唐草

博多唐草は
全体に
ブランド品の地模様のようで
暫し
デザイナー気分に浸れます

古代から
デザイナーは
植物からアイデアを貰ってます
一面草花や枝蔦をあしらった
唐草文様の名だたるところは
アラベスクにチェッカーと
ペイズリー．．．

ブランド品は
オリジナルであることが生命線
ブランド品模様の
オリジナルである
博多唐草で
唐草の鉢植えで
プレゼント・シーズンを乗り切りたい
そんな気持ちの
クリスマスとお正月

踊り場

どこまで続く
この階段
踊り場の
明かりをたよりに
上り下り

踊り場は
洋館の階段を
上り下りするご婦人の
ドレスの揺れる様が
踊っているようだと
名付けられた
ロマンティックなスペースです

踊り場は
経済や景気の判断にも使われる
「停滞です」の代わりに
「踊り場です」と答えれば
洋学者風の
奥が深い判断のように聞こえます

踊り場は
ロマンティックで奥が深い
便利な言葉にとどまらない
先の見えない行き先も
休みを兼ねる展望台

シロアミ草

小型シロアミ草は
あみだ籤のようです

沢山あって楽しそう

親しい仲間
グループ内で
分配　順番　当否を決める
お手軽なソフトウェアー
あみだ籤
各自が
横線を好きに加えられるところが
公平中立で
人気である

また
引いてみたい
あみだ籤

12月中Ⅰ

駅前の
ベンチの傍の
小さな薔薇園に
まだ
花が
残っています

縁取りは
寒さで
耳鼻指先が赤くなるように
変わっている
「ベンチに来られる方がいる限り頑張ります」と
聞こえます

駅向こうの病院から程よい距離の
このベンチ
応援者が嬉しい
このベンチ

落葉Ⅰ

落葉の
散歩道も
いいものだ

葉は乾燥や冷気に弱いため
常緑樹のものは
厚く小さく角皮で覆われている
落葉樹は
葉をつける間に
効率よく光合成を図らねばと
葉を広く薄くするが
環境条件が悪くなると葉を落とす

常緑樹と落葉樹の別は
どちらもありうる
生き方模様にも映ってくる

落ち葉を踏みながらの
想の転換も
いいものだ

南天

南天の実は
鳥の好物だ
鳥の餌場には
鳥たちが運んだ種で
南天の木が茂っている

鳥といえば
鳥ペストともいわれる
トリインフルエンザが今の話題
トリインフルエンザは
2000万人の死者を出した
スペインかぜに匹敵するものと
恐れられている

通常のトリインフルエンザウィルスは
野生の水鳥に宿り
糞を媒介に他の鳥に感染するだけだが
H5N1型のトリインフルエンザウィルスは
鶏やアヒルを介して
ウィルスが大量であったり体質によるといった条件の下
人間に感染する

人から人への感染例はまだないが
ウィルスの変異によっては分からない

そもそもヒトインフルエンザはトリインフルエンザが
変異して出来たものだから
何時何なりと新たな変異を引起こさないとは限らないし
また
トリインフルエンザがヒトインフルエンザと
混じりあって新ウィルスが生まれる可能性もあるという

何時新ウィルスが生まれてもおかしくない

南天は解熱や咳に効くという
南天の実を鳥が好むということは
南天がトリインフルエンザにも効くということ？
違うとは思うが
南天の「難を転ずる」縁起にも頼りたい

葉牡丹

何故
花キャベツが
年始にかけて人気なのか
かわかりませんでしたが
紅白の目出度い組合せが
答えでした

葉牡丹は
紅白が好いらしい

赤キャベツを見ると
豚肉料理の取合せである
ザワークラウト
白キャベツは
たらちり鍋に欠かせない
白菜を連想する

減量が課題の
お宅かどうかは
玄関先に
葉牡丹があるかどうかが
一つの目安

我が家？
シクラメンの紅白で
祝っています

ブルーデージー

ブルーデージー
寒さに負けず咲いている
青紫は
瑠璃色系で
気品がある

瑠璃は
欧米中東で
古代から人気のアクセサりー
幸運と成功を呼び寄せる石という

此の頃は
ポインセチアも
青紫色に染められる

気品幸運成功は
年末の夢のまた夢だが
今年は
屋内にポインセチア
玄関にブルーデージー
置くのも悪くない

松

松の木から
覗く秋の空
朝
晴れていたと思ったら
今は
もう雨が降り出しそうな
曇天です

秋の空は
変わりやすい
心変わりにもたとえられる

女心と秋の空
男心と秋の空
二通りの言い方があるそうですが
女性の方が選択肢が広い昨今
女心と秋の空のほうが分かりやすい

「そう思いませんか？」

六義園12月

ここは
池に映る景色が
とてもいい

まぶしい
光に
邪魔されず
紅葉がよく映る

細波は
要らないもの
瑣事を
消してくれる

「こんな鏡があればいい」