自動車販売「WING」のショールームを会場にシリーズで開催されているサロン・コンサート。今日は、その第4の夕べ「ベリャーエッフの金曜日」。
第1部 音楽のアルファベット
○バッハ 「フーガの技法」から未完成フーガ
○ショスターコービッチ 弦楽四重奏曲第8番第5楽章
○ボロディン 「B-La-F」弦楽四重奏曲第3楽章
第2部 音楽の動物園
○イベール 「小さいロバ」
○R=コルサコフ 「熊蜂の飛行」
第3部 間奏曲の様に
○レオ・コールヒン 「モーツァルトと仲間たち」
○マッスネー 「タイスの瞑想曲」
第4部 ジャズ
○シーリング 「島国の子守唄」
○ツファッスマン 「失敗のデート」
第5部 音楽は踊る
○サンテウギーニ 「リオ・リタ」
○ペテルブージュウスキー 「疲労したタンゴ」
○3つのアルゼンチン・タンゴ
第6部 音楽のお祝い
○ハイドリッヒ 「ハッピー・バースデー」変奏曲
(アンコール)
○ロータ ゴッドファーザーの愛のテーマ
○ポーター ユー・アー・ザ・トップ
伊藤文乃、秋葉美果(Vn)、池田美代子(Va)、R.グルチン(Vc)
各部にそれぞれテーマを設けて選曲しています。第1、第2部は、クラシック音楽にもこんな曲の作り方があるという例を紹介。部分的な紹介であったため、ちょっと中途半端な感もありました。
今日のテーマのベリャーエッフは、ロシアの音楽を広く紹介することに尽力した人とのことで、3曲目の「B-La-F」四重奏曲は、彼の名前を楽譜にし作曲されたものです。面白いのは、BとFがドイツ語で、Laがイタリア語と混在していること。なんとかしてこじつけようとしたのでしょうネ。
直接関係ありませんが、似たような例として「KYT」というのがあります。これは危険予知訓練の略称ですが、これもKが危険、Yが予知で日本語の頭文字ですが、Tはトレーニングで急に英語になっていて、ここでも日本語と英語が混在しています。K、Yときたら次はKと思うのですが・・・
3部と4部の間で休憩。休憩時間中、コーヒーと手作りのロシアのケーキが出ました。
後半は、ジャズやタンゴ。親しみやすい曲が多かったです。最後は、ハッピー・バースデーのテーマを古今の作曲家や、地域風に演奏したらどうなるかを編曲したもの。ドヴォルジャーク風は、アメリカ四重奏曲そのもの。笑ってしまいそうでした。
アンコールは、映画音楽でまとめ、締めくくりました。