さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

1月下Ⅳ

2006-01-30 08:55:30 | 時の花
陽あたりが良いところは 環境が良過ぎて 花も葉も傷みが早い 
惜しまれて散るのはいいが 傍から見ていると
すばらしかっただけに もったいない 
環境の良し悪しの基準はどこにあるのだろう

雪国のおばあさんが湯たんぽの炬燵からTVカメラに微笑んでいた
思わず画面に微笑んだ
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書類鞄

2006-01-29 16:39:45 | Weblog
 雑誌をめくっているとNYのウォール街を颯爽と歩く、書類鞄を持ったビジネスマンの写真があった。今を時めく証券アナリストかアドバイザーだろう。上等な背広、靴に鞄は高そうだ。格好のよさに、思わず、鬘と背広に書類鞄で変装・変身した自分を六本木ヒルズあたりにおいて比べてみる。「だめだ あと10キロは痩せないと」。思い出しついでに引き延ばしていた鞄の整理を思いつく。物置へ行き、鞄を取り出し、埃をトレーナーの裾で拭ってゆくと、一つ一つから、人との出会い、仕事、出張、旅行での出来事や折々の喜怒哀楽が蘇えってきた。
 鞄は機能や目的別に、値段、丈夫さ、容量、材質、デザインなどで、時代時代に色々買い増してきたが、電車内で見る限り、今は、もうそんなことにはなりそうにない。大半のビジネスマンは、老いも若きも同じような黒のナイロン・合繊布地の鞄を持っている。パソコンも入る大きさで、丈夫で軽そうだ。携帯電話用のポケットもあり、外見からは高価・廉価と判別できない、買い替えの必要性がみえない優れものである。流行るのは当然だ。また、仕事の書類は紙ファイルからCDやディスケットに変わり、通勤に大きく膨れた鞄を持っている人は少ない。出張もパソコンとカメラ付携帯で済むようだ。文庫本に新聞は変わらないが、電話に語学・音楽プレーヤーは小型・軽量となり、鞄は日々軽くなっている。時折、英字新聞に小型ノートパソコンをかばんから覗かせている女性戦士も見かける。世の中の急速な様変わりを実感する。
 1970年代、社会人六年生までぐらいまではボストンバッグとビニール紙袋を使っていた。出張を任されるようになってからA4ファイルが縦に2つ入る頑丈な鍵付きアタッシュケースを買ったが、重かった。セールスの相手、お客様に個人的なお土産、ウィスキー、煙草、チョコレートをこっそりと渡すことを覚えてからは、土産品が沢山入る容量の大きいパイロットケースを愛用するようになった。今は、お酒やチョコレート類は健康を損ねるというイメージで土産には適さないが、当時は喜んでもらえた。左肩が下がったのは長年この重いパイロットケースを持ち歩いたからだろう。会計士や法律家との打合せには、母親から借金して米国で買ったハーツマンのアタッシュを持って行った。識者の業界では見かけやハッタリがものをいう世界だと分かったからだった。オーダーメードのブリーフケースは携帯の着信音がほとんど外に漏れないもので、電話に出ない言い訳に都合のいいものであった。
 「そうだ」鞄の置き場にさえ困らなければ、矢張り鞄はぎりぎりまでとっておこう。手帳、日誌に名刺にはない思い出が詰まっている。年一回の大掃除のとき、年賀状を書くときだけみるにしても重宝な記憶復元器だ。オールマイティ的な黒の軽量布鞄の出現で、また、パソコンや携帯電話の普及で、電車通勤や出張は楽になったが、今の若い人は、何十年後の引退後の記憶再現小道具を失ったようだ。代わるものもが見つかればよいが。「上等の鞄を買っても将来は子供に遺してあげられるから高くても価値がある」と誰かが書いていたが「伝えるものが違うじゃないか」と思った。鞄には夢が詰まっていた。そして挫折がとって代わった。伝承の人の世に、失敗や挫折ほど大きなものは無い。失敗や挫折には書き描き表せないものもある。語りでも直接語りかける意味は、力は大きい。究極の電車通勤鞄の出現で、体験した失敗や挫折を次世代へ語り伝える小道具の一つを失った。写真に出ていたNYの証券マンは、違う意味で、恵まれている と思うのだ

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1月下Ⅲ

2006-01-26 09:00:23 | 時の花
散歩道
犬の散歩は 子供達の仕事から 近頃は奥様 週末は旦那さんの担当となりました。
また 番犬からペットに変わるにつれ 小型で可愛い犬が多くなりました。
「君よりもう少し可愛いかな」
此の頃 気付きましたが 糞の始末は徹底しています。
欧米のずっと先をいっています。
監視カメラだとかの規制が多くなったからでしょう 犬の散歩に出あうとホッとします。
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1月下Ⅱ

2006-01-24 08:59:57 | 時の花
白の配色で 椿が若々しく 純に見えました。
よく見せようと 色をついつい塗りたくる生徒をみてのアドバイスだったのだろう 「白がないと纏まらない 白も描き込むように」と絵描さんだった美術の先生が言っていた。
白は無垢で 嘘のない世界を連想させる。
君のように自分も「白を自慢したい 語りたい」。
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1月下Ⅰ

