菊15

随分と
込み合って
咲いています

込み合うといえば
年末年始の
セールス会場

物価の上がる今
セールめぐりは
ルーティーンだが
会場には
三つのパターンの方が
いらっしゃる

アメリカ型
買い物籠を満杯にする

日本型
人が集っているところに加わる

欧州型
買物リストに沿ってやってくる

今年こそ
値引き幅を加算し
満足するパターンにならないよう
気をつける．．．

菊14

この
くすんだ
赤と黄の取り合わせ
まるで昔の
羽子板の色合いだ

お正月には
カーンーカーンと
羽子板の音が
よく聞こえてきたものだった

羽が飛ばないこともあって
老いも若きも
皆参加出来

ルールも
強は弱に思いやること
弱は諦めないこと等と
分かりやすかった

笑い声
思い出させてくれた
菊の花

山茶花Ⅷ

辺りを
明るく照らす
白い山茶花

白といえば
洗い立てのカーテン

内も外も
グレーな年
今年限りにしたいもの

窓拭き後
今年は
カーテンの洗濯に挑戦だ
来年は
ダブルの明るさで挑戦だ

菊13

ファーを
まとっているようで
暖かそう

９０年代に盛り上がった
動物愛護・毛皮反対運動
下火になったが
以前ほど
毛皮のコート
見かけない

保温効果は
ファーを内側にしたほうがよい
ダウンのコートのほうが軽くて
手入れも簡単などに
よるのだろうが

心の貧しさも
かかわってはいないだろうか

人の福を見て
ともに福を感じる人がいる一方
禍を企てる人がいる

予知不能なねたみから
身を守るには
ファーもダウンも
フェイクに限る
時勢から
見た目にすぐ分かる
フェイクのほうがよいようだ
．．．

菊12

花びらの
伸びぐあい
まるでサンタの
白い髭

そういえば
もうすぐ
サンタがやってくる．．．

神様がイエスキリストを
このヨにプレゼント
＋
四世紀トルコで聖ニコラスが
貧しい姉妹に金貨をプレゼント
＋
北欧で冬の半ばに贈物をする
習慣があった

ことなどから
子供達へプレゼントが
欧州で広がる一方
今様のサンタロースが
１９世紀のアメリカで誕生した

幼稚園で消えたサンタさん
白ものが
髪や髭にまじるほど
サンタの復活
信じたい
．．．

楓Ⅵ

穴だらけの楓が
必死に枝につかまっている

お金・持ち物などがなくなって
落ちぶれても
「この世はすばらしい
生きて行きたい．．．」
との気持ちが伝わってくる

歳末の助け合い募金

毎年
「強い気持ち」を
買っている
貰っている

山茶花Ⅶ

年末は
一際明るい
山茶花だ

明るさといえば
湿りがちな年末会議

今年の精算と
主義主張を大上段に構える
メンバーで
年末会議は
往々に行き詰まる

雰囲気を変える
発言は
行き詰まりを
レセットする大役だ

的外れ
ピンボケ発言が
皆を笑わせ明るくする
年末ならではの締めくくり

薄日

薄日は
射しているけれど
ゾクゾクッと
寒さが襲ってくる

経済も景気も
まだ薄日状態にあるというが
本当だろうか

円高に振れても
上がる一方の
食糧品・光熱費・ガソリン代に
投資の損出しも重なった

今年の
年末年始
熊さんにならって
炬燵で冬眠が
良さそうだ

山茶花Ⅵ

皺くちゃな
古い感じより
洗いざらしのような
フレッシュな感じが
勝っているように見えました

古さと新風の相克では
映画「イージーライダー」を思い出す

自由を求め
オートバイで旅する若者が
閉鎖的な人らによって
殺害されるストーリーで
自由とは
新風とは
所謂資産に匹敵するほど
大きなものと訴えた

息苦しい
景況感と増税・年金不安
既成概念の詰め込み教育の復活
体制外は全てテロとする国際政治の
現状に
今冬に
ジャケットの下に
洗いざらしのシャツはどうだろう

ウォームビズより
新風だ

12月中Ⅲ

昼時の
水面に写る太陽も
大分低くなってきた

日経平均株価も下がってきた

２年前に突破した１５０００円を
割る水準にまで下がってきた

国債を
消化する為に
投資家の株式市場離れを誘発している
政策の一環だと
まことしやかにいう人が出るほどだ

サブプライムローンの破綻・
原油高・円高・米国経済成長の鈍化・
国内景況感の悪化にもかかわらず
業績を伸ばしてい企業も
株価は下げ基調

本社をも海外に移転し
外国での上場を目指す企業が増えないように．．．
低い日本の株価
冬至を境に頑張って欲しいもの