さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

バラ

2022-06-29 16:59:39 | 花みち草にて

薔薇一本の花言葉は「一目ぼれ」や「あなたしかいない」です。男が女性を口説くツールです。

薔薇一本を持つ男性が、結構いるな、と感じたのは欧州の空港の出迎え口でした。

駐在はじめの仕事は、空港やホテルを基点に、著名な観光名所、レストラン、ゴルフ場への道順や駐車場を覚えることで、よく空港には行きました。特に私の場合は「あいつは心配のあるところがあるのでみてくる」だったのでしょうか、日本から皆さんよく出張にいらっしゃいました。そして空港出迎え口でよく目にしたのが薔薇一本を包んで持つ男性でした。最初は「節約の国民性だなー」と思いましたが、そのうち一本に意味があると教わりました。

日本では、多分、思いの女性宅に一本持って行く場合はあるのでしょうが、空港のような公の場で、女性に薔薇一本渡すところはめったに見ることはありませんね。昭和の昔イタリア人の教師が「日本に来て不思議なのは、若い男女(学生)がお互いに好意を持っているの(が分かるの)に、なぜか男性は控えめで意思疎通が下手なこと」と言っていました。令和はどうなんでしょうね?

若い時、仕事を覚えるのに必死だったころ、ある女性からネクタイピンを贈られたことがありました。あとから考えて「しまった」と思いましたが、間に合いませんでした。令和の時代、女性から思いを打ち明けることもあると思うのですが、今はどんなものを用意するのでしょう? ネクタイはしない方が多いのでネクタイピンは消え、男女平等感覚で、男女を問わず、一本の薔薇でしょうか?それともイタリア式でストレートに言葉で思いを告げる?

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