福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

5・6日参拝の諏訪大社の本地について

2017-02-28 | おすすめ情報
諏訪大社の本地について 上社本宮 ご祭神は建御名方神 (たけみなかたのかみ、古事記では、国譲りに際して、大国主神と建御名方神の兄の事代主神(コトシロヌシ)は建御雷神に対し恭順の意を示したが建御名方神は建御雷神と戦ったが負けて諏訪に逃げた)本地は普賢菩薩 上社前宮 ご祭神は八坂刀売神 やさかとめのみこと(建御名方神の妃)本地は如意輪観音 下社秋宮 ご祭神は八坂刀売神・建御名方神、本地は千手観音 . . . 本文を読む
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神道の新しい方向、折口信夫・・3

2017-02-28 | 法話
一体、日本の神々の性質から申しますと、多神教的なものだといふ風に考へられて来てをりますが、事実においては日本の神を考へます時には、みな一神的な考へ方になるのです。 たとへば、沢山神々があつても、日本の神を考へる時には、天照大神を感じる。或は高皇産霊神を感じる、或は天御中主神を感じるといふやうに、一個の神だけをば感じる考へ癖といふものがあります。(天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)は、『古事記』 . . . 本文を読む
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Q、仏壇と神棚を同時におまつりすることは許されるか?

2017-02-27 | Q&A
Q、仏壇と神棚を同時におまつりすることは許されるか? A,当然同時に祀りすべきです、が注意事項があります。 1、「八幡宮寺」というように廃仏毀釈以前は寺と神社そのものが一体でした。 2、家の中に神棚と仏壇を設けて同時にお祀りすることは、日本の古来からの習わしです。おおくの寺院では今でも行われています。氏子総代とお寺の檀家総代を兼任しているという人はかっては多くいました。 3、家庭で神棚と仏壇を両 . . . 本文を読む
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第6回拡大関東一宮ほか巡拝~寒川神社、鶴岡八幡宮~

2017-02-27 | 開催報告/巡礼記録
第6回拡大関東一宮ほか巡拝~寒川神社、鶴岡八幡宮~ . . . 本文を読む
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神道の新しい方向、折口信夫・・2

2017-02-27 | 法話
われ/\の近い経験では――勿論われ/\は生れてをらぬ時代ですが――明治維新前後に、日本の教派神道といふものは、雲のごとく興つて参りました(黒住教、神道修成派、出雲大社教、扶桑教、実行教、神道大成教、神理教、神習教、御岳教、神道大教、禊教、金光教、天理教の13派)。どうしてあの時代に、教派神道が盛んに興つて来たかと申しますと、これは先に申しました潔癖なる道徳観が、邪魔をすることが出来なかつた。一旦誤 . . . 本文を読む
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霊魂の話(折口信夫)・・・その7(最終回)

2017-02-26 | 法話
山伏し生活の起り 一体山伏しの為事は、何から始まつたかと言ふと、あれは元来、仏教から出て居るのではない。日本の古い神々の教へが、さうした形をもつてゐたので、村の若者を山籠りをさせて、男にする事が、其一つであつた。此時期が、後の山伏しの精進・行と言はれるものであつたので、山伏しの籠りに行くのは、即、若者になりに行つた風習の名残りである。 此風習は、山伏しを専門にしない者の間にも残つた。近年まで、羽 . . . 本文を読む
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四国88カ所お遍路の旅その十七~第八十五番八栗寺~

2017-02-26 | 講員の巡礼(お四国他)ほか投稿
四国88カ所お遍路の旅その17~第85番八栗寺~ . . . 本文を読む
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神道の新しい方向,折口信夫・・1

2017-02-26 | 法話
神道(注)の新しい方向 (注、神道の定義について 津田左右吉「日本の神道」では神道の定義として 1、日本の民族的風習としての神道 2、神の権威・力・はたらき・しわざ・神としての地位・神であること・神そのもの 3、民族的風習としての宗教に何らかの思想的解釈を加えたもの(例、両部神道、唯一神道、垂加神道) 4、特定の神社で喧伝されているもの(例、伊勢神道、山王神道) 5、日本に特殊な政治もしくは道徳 . . . 本文を読む
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霊魂の話(折口信夫)・・・その6

