mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

横になるお正月

2015-01-03 14:54:07 | 日記

 雪の奥日光に来ています。息子家族、娘家族と私たち老夫婦の3家族が一堂に会して、お正月を過ごしています。総勢11名。高校生になった孫は父親の背を抜き、いちばん背が高くなっているのではないだろうか。親に反発する振る舞い、でも逆らいきれない立場が浮かび上がって、とどのつまり親に頭が上がらずにやきもきしている様子がみえます。自分を持て余していたと、きっと後になって振り返るとおもうのではないでしょうか。「成長期」なのだなと思わせます。親も大変だなあと爺さんも婆さんも眺めているばかりです。

 

 小学生以下の4人の孫たちは、それぞれの兄妹という関係に加えて男同士女同士の結びつきが心地よいのか、夕食のテーブルでも何やらひそひそと内緒話をしてみたり声を出してはしゃいだり、食べ物の苦手を兄妹や従兄弟姉妹間でやりとりをして、ワイワイとにぎやかに過ごしています。彼らは半年ぶりのご対面。

 

 昨日は、お昼前にこちらに到着したこともあって、子どもたちはスキー教室に入ることができました。一コマ儲かったような気分。いちばん上と一番下の孫は教室には入らず、親が付き添って勝手に遊んでいるのですが、一番下の子はスキー教室の子どもたちをみていて滑りたくなり、靴や板を借りて滑りはじめる。岡目八目というか、ほとんど本能的な動きで自然の摂理に従って、上から下へスキーで下る。止まるところだけハの字にするが、スピードに対する恐怖感はないようにみえます。孫たちのスキーという日常と異なる世界にどのように触れ合って馴染んでいくかは、見ているだけでなかなかオモシロイがあります。慎重さを臆病さとみたり、単なる失敗を「甘えてるのね」と口にする指導員の言葉が、案外子どもの心裡に突き刺さって、翌朝の「スキー教室はいやだ」という反応になっています。ほぼ、どの子も同じような反応をし、翌日には、親に連れられてリフトに乗って上り下りする方を選ぶという、学級崩壊の根底を彷彿とさせる仕儀と相成りました。

 

 そうして今日、息子娘一家はほぼみなさんスキーリフトになることになり、爺さん婆さんはスノーシューで雪上の小田代ヶが原と戦場ヶ原を3時間余、散歩することになりました。小田代ヶ原の、夏道だが誰も踏んでいない雪面を歩いてすすむのは、オモシロイ気分です。小田代ヶ原の貴婦人が、雪煙の巻く原の中心部ですっくりと立つ姿は、お前さんはどうですかと私に問いかけているようでした。途中で若いひとパーティに追いつかれ、今度は彼らがラッセルをしてくれたので、楽ちんな散歩です。

 

 こうして2時過ぎに宿に戻ってきて、ビールを開けながら今年初のブログを書いています。子ども双家族は、当然ながら、まだ帰ってきていません。遊ぶのにも夢中という彼らの暮らし方は、年寄りが参考にしなければならない生き方かもしれないと、思いつつ、くたびれて横になろうとしている次第です。ごめんなさい。