蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『田中屋@横浜・平沼』さんの「そばの春巻」

2013-09-07 11:05:00 | 横浜市(西区)

板に蕎麦を盛った「板そば」や「きざみ鴨せいろ」が名物の『そばうどん 平沼・田中屋』さん。
最寄り駅が京浜急行電鉄・戸部駅、横浜市営地下鉄・高島町駅、相模鉄道・平沼橋駅と多く、更には横浜駅から歩いても10分程度と交通の便と立地条件の良いお蕎麦屋さんではありますが、逆に「いつでも行ける。」という思いが先行してしまい、これまで一度も訪れたことがありませんでした。

そして今日、朝から所用で出掛けたことから、開店時間の午前11時に訪れてみました。

お店に到着したのは開店時間を5分程過ぎた時間でしたが、既に数名のお客さんが席に着いてビールを飲み始めています。そして、早速ビールを頼もうと思い目の前にあるメニューを広げますが、食事のページしかなく、アルコールと一品料理のページがありません。

「蕎麦前は夜だけで昼は無しか・・・。」と思いましたが、店内に「そばビール」の張り紙が貼られていて、また「鴨料理」のメニューが掛けられていたことから、「ビールを・・・。」と口にすると「お待ちください。」という言葉を置いて別メニューになっているアルコール&一品料理のメニューを持ってきてくれました。

メニューを出していないということは、やはり昼の蕎麦前は受け付けていないようですが、念のためお昼に料理が大丈夫か確認してみると、「大丈夫ですよ。」とのことでしたので、そばビールと一緒に「そばの春巻」と「なすのみそ田楽」と「そばの巻寿司」をお願いします。

お通しの「そば味噌」を肴に「そばビール」を飲みながら料理を待ちますが、このビール、発泡酒ながら味わい深いビールでとても美味いです。


ここでちょっと気になることが・・・。
時刻は午前11時を少し過ぎたところで、まだ混雑しないだろうと思われる時間ではありますが、蕎麦を食べるお客さんが続々と訪れ、「やっぱりお昼の蕎麦前はまずかったかな?。」という雰囲気です。

そんな雰囲気を感じながら最初の料理「そばの春巻」をいただいてみると、アツアツパリパリで、醤油も辛子も付けずそのまま食べても十分美味しいです。美味しいビールを飲みながら美味しい春巻きをいただき、最初の一品から満足度の高い蕎麦前となりました。


なお、「そばの春巻」は、蕎麦を延ばして皮にしている春巻きと、具材に蕎麦を入れている春巻きとがありますが、いただいた春巻きは後者の「具材に蕎麦を入れている春巻き」でした。


続いて登場したのは「なすのみそ田楽」で、味噌の上に蕎麦の実がふりかけられています。
ここでビールがなくなり、いつもならお酒をいただくところではありますが、今日は「そばビール」をもう1本いただくことにします。それにしても美味しいビールで、何本でも飲みたくなります。


そして最後に運ばれて来た「そばの巻寿司」。
蕎麦と一緒に巻かれているマグロ(?)の美味しさが口の中に広がり、「蕎麦を食べている。」ということをあまり感じない「そばの巻寿司」です。そういえば、4人掛けテーブル席で宴会中の年配男性達が鴨料理と「刺身盛合せ」をつまみにお酒飲んでいますが、「このお店、刺身が美味しいのかな?。」って感じです。


さて、料理もいただき、純粋に蕎麦を食べに来ているお客さんが続々と来店している状況でもあることから、料理を食べている途中ではありますが、名物の「きざみ鴨せいろ」ではなく普通の「せいろ」をお願いします。

運ばれて来た「せいろ」は、1段でも十分な量ですが、丸い蒸篭2段に盛られていて、上下合わせると盛りの少ないお蕎麦屋さんでいただく「せいろ」の3枚分くらいありそうな量です。

ちなみに、蕎麦汁はキリッと引き締まった濃い目の辛口で、量の多い蕎麦をしっかり付けて、更に蕎麦湯を2杯飲んでもまだまだ残っているほどタップリいただきました。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『そばうどん 平沼・田中屋』さんの開店時間は午前11時で、11時半頃まではゆっくり蕎麦前を楽しめるだろうと思っていましたが、会社員が早めの昼食を取りに訪れるなど続々と途切れることなく蕎麦を食べるお客さんが来店するお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。



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