2017-02-25 | 法話
 おほくにぬしとおほものぬしと おほなむちとすくなひこなとが一つものに考へられたには、理由がある。すくなひこなが他界から来た神である事は前に述べたが、おほくにぬしの命が、此すくなひこなを失うて、海岸に立つて愁へて居ると、海原を光テラして、依り来る神があつた。「何者だ」と問ふと、「俺はお前だ。お前の荒魂アラミタマ・和魂ニギミタマ・奇魂クシミタマだ」と答へたとある。大和の三輪山に祀つたおほものぬしの命 . . . 本文を読む
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霊魂の話(折口信夫)・・その5

2017-02-24 | 法話
石成長の話 日本には、古くから石成長の話がある。また漂著神ヨリガミの信仰がある。此もたま成長の信仰と関係があつて出来たものだと思ふ。たまが成長をするのに、何物かの中に這入つて、或期間を過すと考へた事から、其容れ物として、うつぼ舟・ひさごを考へ、また衣類・蒲団の様なものにくるまる事を考へたのであるが、更に此たまは、石の中にも這入ると考へた。どうして石の様なものゝ中に這入ると考へたか、とにかく、日本 . . . 本文を読む
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霊魂の話(折口信夫)・・その4

2017-02-23 | 法話
うつ・すつ・すだつ・そだつ 話が多少複雑になつて来たので、こゝらで単純に戻したいと思ふ。 古い言葉に、此はうつぼにも関係があると思ふが、うつと言ふ語がある。空・虚、或は全の字をあてる。熟語としては、うつはた(全衣)・うつむろ(空室)などがある。うつは全で、完全にものに包まれて居る事らしい。このはなさくや姫のうつむろは、戸なき八尋殿を、更に土もて塗り塞いだとあるから、すつかりものに包まれた、窓のな . . . 本文を読む
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皇太子殿下のすばらしいお言葉

2017-02-23 | 法話
皇太子殿下はお誕生日(2月23日)に際し次のような大変感慨深いお言葉を発表されています。歴代の天皇陛下が心経を写経され社寺に奉納された例をお話になったのです。 「昨年の8月,私は,愛知県西尾市の岩瀬文庫を訪れた折に,戦国時代の16世紀中頃のことですが,洪水など天候不順による飢饉きんや疫病の流行に心を痛められた後奈良天皇が,苦しむ人々のために,諸国の神社や寺に奉納するために自ら写経された宸翰しんかん . . . 本文を読む
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霊魂の話(折口信夫)・・・その3

2017-02-22 | 法話
たまのいれもの 日本の神々の話には、中には大きな神の出現する話もないではないが、其よりも小さい神の出現に就いて、説かれたものゝ方が多い。此らの神々は、大抵ものゝ中に這入つて来る。其容れ物がうつぼ舟である。ひさごのやうに、人工的につめをしたものでなく、中がうつろになつたものである。此に蓋があると考へたのは、後世の事である。書物で見られるもので、此代表的な神は、すくなひこなである。此神は、適切にたまと . . . 本文を読む
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財閥創始者の信仰・・・7

2017-02-22 | 法話
日本生命創業者弘世助三郎は滋賀県彦根市生まれ。 日本生命の社史等によると「、古来延命長寿の神として霊験あらたかな多賀神社(注1)に、「多賀教会」という会員数の讃仰会があった。明治の初め、弘世助三郎は、多賀教会を主体とした「多賀寿生命」を創立。これがのちの日本生命の元。」とされます。(注1、多賀神社は霊験あらたかな神社です。鎌倉時代、重源は61歳で東大寺の再建を開始した時、多賀社に参拝し20年延寿し . . . 本文を読む
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霊魂の話(折口信夫)・・その2

2017-02-21 | 法話
なるの信仰から生れた民譚 竹とり物語のかぐや姫は、此なるの、適切な例と見られる。此物語には、なると言ふ語は使つてないが、ないだけに、却つて信用が出来る様に思はれる。(先に「日本人は、ものゝ発生する姿には、原則として三段の順序があると考へた。外からやつて来るものがあつて、其が或期間ものゝ中に這入つて居り、やがて出現して此世の形をとる。此三段の順序を考へたのである。」と書いた。) なよ竹のかぐや姫は . . . 本文を読む
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