北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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旅日記

2005-07-31 21:30:41 | オホーツク地方

束の間の土日を利用して、列車で小旅行に出てきました。
目的地は、子供の頃4年間(77年~80年)住んでいた
北見という街で、帯広から1時間弱の所にある池田町という街から、
「ちほく高原鉄道」という第3セクターが経営する
「ふるさと銀河線」に乗り換るというルートで向かいました。

30日(土)は、午後1時頃アパートを出、
帯広駅から北見行きの快速列車に。
所要時間は約2時間30分。17時に北見に到着して
一旦ホテルにチェックインし、夕食を済ませた後は、ホテルで
のんびりと過ごしました。

そして今日31日。
9時頃チェックアウトし、駅のコインロッカーに荷物を預けたら、
路線バスで一路郊外へ。
最初の目的地は、かつて住んでいた家の近くにあり、
幼稚園や小学校の遠足でも行ったことがある霊園。
と言っても、別に遠足の思い出に浸るためではなく、
実はこの霊園に、4年前に他界した祖母が眠っているので、
お墓参りに参ったのです。
この祖母は、最終的にここ北見の墓にて眠ることに
なったのですが、亡くなった時は、私が今住んでいる
帯広の老人ホームに入っていたので、
同じ街に住むことになって元気な顔を見せて
あげたかったなあというのが正直な思いです。
そんな思いと、実は、将来的にこの北見にも転勤になる
可能性があることを踏まえて、
お墓に手を合わせ、小さなお花を供えた後、
「今日はこれで帰るけど、もしかしたら今度北見に
 住むことになるかもしれないから、その時はまた
 ゆっくり話しようね」
と、心の中で語りかけて、霊園を後にしました。

かくして祖母に別れを告げた後、向かったのは
霊園から徒歩10分ほどの場所にある小学校。
小学校1年生の時に一年間だけ通っていた、
北見市立高栄小学校です。



通っていたのは今から25年前になるのですが、
学校やグラウンドの全景は当時と変わっておらず、
ずっとこのまま変わらないでいてほしいなあと思いつつ、
写真を撮って帰ってきました。

学校前を離れた後は、徒歩圏内にあるショッピングセンターに
立ち寄った後で駅前へ。
昼食を取った後、帰りの電車までまだ時間があったので、
駅から徒歩5分くらいの所にある小さな公園へ足を延ばし、
花壇がきれいだったので写真を撮ってきました。



この公園も、25年前から殆ど変わっていない場所一つなのですが、
実は幼稚園の頃、母と一緒に、ここで開催されたヒーローショー
(確か仮面ライダーだったと思う)を見ていた際に、
母が突然敵の戦闘員に拉致され、私は会場の片隅で
泣き叫んでいたという、いわくつきの思い出のある場所なのです。
もちろんそれはただの演出でして、母によると、
事前にスタッフから、そういう役を演ってほしいと要望されていた
とのことなのですが、子供の私はそんなことなど知る由もなく、
本当に会場の片隅で泣き叫んでいたのだそうです。
ウーン、どうなんでしょうねこういうのって。

公園を離れた後は、駅で休憩の後、池田行きの列車に。
行きは快速だったのに対し、帰りは各駅停車だったので、
のんびりと列車に揺られながら、帯広まで約3時間30分かけて
帰ってきました。
実は、この「ふるさと銀河線」は、来春にも廃止が
取り沙汰されておりまして、もしそうなると大変寂しい限りなのですが、
束の間の北見での一時と共に、大変印象深い小旅行となりました。
次の旅行は9月頭の名古屋旅行。今から楽しみでなりません。

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