は真 . . . 本文を読む
Q,友引には葬式を出さないのは根拠がありますか?
A,根拠はありません。六曜でいう友引は単に友を引くと読めるというだけの理由です。
六曜とは、六曜星の略で、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つを指します。
六曜は足利末期に中国の「諸葛孔明六壬時課」という時刻の吉凶占いが伝わりこれを日に転用したものと言われます。転用は、旧暦で毎年一月一日と七月一日を先勝、(従って一月二日は友引)二月一日と八月 . . . 本文を読む
金輪佛には釈迦金輪と大日金輪があります。
釈迦金輪は、釈迦如来所変の仏頂尊とされ、螺髪の如来形で赤い衣服を纏い、定印の上に輪宝を乗せ、その輪宝で九曜等の天体神を折伏するとされ、宿曜道では凶星のもたらす災いを避ける修法の本尊として重視されています。
一方大日金輪は、大日如来所変の仏頂尊とされ、そのお姿は、全身を五智宝冠等で飾り、智拳印で、赤月輪の中に座されています。
この秘仏の大日金輪が平 . . . 本文を読む
「7月21日(土)14時護国寺本堂にて定例会を開催しました。
般若心経や観音経などをみなさんと誦み、短時間ですが瞑想をしました。
今日は参拝者がまばらだったせいか、とても集中できました。
明かりに照らされるお堂は都会であるのにとても静寂で神秘的でした。
21日はときおり雨風が激しかったのですが、講の前後は有り難いことにおさまりました。
五色の吹流しの仏旗が境内に何本も翻っていました。お大師様 . . . 本文を読む
Q,分家でも実家の両親の位牌をおまつりできますか?
A,縁ある人のお位牌をおまつりするのは当然です。とくにご両親のものなどおまつりしてあげるのが当然です。複数個所で重複して拝んであげることはご両親もお喜びになると思います。こういう疑問がでてくるのは民法旧規定における戸主の身分を長男に単独で承継させるという家督相続の考えがの残っているためと思われます。
なお無縁に近いかたのお位牌などは所縁のお寺 . . . 本文を読む