2006-01-22 09:28:17 | 時の花
玄関先
花A「ドアの開け閉め もう少し静かになりませんか」
母親「子供たちは試験でしょ お父さんは転勤と昇格の内   示の時でしょ 少しぐらい我慢しましょ」
花A「ストレスですね 日向に向けてもらえますか」
母親「ドアは直せるし 貴方たちもいるし みんな上手く行く   と信じてる」
花A「明るいのが一番ですね」
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ヨーグルト

2006-01-20 18:03:52 | Weblog
 此の頃、健康と食のTV番組が多い。何回かみていると内容が大体分かるようになる。脂質摂取の多い食事から、魚介・野菜・豆類などの伝統的な日本型の食生活に戻りましょう、野菜や海藻の植物繊維で成人病を予防しよう、緑黄色野菜で老化を防ごう、魚介類で痴呆症を改善し、血液をさらさらにしよう、大豆・胡麻・茶で血管を強くしよう、肉の脂身と塩分の過剰摂取は気をつけよう、といっているようです。昭和40年代までは、もっとたんぱく質を摂りましょう、塩分を控えましょうが健康食スローガンであり、わが家では牛乳と、肌と便通をよくするヨーグルトが健康食でした。毎朝、父と子はミルクで、母親はヨーグルトで元気を貰っていました。昨今のTV番組には、また、この生活に戻ってみたらといっているものもあります。
 ベンノさんという方によると、大腸のふん1gの中には1000種類の細菌が1兆個あるそうです。細菌は悪玉と善玉に分かれていて、悪玉菌はウエルシュ菌、大腸菌、腸球菌などで腸内の細菌の9割を占めるという。因みに悪玉菌の多少は便の臭さわかるそうです。悪玉菌は、食生活のほか腸の活動低下でも増え、腐敗菌を増やし、腸から様々な有害物質を体内に送り出し、癌、アレルギーに成人病の原因をつくっているといいます。善玉菌はビフィズス菌を代表とする乳酸菌で、この善玉菌は有害物質を排除するだけではなく免疫力を調整する働きもする優れもの。善玉菌を増やすには、散歩やストレッチ運動で腸を動かし、バランスの取れた食事とヨーグルトを摂るのが良いそうです。特保マークのヨーグルトがお奨めだそうですが、中には胃酸や胆汁に強いLGGという乳酸菌の入ったヨーグルトもあるそうです。ただ、750種ほどの乳酸菌のうちまだ50種ほどしか分かっていない点、同じ乳酸菌でも人によって効く・効かないことがある点で乳酸菌ヨーグルトは、古代ペルシャ人のいってた意味とは違いますが、未完という意味で秘薬のようです。
 大量の塩水を飲むことで消化器官をきれいにする方法があるようですが、ロボットではないわけですから、体に優しいヨーグルトを摂った方がよいですね。先日、医者が「日本人の長寿は、冬場、特にトイレや風呂場ですが、暖房がすすみ、暖かく過ごせるようになったことによる」といっていましたが、裏を返せば「和食は生活習慣病の予防によい物が含まれており、食塩の取りすぎに注意すれば、長寿食である」から、食はいまのままで良いといっているのに気がつきました。母親が父親より長生きしたのは、もしかしたら、あの毎朝のヨーグルトだろうか?日本人の清潔好きは世界的です。生産技術が世界一になったのも5S運動によるところが大きいのです。このヨーグルトで体中の5Sをはかり、きれいにしたいもの。安くて美味しい、身奇麗にしてくれるヨーグルト、明日、スーパーで値段、賞味期限のほかにもLGGと入っているかどうか確かめて見よう。「効くかどうか試してみないとわからない」「絶対保証ではない」ところにヨーグルトのやさしさと和との相性を感じるのだ

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1月中Ⅲ

2006-01-18 08:22:24 | 時の花
ピンクがいい。
先日、電車の中で、着ているものが上から下まで、持ち物までピンクの方がいらっしゃった。何か呟いていたから、周りの方は避けているようだったが、感心した。
自分のスタイル/型を力にしている。パリジェンヌのこだわりを思い出す。
自分が如何に貧相か思い知った。

ピンクがいい。
1957年当時 白いスポーツコートという歌が流行った。
「白いスポーツコートにピンクのカーネーションをつけてダンパンに行ったが振られてブールーだ」という歌詞ですが サウンドが明るい。
気分がブルーのときはいつも 心の中で 繰り返して歌っている。
ピンクのカーネーションの季節が待ち遠しい。
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1月中Ⅱ

