６月下Ⅲ

炎天下では
向日葵までが
白くなる

昔
会社で
せめて気持ちだけでも
暑さに負けまいと
課内で賭けをした
先に「暑い」と言った者が
自動販売機でコーヒーをおごる．．．

血糖値が高いと
外で
甘くて冷たいアイスものを
飲む
お許しはなかなか出ない

今日の
家内との買いものに
賭けをしよう．．．
この暑さ
モカ・フラペチーノには
最高だ

昼咲き月見草

ゆらっと
風に向かう
めしべは
風力発電機の
プロペラのようです

温暖化対策から
風力発電が見直されていますが
意外と
メインテナンス費用がかかることは
知られていない

設置には
故障と維持費高で
風力発電を止めた
欧州でのケースを調べてみるのも
一法だ

しばらくは
風力発電は
昼咲き月見草に任せて
温暖化には節電でむかったほうが
良さそうだ

ハンゲショウ

花びらのような
葉が不思議な
ハンゲショウ

呼び名の由来に
花が咲く時期から
半夏生
葉が白化することから
半化粧と
する両説がある

今は
メイクは半分
後半分は紫外線対策がいいようです

半化粧説に
賛成です．．．

ヤナギハナガサ

伸び上がって
小さな花を咲かせる
ヤナギハナガサは
打ち上げ花火のようでした

繊細な調配合の
技術と感性を要する
花火の製造
日本は
世界一という

一瞬で消えたしまう花火
記憶に残り
話題になるのは
いびつな形の未熟もの

そういえば
この花も
右下の弧が不完全
来年の楽しみだ

いびつや不完全なものが
楽しみや
技術を支えていると
いえまいか．．．

石段

もう直ぐ上だ
やっとたどり着きそうだ
上にはもっと紫陽花が
咲いているだろうか
楽しみだ．．．

階段は
登るものと
教えられ　励まされ　
努力して
この石段を
登ってきたが
登りつめた上に
何があるのか聞き忘れた
考える余裕もなかったなぁー．．．

もう直ぐ上だ
楽しみは取っておいて
この辺で
一休みもいいだろう

６月下Ⅱ

色とりどりの紫陽花
白い若い花もありますが
青くなったり
赤くなったり．．．
投資家の集まりのようにみえました

株式相場が
あまり動かなくなると
商売上手の米国ブローカーは
配当確定日前後に
売買を勧めることが多いという

今週は
１２月決算会社の
前期配当の権利付き最終日
権利落ち日で
株価の変動は大きそう

株式相場は
参加するより
見ているほうが楽しめる
紫陽花見ていて気がついた．．．

薔薇26

花びらの
裏が白い薔薇
まるでリバーシブルを
着ているようだ

地球環境に優しい
エコライフの一環で
リバーシブルなウェアーが流行っている
コート　ブルゾン　帽子にバッグ．．．

二つ買うよりは安いが
リバーシブルにはいい値段がついている

エコライフに
お金をかけては意味がない

エコライフのリバーシブル
靴下や下着の表裏使いの二度ユース
これをいっているに違いない．．．

キクイモモドキ

小さく
平凡な
キクイモモドキ
深緑のバックで
目立っていた

優勝劣敗の競争社会で
生き抜くには
先ず
目立つことと
如何にチャンスを多くするかの
技術論が大流行

努力し個を磨いていれば
チャンスに恵まれないのは当たり前

時間が経てば
自然の摂理で
バックは変わる
深緑のバックに変わる
技術を駆使するより
質を高めて生き抜こう．．．

百合Ⅴ

赤い百合
とても
リッチに見えました

西洋で
百合が紋章に多いのは
繁栄を意味するからという

紀元前二千年から
六百年間繁栄した
クレタ文明
クレタ文明の中心地
クノッソスの宮殿壁画に
百合が描かれていた

クレタの構造物は
外から容易に
出入りできるものが多かった
自由な人の出入りが
繁栄の礎といっている．．．

赤い百合
自由と繁栄
駅前にどんどん増えると
いいですね

アスチルベ

日陰に
アスチルベが
悠然と咲いていた

ぎらつく世界に我関せずと
クールに咲いておりました

悠然と時を待つといえば
中国三国時代の
諸葛孔明
16の時から27まで
晴耕雨読で士官を待った

勉強と交友関係を大切に
チャンスを待つ．．．
何時でもどこでも同じこと
10年待っても
10年長生きすればよい

アスチルベ
優しく咲いて教えてる