蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『直@横浜・上大岡』さんのしょっぱさが美味の「自家製スルメ塩辛」

2018-09-16 18:10:00 | 横浜市(南区)

通勤途上に新しいお蕎麦屋さんが開店していたことに今更ながら気付いたことから、一人で夕食を取ることになった日曜日の夕方、開店時間に合わせて訪れてみることにしました。

訪れたのは、京浜急行電鉄・上大岡駅から徒歩7~8分程の所にある『手打そば・直』(なお)さんで、開店時間の18時を少し過ぎた時間に訪れてみると先客の姿は無く、ご主人がカウンター席でパソコンに向かっています。

そして、案内されたカウンター席に座ってメニューを開いてみると、一品料理のページにも数々の料理が並んでいますが、店内に「本日の酒の肴」というボードが置かれており、様々な料理がぎっしりと並んでいます。


「本日の酒の肴」は品数も多く迷う品揃えであったことから、とりあえず瓶ビールをお願いし、その後、メニューとボードの両方を眺めながら何をいただこうかあれこれじっくり悩み、「笹かまワサビ漬け挟み」と「鮭ハラス」をお願いすることにします。


まずいただいた「笹かまワサビ漬け挟み」は、笹蒲鉾に大葉とワサビ漬けを挟んだという、一見簡単そうに見えてしまう料理ではありましたが、大葉とワサビ漬けの味わいが絶妙に絡み合っていて、とても美味しいです。


「本日の酒の肴」から選んだ「鮭ハラス」は、焼き具合も良く、しょっぱさも適当で、初めから日本酒すれば良かったかな?という思いを強く感じた一品でした。


落ち着いた雰囲気の店内でBGMのラジオ放送(?)に耳を傾けながら、「ラジオのBGMも悪くないな」なんて思っていると、年配のご夫婦と女性2人組のお客さんが来店しましたが、接客と調理をご主人一人で行っていることもあってか、焼き物は時間が掛かると説明しています。

ということで、追加のお酒と料理をお願いできる状況ではありませんが、ビールが無くなってしまったことからタイミングを見計らい、富山県の地酒「純米吟醸・羽根屋」と「自家製スルメ塩辛」をお願いします。


時間がかかるかと思いましたが、それほど待つこともなく目の前に置かれた「純米吟醸・羽根屋」は、辛さと旨味のバランスも良く、なかなか美味しい日本酒でした。

また、「自家製スルメ塩辛」は、徐々にしょっぱさが強まる塩辛で、強めのしょっぱさと、生々しい食感(?)がとても美味しいです。


その後も、料理を作ったり、お酒を出したり、蕎麦を準備したりとご主人の多忙な状況は続いていましたが、もう少し料理とお酒をいただいてから蕎麦をいただこうと思い、「小イワシ生姜煮」と山形県の地酒「純米吟醸・中汲み 有加藤」(ありかとう)を追加してしばらくゆったりした時間を過ごさせていただきます。


丁度、料理とお酒が無くなりそうになったところでご主人の忙しさも一段落したようなので、このタイミングを逃してはならないと思い、迷うことなく「せいろ」をお願いします。

いただいた「せいろ」は強過ぎることの無いコシの強さも適当で、蕎麦汁を付けずにいただいても美味しいです。また、蕎麦汁も出汁の旨味がしっかり感じられ、とても美味しいです。

そのため、蕎麦のみでいただいたり蕎麦汁を付けていただいたりと、食べ方を変えながら楽しく蕎麦をいただきましたが、どちらの食べ方であっても美味しく、満足感の感じられる蕎麦でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打そば・直』さんは、明るく清潔感の漂う落ち着いた雰囲気のお蕎麦屋さんで、ご主人も一見話しかけ難そうに見えますが実は親しみ易いご主人で、仕事帰りに一人で訪れたいお蕎麦屋さんというよりも、土曜日の夜にでも夫婦で訪れ、美味しいお酒と蕎麦をいただきながらゆったりと大人の時間を過ごしたいお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。



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