2006-01-16 08:38:25 | 時の花
「君がワン君に一番似ている 寒さに頑張る表情がいいね」と話しかけると、通りすがりの人に振り返られた。
お昼の餃子が臭ったのかな?それにしても此の頃の冷凍餃子は美味い。他には冷凍野菜も好い。これは地鶏と一緒に煮込むと美味しい。ヨーグルトに冷凍のブルーベリーと蜂蜜を入れるのも好きだ。
小学生の時、先生が「オレの夢は炬燵に入りながらアイスクリームを食べることだ」といっていたのを思い出す。「今は随分贅沢をさせてもらっている 先生 注意するよ」
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少子化Ⅱ

2006-01-15 17:09:23 | Weblog
 昨年、死者が107万人であった出生者を上回り、人口減少社会に入りました。戦後のベビーブーム時の出生数が270万人/年でしたから随分落ちました。このまま出生数が下がると、25年後の15歳から65歳までの生産年齢人口、所謂現役は8.5千万から7.5千万へと1千万人減り、2050年には3千万人減少するといいます。人口減の未来では経済が停滞し、東京以外は過疎地となり、国土が荒廃する。貯蓄が減り、生活水準は下がり、税金が上がる。受給年金は減り、医療介護費用が増える。社会の高齢化は進み、年毎に国民の負担は重くなるという。
 少子の原因をアンケート調査したところ ①子供にお金がかかる71% ②自由時間がなくなる46% ③仕事と子育の環境が整っていない40% ④肉体的に大変だから15% と子供未来財団は発表していました。自由時間がなくなる、環境が悪い、体がしんどい等の理由はいかにも現代っ子らしいもので分かりやすい。身近な話で、このアンケート結果を補足すると、子供をつくる・つくらないかの迷いは二子・三子目の時で、塾・予備校・大学などの高等教育にかかる費用を考えるという。他の理由もあるでしょうが、多くは、長子の教育や自分たちの生活レベルを下げてまでも「欲しくない」と結論を出すそうです。少子はお金の問題でも、高学歴費用と雇用不安にかかる問題ともいえるでしょう。脱線しますが「高リスク高リターン」が経済・投資界の法則と新聞に出ていました。雇用も経済活動であるのに、何故、パートの時給が一番低いのだろう?と思いました。雇用不安の高リスクは、パート→正社員→公務員の順であるのに、リターンたる時給は逆。「仕事の中味で時給が決まる」と言い切れる人は少ないだろうし、体のしんどさは特に現場のパートの方が上だ。そのうち変わるだろうか?変えて欲しい。少子化の原因である学歴社会は転職社会・雇用の流動化で、高等教育にかかる費用は税額控除で、雇用・昇給不安はトヨタ式日本経営の敷衍で解決できないだろうか?
 実績も力も劣るのに卒業校で、役員や上役の大学の後輩だという理由だけで、昇進昇格が甘くなるから、子供をこの、安楽な、ベルトコンベアーに乗せようと、親たちは学歴に高等教育にお金を使う。しかし、パソコンの普及効果から、今、多くの会社では中間管理職種が消え、役員と社員のフラットな組織に変わりつつあります。社内の多岐に亘るコミュニケーション上、生え抜きは中間管理職という活躍の場に欠かせませんでしたが、パソコンが変えました。会社は利益達成ノルマから、固定費・人件費の削減に、員数と管理職を減らし始めました。少人数の即戦力化は実力が売りの転職者を擁する組織となり始めています。パソコンの普及で必要な人材は学歴のある生え抜きから実力のある転職者へと変わりつつあるのです。高学歴への投資にリスクが出始めたといえませんか?大きな出費を伴う高学歴の選択は、後々、子供が自分で決めたらよいのです。人員削減を余儀なくされる公官庁も即戦力の転職者の採用で業務効率を上げざるを得なくなり、官民に米国並みの雇用の流動化がそのうちおこるのでしょう。敗者に復活の道を与えるという意味でも開かれた就業・転職社会は歓迎ですね。
 情報のデジタル化の進展とパソコンの使い方・利便性が広がり、この1、2年、パソコンが社会を変えています。中間管理職を減らすなどの他に、在宅商売、在宅勤務者を急増させるパソコンは、今後、ますます子作り・子育て支援に、想定外の役割も果たし、貢献するに違いないと思います。「風が吹けば桶屋が儲かる」以上の確率で「パソコンの普及で少子化対策となる」と思っています。ああ、新モデルのパソコンで、話題の、ネットで株の売買をやってみたい。「そうだ」学歴社会を変えている会社...リクルート会社、転職者を大募集する会社、パソコン製造販売会社の株を買うことは少子化対策の応援だ。どう転んでも、ミニ株購入と会社支援と結び付かないが、ミニ株といわなければ、女房はパソコン購入を納得するに違いない。パソコンの購入が少子化の対策に役立つという理屈付けをちゃんといえるだろうか心配だが、今晩早速話してみよう

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1月中Ⅰ

2006-01-13 08:16:48 | 時の花
花屋さん 
片隅にある値札すらない色あせたカラーに、函館のトラピスチヌ修道院を思い出しました。
清潔、清楚、規律、簡素、内省の世界に触れ、自分が恥ずかしくなったことを思い出しました。
値札がないのがわかりました。
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