１０月下Ⅳ

この薔薇
なんとなく
真っ赤になって怒っている
桜のよう

桜といえば徽章
徽章といえば
事務職でも階級がものをいう自衛隊

防衛省の元次官への接待費
贈収賄罪は別にしても
接待を受けていた期間もさることながら
月１００万という金額にも驚いた

サラリーマンの
月当たりの平均小遣いは
年収の約１％
この接待費を小遣いで賄うとすると
元次官の年収は１億円．．．
年収１億円をもらっている勘定で
飲食等を享受していた

どんな生活だったのだろう

守屋氏を見習って
今後
防衛省を希望する
若人が増えないか心配だ

ダリアⅥ

温かな
雰囲気をかもす
ダリア
居間の壁紙を思い起こさせる

居間や寝室の
壁紙や壁色は
安らぎをテーマに選ぶ
人が多いようだ

乳幼児時の子供の
あやし方に
母親の
ぬくもりのある
衣類を手にとらせる方法がある

母にしがみついた
手触りと色合いは
その後も
安らぎのベースとなる

無意識に
お母さんの色合いが
壁紙の選択にもなっている．．．

小道

大通りより
車の来ない往来も少ない
小道がいい

真っ直ぐな道というより
ゆるやかなアップダウンと
くねくね道

日当たりがあれば
木陰もある
日当たりと木陰が
代わる代わるにやってくる

この小道
この行き先に
自信がある

薔薇38

アール・デコ調の
薔薇にみえました

アール・デコは
政治経済科学が
大変動大変革した
20世紀はじめに
流行ったデザインの総称で
19世紀末のアール・ヌーボーの
発展系といわれている

身近な
機械的画一的な
ぎすぎすした
とんがったものに
幾何学的装飾等
古今東西の装飾美術を適度に調合し
シックなものに変身させた

変動変革の対処に
宗教と美術の選択あれば
美術をとるが
どうだろう．．．

コスモスⅦ

影が見え始めた
コスモス
最後の
一咲きのようですね

プロゴルファーのジンクスに
人にレッスンを始めると
ピークを迎える
がある

足跡や業績で
人は大きく
影も長くなるという

長い影
特に初等教育に
生かす道がありそうだ
どうだろう．．．

ランタナⅣ

ランタナ
花輪が
二つ重なっています

輪のダブりは
急いで認印を押した時の
判子のダブリ押しを
思い起こさせる

判子のダブル押しは
書面の内容を
碌すっぽ読まずに
急いで
判子を押したと
評価され
損をする

欧米では
手書きで「オーケー」や
「認めた」と書き
イニシャルで〆るのが一般的

手書きがあると
後々の見直しでも
そのときの心理状態が蘇えり
記憶の戻りが早くなる

認印に
手書きで「了解」や
「頼みます」を
添え書きしたら
損するリスクは少なくなる
どうだろう．．．

ラン

手足を
思い切って伸ばしてる
ランの花

そういえば
此の頃
思い切って手足を伸ばして
寝ることがなくなった

部屋が狭くなったというより
寝床の周りにまで
物が増え
収納家具が部屋を狭くした

意識のない
突飛な行動や
視野を狭くするストレスは
多分に睡眠にかかわっている

快眠は
懐具合と明るい生活を
補償する．．．

波

水面の
波が
辺りに生気を与えている
波が時間を刻んでいる

日々の生活では
色々な波が押し寄せてくる
大概は自分の思いとは
異なる波で
圧力や束縛を感じ
嫌なものだ

圧力や束縛から
のがれて
自由になりたいとは
皆の夢
無意識にも
波から
波の振動源から
離れようとする

ところが
自由とは
出来るだけ多くの
振動源を持つことによって
得られるものという
自由とは
色々な共同体に参画し
多種多様な波を身近にする
ことによって得られるという

波は
自由は
一人になって分かるもの．．．

薔薇37

カスタードクリームと
生クリームの取り合わせの
ような色合いの薔薇

シュークリームが食べたい
エクレアが食べたい
パテシエだったら
どんなに幸せか．．．

洋菓子職人
パテシェの仕事は
創造的美的センスと
細かな作業から力仕事までの
持久力が試される

長い立ち仕事や
休み時間が少ない等の
体力面での負担から
最近では
男子のパテシエ志望が減ってきた

考える現場
技術改善の先端現場で
世界に誇る日本のブルーカラー
機械化省力化の更なる進展で
パテシエ同様
そのうち
女性が大半を占めるようになりそうだ
どうだろう．．．

薔薇36

デパートの
包装紙に
薔薇がデザインされているのを
思い出す

薔薇が良いのか
百貨店の評判が良いのかは
意見の分かれる？ところだが
関西での
デパート調査では
薔薇の包装紙が
最もイメージがよかったという

多発する
食品の偽装問題の
とどの詰まりは
ラベル表示や包装

お見舞い用にと
八百屋さんで買ったメロンを
取って置いた
薔薇の包装紙で包むのは
問題か

キーワードは
「お返しはいりません」と思うが
どうだろう．．．