7月3日日曜日。魔の日曜日の最終編。美濃赤坂近辺で負の連鎖を経験して、今回の遠征の最終目的地になってしまった新垂井へと向かいました。新垂井を先に回っておけば…という気がしますが、まさに後の祭りです。間の悪いことに美濃赤坂であたふたしているうちに新垂井経由の貨物列車は束になって通り過ぎた後でした。新垂井駅跡を撮影しましたが、どこがホームかわからぬような状態。なんとなく側線跡があるのでここに駅があったのかなと思う程度。かつて西村京太郎のサスペンス、ミステリー列車が消えたの舞台になった東海道本線で唯一といえる秘境駅新垂井。秘境駅だからこそミステリー列車を隠す…というか乗客を隠すのにうってつけだったということなんでしょう。もっとも駅は集落から離れてというのは 少々行き過ぎた表現なのか、あるいは後から集落ができたのかよくわかりませんが、意外に人口はそれなりにありそうな地域でした。まぁ今更普通列車を復活させるほどの需要はないでしょうが、ミステリー列車を走らせたら面白いかもしれません。しかし、ミステリー列車が消えたのミステリー列車は乗客を降ろした後、誰にも気づかれずに向日町に運ばれたということの方がよほどミステリーですね。小説だから…とはいえ、鉄道ファンでもある西村氏にしては少々チャチな設定のような気がしないでもありません。いくら国鉄の列車運行がひどくても列車が消えるということは…。
美濃赤坂近辺での出来事以外は今回の遠征は満足がいくものが多かったので、なんとか最後は締めて帰りたいということで、新垂井経由のしらさぎを単線区間が強調されるところで撮って締めとしました。大垣から意外に時間がかかっていたので、また時間を間違えたかと思いましたが、なんとか予定通り通過してくれて最後は満足して帰ることができました。家に帰ってクルマの修理見積を見て卒倒するまではそれなりに気分良く過ごすことができました。
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