風月庵だより

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老老介護 睡眠負債

2017-09-16 20:15:08 | Weblog

9月16日(土)曇りのち雨【老老介護 睡眠負債】

また、母の調子が悪くなりました。それが訪問看護の方が、母の右足の足首の下あたりをお風呂に入れてくれるときにひどくぶつけたようで、足がつけなくなってしまいました。看護師さんにあなたがぶつけたので痛くて足がつけない、と母が訴えても、私はぶつけていません、と言って聞き入れません。

この看護の直前まで、杖は使いながらも家の中を一人で歩けていたのに、足が痛くて全く下につけないのだそうです。その時から、母がトイレに行くたびに私が連れて行くことになってしまいました。おぶることもできずどうしたものか思案しまして、車の付いている椅子を利用することにしました。ベッドから椅子に乗せて、部屋の中を押して行き、トイレの便器に乗せる、戻るときはその逆をします。私は力が無いので、かなり腰に負担を感じますが、緊急事態ですので、やむを得ません。

夜中に何度もトイレに行きたがるので、一時間か、二時間おきくらいに5,6度一晩に起こされます。これは辛いですね。

翌朝、兄にきてもらい、病院に連れて行きました。ぶつけられたという踵あたりは内出血で紫色になっています。レントゲンの結果は、骨には異常がないということでした。先生が仰るには、強くぶつけられて、おそらく筋を痛めたのでしょう、と、いうことでした。湿布をして日にち薬しか方法はないとのこと。当分歩かない方がよいでしょう、ということです。

これでまた足の筋肉が衰えて歩けなくなってしまうかもしれません。看護師さんは、自分はぶつけていないと言い張りましたが、私は白黒つけると言うよりは、はっきりしておかないとまた同じ事をされては困ると思っています。訪問看護には数人の看護師さんがシフトを組んで来てくれるのですが、この方の時は以前も、お風呂から母が叫んで「やめてください、やめてください」とお風呂に入るのを拒んだのでやめていただいたことがあります。おそらく力が強そうな方なので、母を抱き上げて入れようとしているのだと思います。私が入れるときは、なるべく母の力を衰えさせないように、母をしっかりと支えますけれども、一度もぶつけたことはありません。力任せの看護は、まだ自力の残っている母にはかえって危険であると思います。

今までプロの人を尊重していたのですが、また同じ事をされたらと思うと、本当に心配ですし、今夜は三晩目ですが、また私は何回も夜中に起こされてトイレに連れて行くのかと思いますと、少々辛いです。車の運転をしていて、何回も居眠りをしてしまっています。

これから夜も昼もしばらくは、母のトイレ送りをしなくてはならないようです。果たして痛みがなくなったとき、再び母が歩けるかどうか。全く残念でたまりません。せっかく今までなんとか歩こうとして母が努力してきたのに、可哀想です。

私の介護は、多くの介護で苦労なさっている方から比べれば、たいしたことでは無いかもしれませんが、仕事も忙しいですし、一人で介護するということは本当に大変です。夕飯の洗いものをする気力も無くなるほどです。

姉の応援を頼みましたら、姉も血圧が180で、眩暈があり体調不良とのこと。弟はスエーデンに移住してしまいましたし、頼るのは、やはり病人を抱えている兄だけです。

親が長生きは有り難いですが、老老介護になりますので、大変ですね。日本の百歳以上は67,824人だそうですが、そのうちの一人が母です。

老老介護の皆さん、ご自分のお体もお大事になさってください。

(母を運ぶ椅子です。20年前からの愛用の椅子です。今は強い味方です。この椅子がなかったらどうだったでしょうか。)

#老老介護

#睡眠負債