蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『やっ古@学芸大学』さんの「自家製わさび漬け」

2017-11-12 13:45:00 |  東京23区(目黒区)

所用で出掛けた日曜日、遅い昼食を取るために、美味しい料理をいただくことのできるお蕎麦屋さんが数多く集まっている東急東横線・学芸大学駅へと向かいました。

訪れたのは、女性が店主を務めている『手打ちそば・やっ古』さんで、13時半を過ぎた時間ではありますが、日曜日ということもあり席が空いているかな?と思いながら扉を開けてみると、入口近くから店内奥に伸びるカウンター席に1組のお客さんがいるのみで、いかにも休日の昼下がりといったのんびりした雰囲気が漂っています。

そして、どこでもどうぞ!との案内を受け、入口近くのカウンター席に着いてまずお酒のメニューを見てみると、「冷おろし」が用意されていたので、ビールはパスして山形県の地酒「純米吟醸秋あがり・山形正宗」をいただくことにします。


お酒が運ばれてくるのを待ちながら料理のページを眺め、直ぐに出てきそうな「自家製わさび漬け(かまぼこ添え)」と「とり大根(柚子胡椒添え)」をお願いすることにします。


いただいた「自家製わさび漬け」は、茎を使用していないのか多くのわさび漬けで感じるシャキシャキっとした食感(?)は感じられず、また、辛さもどちらかというと控えめではありますが、ほんのりと感じるヒリヒリ感と山葵の風味が絶妙で、ビールではなく日本酒をいただくことにして良かった!といったところでしょうか?。

また、山形県の地酒「純米吟醸秋あがり・山形正宗」は、もう少し旨味がほしいかな?という印象ではありましたが、丸く柔らかい口当たりがなかなか好印象な日本酒でした。


拘りの感じられる器に丁寧に盛り付けられた「とり大根」は、サッパリした味わいに優しさと上品さが感じられる美味しい一品でした。


クラシックでもジャズでも無い軽快な音楽が流れる中、のんびりした休日の昼下がりを過ごさせていただいていて気分も良いことから、もう少し蕎麦前を楽しませていただこうと思い、宮城県の地酒「芳醇辛口純米吟醸・日高見」と「江戸前玉子焼き」を追加でお願いします。

玉子2個で作る小サイズも可能とのことでしたが、3個の普通サイズでお願いした「江戸前玉子焼き」は、甘さ控えめながらも出汁の効いたしっかりした玉子焼でした。

ちなみに、玉子焼は平べったい石のような器に盛りつけられており、先ほどいただいた「とり大根」もそうでしたが、料理のみならず器でも蕎麦前を楽しませてくれているように思います。


さて、ラストオーダーまではもう少し時間がありますが、そろそろ蕎麦をいただこうと思い基本の「もり蕎麦」をお願いし、併せて、席に着いた時から気になっていた静岡県の地酒「純米酒乳酸無添加速醸・白隠正宗」を一緒にお願いします。


皿の中央に丘のように盛り付けられた蕎麦は、極細といっても良いほど細く、それでいて食べ応えを感じさせてくれるしっかりした蕎麦で、見た目以上に十分な量がありましたが、何ら抵抗感を感じることも無くツルツルっと美味しくいただきました。

また、蕎麦汁は雑味の感じられないクリアな味わいで、スッキリした美味しい蕎麦汁でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打ちそば・やっ古』さんは、けして広いとは言えないこじんまりとしたお蕎麦屋さんではありましたが、木の温もりと落ち着きのある清潔感が心地良い、料理にも蕎麦にも女性らしいきめ細かな丁寧さの感じられるお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。



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