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フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その22

2024-07-01 14:32:53 | フリッチャイ
○ベートーヴェン 交響曲第5番
セッション録音とライヴ録音各1種の2種があります。
(1) ベルリン・フィル 1961年9月25、26日(セッション録音、DG)(S)

(2) ベルリン放送交響楽団 1952年3月17日(ライヴ録音)(M)
 ア En Larmes盤
 イ TREASURE OF THE EARTH盤
 ウ ORGANUM盤

演奏時間
 (1) Ⅰ 9’10 Ⅱ 13’18 Ⅲ 6’23 Ⅳ 9’28
 (2) Ⅰ 9’12 Ⅱ 13’11 Ⅲ 6’32 Ⅳ 9’26
(参考)
 カラヤン盤(1962年録音)
   Ⅰ 7’14 Ⅱ 10’01 Ⅲ 4’55 Ⅳ 8’57
 イッセルシュテット盤(1968年録音)
   Ⅰ 8’09 Ⅱ 10’29 Ⅲ 6’01 Ⅳ 9’01

演奏について
(1)はDGのセッション録音、(2)はその少し前に行われたベルリン放送交響楽団の定期演奏会のライヴ録音で、演奏内容は似ています。極めて遅いテンポで、この曲の演奏時間の最も遅い部類に属します。病気で弱った身体を奮い立たせ、力の限りを尽くしたような壮絶な演奏です。特に(2)の1楽章の出だしは一音一音かみしめるように遅く衝撃的です。
(2)は、アから順に9月8日、10日、9日と表記されていますが、どれも同じ演奏です。プーフェンドルフのデータによれは、9日の録音が存在することがわかっていますので、全て9日と思われます。

(2)の音質等について
ア、イ、ウともそれほどの差異はないと思います。私は最初と終わりに拍手の入っているアを聴いています。
コメント
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