自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆白鷺城と姫路おでん

2018年11月24日 | ⇒トピック往来

  きのう(23日)姫路市に到着した。夕方ホテルにチェックインしてテレビにスイッチを入れると、大阪の民放はテレビ特番を組んでいた。大阪誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の開催国を決めるBIE(博覧会国際事務局)の総会がパリであり、加盟国による投票の票読みなどが詳しく報じていた。大阪キー局の万博誘致への意気込みが伝わってきた。そして、真夜中に再びスイッチを入れると、日本がロシア(開催地エカテリンブルク)とアゼルバイジャン(開催地バクー)を破り、開催国に選ばれたと大騒ぎになっている。1970年の大阪万博の熱気が再び蘇るのか。今から48年前、南沙織の『17才』の歌に心を動かされた、あの時代でもある。

  まさに大阪万博のときに知り合った高校時代の同級生たちと連休を利用してドライブで姫路に来ている。北陸自動車道から、敦賀ジャクションで舞鶴若狭道へ、吉川ジャンクションから中国道、福崎インタージェンジを降りて、姫路市に到着した。ドライブ中は外の景色の山並みで紅葉が楽しめたが、同じ視界が数時間も続くとさすがに飽きてくる。それでも、山並みを見ると篠山あたりでは、人里と山には鉄線柵が連なっている地域も見えた。イノシシなどの獣害で悩まされている地域なのだと察した。

  姫路と言えば、姫路城。映像などで白壁の美しさと石垣の高さから「白鷺(しらさぎ)城」と呼ばれ、国宝、そして1993年には法隆寺とともにユネスコ世界遺産にも登録されている。姫路城に到着した時刻は午後4時を過ぎていて入場は叶わなかったが、その優雅な外観は堪能できた=写真・上=。残念に思ったことが一つある。城に入るまでのアクセスに緑が少ないことだ。確かに桜門を入ると桜の並木が広がる。問題はその下、グランドカバーは見た限りだが、雑草だった。また、三の丸の茶室「鷺庵(ろあん)」の庭も地面が見える。スギゴケなどで和風庭園らしいカバーできないものかと残念に思った次第だ。

   夕食は姫路駅周辺で探した。インバウンド観光の客なども多く、姫路城の観光効果を思い知った。仲間の一人が「姫路おでん」を食べに行こうと提案した。商店街の裏通りに居酒屋があり、のぼり旗の「姫路おでん」の文字が目に入った=写真・下=。カウンターに腰かける。さっそく大根や卵を注文し、地酒を頼んだ。ここのおでんは生姜(しょうが)醤油がかけてあり、風味がよい。辛口の日本酒が合う。

   カウンターの向こうにいるスタッフは会話が弾む女性たち。そう言えば、コンビニの定員、ホテルのフロントのスタッフは元気のよさそうな女性が多い。姫路とは「女子が元気な街」という意味かなどと話しながら、同級生おっさんたちはホテルに戻った。

⇒24日(土)朝・姫路市の天気   くもり


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★北の違法操業を支援する構図 | トップ | ★出雲大社と竹内まりや »

コメントを投稿

⇒トピック往来」カテゴリの最新記事