4月12日(月)晴れ【愛猫キヨの死】
ルナの姉妹猫のキヨちゃんが天に帰りました。先週の月曜日です。
キヨちゃんを東京から預かってきたのは7月2日です。それから3月28日まで、一緒に住みました。本当は、きよちゃんは元の飼い主さんたちのところに帰りました、という報告を書きたかったのですが、それを書く間もなくわずか9日間、12年間可愛がって頂いた元の飼い主さんのところで過ごして、亡くなってしまいました。
連れて行ったときに、キヨちゃんは、あ、家に帰って来た、と安心し、喜んでいる感じでした。前から一緒に住んでいた太郎君とも再会の挨拶を嬉しそうにしていましたので、私は、安心してキヨちゃんを置いて帰ってこられたのです。もし、太郎君に唸ったり、居心地が悪そうだったら、また連れて帰ろうかとも考えていましたが、全くそのようではありませんでしたので、私も、よかった、と思って置いて帰って来たのです。
キヨちゃんと別れることは寂しかったですが、東京でも飼えそうだから、ということと、もしかしたら癌かもしれませんので、手術をするか考えましたが、自然がよいと、元の飼い主さんも言いますし、私も手術の後、とても痛がるけれども猫には鎮痛剤を使えないと経験者から聞きましたので、痛い目に合わせるよりも、自然の方がよいと選択しました。
元の飼い主さんの下で、もう少し長く生きて、楽しんでもらいたいと思っていましたが、きっと安心して旅立ったと思いたいです。
ルナと、友人の元に貰われていったお兄ちゃんのモルちゃんと、キヨちゃんの三匹は、林の中に段ボールに入れて捨てられていたのを、近所に住んでいた猫ボランティアのふみちゃんに助けられたのは、今から13年前の6月頃でした。
ルナとはほぼ4年間、同じマンションで、一階と三階を行き来して、それこそ毎日一緒に遊んでいましたが、8年間の不在ですっかりお互いに忘れていまして、最後まで思い出すということはありませんでした。でも私には慣れていまして、年中膝の上に乗ってきたり、キヨちゃん、散歩に行こう、と言いますと、境内や竹林の散歩についてきて、お寺の生活も楽しんでいてくれたと思います。
でも、なんとなくこの頃とくに寂しそうな感じがあり、キヨちゃんをお返しした方がよい、と強く感じましたし、元の飼い主さんたちも飼えそうだからというので、思い切って先月の28日に連れて行ったのです。
お寺での最後の晩は、キヨちゃん、一緒に寝ましょうね、隣で寝まして、東京に帰ることをよく言い聞かせました。
キヨちゃんは、子猫の時、モルちゃんと一緒に貰われていったのですが、子猫の夜の運動会はかなりひどいので返されてきて、今度は私が飼おうと思いましたが、やはり夜の運動会が賑やかすぎて眠れませんので、それで最後に、一階に住んでいたご夫婦が飼ってくれたのです。そして、去年の7月からお寺に引き取っていましたが、やっと、元の飼い主さんたちの下に帰って、これから元の生活がキヨちゃんには始まるところでした。でも、大事に育ててくださったご夫婦の下で、きっと安心して旅立ったのだと思います。お二人に看取られて、キヨちゃんの一生は終わりました。
キヨちゃん、有難う。楽しい思い出を有難う。本当に可愛い、良い子でした。
安らかでありますように。
(2008年8月の写真です。左からキヨ、モル、ルナ)